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ヨーロッパ一人旅 Vol.1 〜イギリス入国〜
こんばんは。
今日は出国、トランジット、イギリス入国をしてから数日くらいまで書こうかなと思います。
成田空港からの出国
正直この部分は特筆することはないのですが、一つ言えば空港のワクワク感ってなんなんだろうな〜っていつも考えます。もちろん国内線でも気持ちは高揚しますが、国際線ターミナルのチェックインカウンターに入った瞬間、周りの見える景色や雰囲気がガラッと変わり、「これから旅が始まるんだ〜!」っていう期待と緊張の気持ちに急に変化させてくれます。
基本的にどの航空会社も事前にオンラインチェックインは可能ですが、手荷物タグを印刷したりするのが面倒なので、結局はチェックインカウンターで一緒にやってしまいます。今回もそうでした。
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出国審査を終えたあとに、こんな感じで自分がこれから乗る機材を見るといよいよだな〜とか考えを巡らせます。ちなみにカタール航空はワールドカップが終わってもしばらくはこんな感じでワールドカップ一色でした。実際、期間中に乗ってドーハで乗り換えしたらもっと楽しかっただろうし、何より世界中の人々が一同に集まってみんなで感動を共有しているところに立ち会えたんだろうなと想像してしまいました。
機内
みなさんは飛行機の中で何をしてますか?
自分は飛行機に限らず、夜行バスとか車の中でもあまり寝れないので、基本的にずっと映画を見てます。今回はマット・デイモン主演の「Bourne Ultimatum」を観ました。正直、カーチェイスシーンが激しすぎて落ち着きませんでしたが面白かったです。
あと機内食は一番の楽しみです。必ず写真を撮ってしまいます。なにかのブログで読んだのですが、「機内食が美味しいかどうかは関係なく、空の上で食事をするという非日常感が楽しい」とありました。本当にそのとおりで、あの人間味の無い食事を空の上で他人と隣り合わせで食べるという行為が本当に、非日常感が溢れていて好きです。味なんて基本的に妥協できます。ただカタール航空は噂にも聞いていた通り美味しかったです。
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トランジット 〜ドーハ国際空港〜
12時間くらい経って、ようやくカタールのドーハ国際空港に到着しました。3時間ほどのトランジットなので、あまり時間はありませんが、とりあえず有名な黄色の熊のオブジェを観て、飲み物を買って、ロンドン・ガトウィック空港行きのゲートまで歩きます。ここまで来ると、本当に人種は様々ですね。中東系、インド系の方々が当たり前ですが特に多かったです。この一歩も空港を出ずに感じる多様性は、何回経験しても慣れません。
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あと、ここで大きな変化に気が付きます。マスクの着用についてです。飛行機を降りて、乗り換えの手荷物検査が終わるとみんな、マスクを外し始めます。自分も外しましたが、どこかこう、落ち着かない感じがしてなりませんでした。この1ヶ月の間に体調を崩したらどうしようとか、でも海外だからいいかとか、色々考えてましたが、帰ってきて体調に変化はないので結果オーライです。マスクが必要か、不要かなどという話はここではしませんが、ヨーロッパでは本当につけている人が少なかったです。個人の判断に任せるくらいで丁度いいと思います。
イギリス入国、National Railのストで空港足止め
そしてやっとイギリス、ロンドンのガトウィック空港に到着しました。着陸する前、雲から機体が出て窓から外の田園風景が見えたとき、「あぁ、イギリスに来たんだな〜」とふと思いました。ちなみにドーハからロンドンまで隣の席にいたバングラデシュ人と少し会話をしましたが、とても親切な方で彼はサウサンプトンに行くそうです。以前、日本の政府開発援助のお仕事などを担当していたそうでいろいろ聞かせていただきました。旅で一番最初に出会った一人でした。
「いつかバングラデシュに来てくれ。私が住んでいるチッタゴンはとてもいい街で、海も近くとても気持ちがいい。あなたにも来てほしい。」と言われたので、いつか行きたいなあと、そう思いました。
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飛行機から降りて、入国審査を受ける際に気づいたことがあります。EU諸国とアメリカ、カナダ、韓国、日本とその他の国のレーンが分けられていました。これはどういう基準で分けられているのかは知りませんが、イギリスの入国審査はかなり色々聞かれると戦々恐々としていたので、少しホッとしました。
ついに入国完了です。ここでSIMカードを入れ替えて出発しようとしたところ、まず日本のAmazonで買ってきたThreeというイギリスの通信会社のSIMカードがうまく作動しません。どうしたことか、1時間半くらい格闘しましたが、結局使うことができず、泣く泣くeSIMのAiraloのサービスを使い、50GB100ドルのプランを購入しました。旅の準備段階で、初めはeSIMにしようと考えていましたが、データ通信オンリーのプランしかないため、現地の電話番号を入手することができません。そうすると、登録だったり配車だったりといろいろ不便が生じることも考えられます。そういう意味も込めて、現地のSIMカードを購入しましたが、このようなトラブルもあるので、eSIMは最終手段として用意しておくのが良いのかなと考えます。
そして次にガトウィック空港からGatwick ExpressというNational Railの特急でロンドン中心部のVictoria駅まで行こうと思い、鉄道駅まで行きました。そうするとこのような張り紙がされていました。
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そうです、このときちょうどNational Railの職員によるストライキが行われていました。私はそれについては事前に知っていましたが、もう終わったものだと勘違いをし、このことをあまり深くは考えていませんでした。よって、ここで足止めを喰らいます。まあそこから何人かに話を聞き、どうやらヒースロー空港までバスで行き、そこから地下鉄のピカデリーラインに乗って、中心部まで行くことができるそうです。ヨーロッパでは頻繁にこのようなストライキが行われます。それ自体、労働組合がしっかり機能しているという表れで社会的には悪いことではないのですが、そこに住む人々、また観光客にとってはこのようなものがあるとわけがわかりません。ですので、行く場合はまず最初の宿泊予定地までの経路をしっかり確認して行くことをおすすめします。ちなみにタクシーは高すぎて諦めました。
結局こういう事態を通して、最終的に自分の宿泊する予定のホステルに着いたのが午後6時でした。ちなみに飛行機が空港に到着したのがだいたい午後1時です。
Russel Squareのホステルに到着、街を散策
やっとの思いでホステルがあるロンドンのラッセルスクエア駅に到着しました。ピカデリーラインで乗り換え無しで行けた、そこだけは感謝です。ホステルにチェックインし、荷物を置こうと自分の部屋まで行きます。するとそこには12個のベッドが縦3段、横4列でズラーッと並んでいました。ホステル初経験だったので、かなり驚きました。パーソナルスペースはベッドの一角しか無いんだ、と。そして荷物を置いて、とりあえず街に出ます。
まず晩御飯を食べました。近くのThe Brunswick Shopping CentreというところにあったLeonというお店です。とりあえずなにか食べようと思ってレストランを探していたので、店の評価も特に気にしていませんでした。味は、微妙な感じです。特段、イギリスの飯はまずいだとかそんな話はあまり信じてはいませんが、結局行く店のチョイスによるのだと思います。自分にとってここでのご飯はお世辞にも美味しいとは言えませんでした。
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そしてご飯も食べ終わり、疲れた身体にムチを打ち、足を伸ばして憧れだったピカデリーサーカスまで行こうと思い、地下鉄に乗りました。ちなみにロンドンの地下鉄はVisaタッチ決済で改札を通過できます。これはめちゃくちゃ便利です。日本も早くこのようなサービスを導入してほしいなあと思いました。
ピカデリーサーカス駅の一つ前のレスタースクエア駅で降りて、大通りを歩いて行きました。電車を降りて地上に向かって駅を出たとき、今まで見たことがない雰囲気の街が目の前には広がっていました。感動です。ピカデリーサーカス方面まで歩行者天国になっているようで、時間帯も夜だったので人がたくさん歩いていました。家族連れ、友達同士、旅行客などなど。私は歩いている途中、OasisのDon't Look Back in Angerを聞いては、涙が出そうでした。これが私が憧れを抱いていたヨーロッパ、ロンドンなのだと。街の力強さと活力を感じながら、疲れた頭も冴え、気持ちが良かったです。
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この写真はその瞬間に撮りました。そしてこのまま歩いていき、有名な交差点に到着します。ニューヨークならタイムズスクエア、東京なら渋谷スクランブル交差点、ロンドンならピカデリーサーカス、だと感じます。
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なんというか、歴史ある建物が周りを囲む中、このLEDのビルボードが光を放つ光景ってなかなか異様です。ただ、このロンドンでは上手く調和していて非常に綺麗です。昔はここに日本企業の広告がたくさんあったそうですが、今ではサムスン、コカコーラ、ロエベなど日本企業は見る影もありません。なんだか悲しく、寂しい気持ちになります。
ここから周辺をぐるっと散策し、ホステルに戻りました。この日は疲れ切っていて、風呂にも入らず寝てしまいました。ここから一ヶ月、長いようで短いヨーロッパ一人旅が始まります。
ここまで読んでくださりありがとうございました。次はロンドン滞在中に行った場所などを書いていこうと思います。