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ヨーロッパ一人旅 Vol.4 〜イーストロンドン散策〜
こんにちは。
今日は前回からだいぶ日が空いてしまいましたが、ロンドン滞在4日目のイーストロンドンを散策した日のことについて書こうと思います。
イーストロンドンという場所
ウィキペディアによると、イーストロンドンは古くから移民や低所得者の集まる地域だったようです。その理由がとても興味深く、ドッグランズ周辺に低賃金の労働者向けの仕事が豊富にあったこと、大気汚染や水質汚染を引き起こす事業所が東部に点在しており住宅の家賃が安かったこと(これはロンドンの風向きや水の流れが西から東の方向であるため)、国王の宮殿が西部にあったことなどが原因にあるそうです。
最近はドッグランズの再開発により高層ビルが立ち並ぶエリアがあったり、ロンドンオリンピックのスタジアム建設なども重なり治安は改善されていっているそうですが、依然として貧困が渦巻くエリアです。
ロンドンのカルチャーを探る
この日はもともと何ヶ月か前からイギリスに留学している大学の友達と合流し、ロンドンを周ろうと考えていました。私達の共通点は同じ音楽が好きだというもので、せっかくだったらアンダーグラウンドカルチャーの本場、イーストロンドンを巡ろうということになり、ここへ赴きました。
上には書いていませんでしたが、イーストロンドンはイギリスのHiphopカルチャーの中心地でもあります。UK Grimeブームの立役者、Dizee Rascalや今のUK Hiphopシーンを引っ張るTion Wayne、他にもたくさんいます。ただここまで書いておいて何だよって感じですが、ロンドンのアンダーグラウンドカルチャーにあまり明るくありません。UK Hiphopは知っていますし聞きますが、どっちかというとマンチェスター出身のラッパーが好きなので、ロンドンに関してはStormzyが「『ここは世界で一番ホットな都市だぜ』って言ってたな〜」くらいの印象でした。
まずはじめにイーストロンドンのメインストリートに行くために、最寄り駅のリバプールストリート駅で降りました。そしてイーストロンドンの中心地へと向かいます。その道中、道には様々な露店が軒を連ね、壁面にはLil YachtyのLet's Start Hereのポスターが貼られていました。
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とにかく、圧倒されました。西と東で雰囲気が全く違うこのロンドンという都市への愛が更に深まりました。これほどまでに荒々しく、だけれども洗練されて尖っているストリートアートや、音楽、ダンス、それらすべてがこのロンドンのという都市の重要な一つのピースなのであると再認識しました。
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Rough Trade East
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そして自分たちは目的地の一つとしていたレコード屋のRough Trade Eastに来ました。少し路地裏に入ったところにあったので見つけにくかったですが、お店の前に来てみると音楽が大好きな人達がたくさんここのお店に入っていきました。
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ここのRough Tradeはもともとインディーズレーベルだったようで、オンラインで曲を聞くことが主流になり始めた90年代に時代に逆行するかのように、広々としたこのお店をオープンし、瞬く間に現地の、そして世界中の音楽ファンのヴェニューとして名が広まりました。
その後はイーストロンドンを離れ、友人がリーズに帰るためにVictria Coach Stationまで向かうので自分も一緒に着いていき解散しました。
あとがき
イーストロンドンは文化的側面が強い街でしたが、華麗なロンドンの西側の街と比べると、イギリスのカウンターカルチャーやアンダーグラウンドシーンを象徴するような文化を多く含んだ、興味深い街でした。
前回の記事から1年経ってようやく投稿することができました。相当怠惰です。あれからというもの、いろいろ自分の進路や考え方などが変わり、今一度このヨーロッパ旅行記を完結させる意義を感じたため、また書き始めた次第です。
1週間に2-3回ほど投稿できれば上出来くらいに考えています。
引き続きどうぞよろしくお願いします。ここまで読んでいただきありがとうございました。そしておやすみなさい。