子どもの余白時間
お子さんの余白時間、ありますか?
みなさんのご家庭では、
遊びの中に 余白時間 ありますか?
余白時間 とは、
子どもが自分のペースで過ごす時間。
この、のんびり子どもが過ごせる時間に、
大人が驚くほどの集中力を見せたり遊びが
盛り上がったりすることが多いのです。
それこそが
子ども主体な遊び、子ども主体な時間。
自分が興味のあるもので
誰からも干渉されることなく
遊びを創造しています。
子どもが内面から満足できる時間の確保は、
とても大切なことだ と、わたしは思います。
子どもの1日の流れ
1日の中で、15時間くらいは
睡眠、食事、入浴などで過ぎていきます。
残りの時間は9時間。
9時間も?9時間しか?
何をして過ごしていますか?
一緒に遊んだり、テレビを見たり、
お買い物に行ったり、お出かけに行ったり。
習い事をしているお子さんも
いるかもしれませんね。
大人のリズムに合わせて生活していると、
子どもの遊びは中断されたり、
のんびり過ごせる余白の時間が無くなったり。
大人と子どもでは、時間の流れ方が違うので
気付きにくいのだと思いますが、
お出かけ(買い出し等)に行くと、意外とすぐ
子どもの余白時間は削られてしまいます。
大人の1日の流れ
大人は、毎日ハードスケジュール。
朝から、ご飯を用意して、お皿を洗って、
洗濯物を回して、掃除機をかけて、
洗濯物を干して、部屋を片付けて、
お買い物に行って…もちろん、お仕事も。
とにかく何かに追われて
過ごすことが多いと思います。
やらなければならないこととの闘い。
児童書モモから学ぶ 時間の在り方
児童書のモモ(ミヒャエル・エンデ作)を
読んだことはありますか?
不思議な力を持つモモと、
時間泥棒の灰色の男たちのお話。
児童書とは思えない、深ーいお話。
現代の大人たちは、
完全に時間泥棒に支配されていて、
時間を奪われています。(受動的)
こうやって、画面を見ている時間も、
時間泥棒に支配されている…と
思うことがあります。
しかし、本来子どもたちは
時間を奪われていない存在。(主体的)
自分のワクワクすることを探して、挑戦して、
失敗して、成功する。
その中で、生活のおくり方や
友だちとの関わり方も知っていく。
ですが、お話の途中にも
電気で動くおもちゃたちに
時間を吸い取られていく子どもたちの描写が…
まるで現代の様子。
大人が良かれと思っている環境づくり故に、
自分で考えて遊べる子が少ないのです。
(おもちゃの講座でこちらはお話します。
気になる方固定記事を覗いてみてください♩)
だからこそ、自分で考えて遊ぶって
とっても素晴らしいことなのです。
それを生み出すのは、子どもの余白時間。
どういう風に過ごせばいいの?
子どもが主体的になれる時間、
子どもの意思が尊重される場面を
意識的に取り入れることが大切だと思います。
大人だって、”やること”(家事や仕事)に
追われてばかりだと疲弊しますし、
活力がなくなります。
ピチピチ動く魚には、きれいなお水を。
元気でいられる空間づくりを
しなければなりません。
自分で自由に過ごせる場所。
尊重される場所。
そんな場所が、時間が、
少しでも子どもの中に
流れていたら良いな〜と思います。
そうは言っても、
家でどうやって遊んで良いかわからない。
どうやって環境を整えたら良いかわからない。
-iki-のおはなし会では、そんな質問に、
1人ひとりの環境、状況に合わせて
一緒に考えていきます。
育児書どおりになる育児なんてないのです。
自分たちが心地よく過ごせるように、
いろいろなアイディアをご提案します。
子どもの余白時間 を少し気にかけつつも、
大人も。自分を労る時間を…
時間を大切にすることは大事ですが
その時間を
どんなふうに使うか、使いたいか、は
大人も子どもも自分で意思を持って
決めたいところです。
今日も世の中のママさんパパさん、
お疲れ様です^^
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