Football Manager 若手育成のすゝめ 後編
若手の育成について、自分なりのノウハウを書きます。
文章量が多くなったので、前後編での公開です。
後編では、具体的な育成の方法について解説します。
0.本文中での呼称について
リーグなどによって呼び方が異なるものなどについて、本文中では以下の様に記載します。
リザーブチーム
イングランドのU21やスペインのBチームの様に、トップチームの一つ下のカテゴリのチーム
アンダーチーム
U18やU19などの、ユース上がりの選手が所属するチーム
アクティブなリーグ
ゲーム開始時やリーグの追加/削除でプレイ可能に設定しているリーグ
1.若手選手の所属チーム
将来有望な選手については、リザーブチームやアンダーチームではなく、トップチームに所属させた方が、育成面においてはメリットが大きいです。
理由は下記の通りです。
トップチームに所属させることで、リザーブチームやアンダーチームよりも優秀なコーチのもとでトレーニングできる
特にスペインやドイツの様に、リザーブチームが別チーム扱いのリーグでは、恩恵が大きい
トップチームの選手から指導を受けて、性格改善が期待できる
トップチームに所属していても、リザーブチームやアンダーチームに出場させることは可能なので、試合経験を積むことができる
スペインやドイツはリザーブチームが下位のディビジョンに所属しているので、下位のディビジョンもアクティブなリーグにしておく必要がある
ただし、デフォルトだとスペインやドイツは3部リーグまでしか収録されていないので、このようなMODで追加する必要がある
デメリットとしては、若手をトップチームに所属させたことで、トップチームの人数が増えた結果、前編のコーチについて触れた箇所で書いたように、コーチの負荷が大きくなってトレーニング効率が落ちてしまうことがありますが、複数のトレーニングのサブ担当になるコーチを雇用することで解決できます。
2.若手選手のトレーニング
全体トレーニングについては、若手だからといって特に意識するポイントはない
個別トレーニングのポジショントレーニングについては、トレーニングメソッドでは「ポジショントレーニングは、その選手をメインの戦術で起用するポジション・役割」と記載したが、若手選手に関しては、重要な能力の多いポジション・役割(コンプリートFWやローミングPMなど)がオススメ
重要な能力の多いポジション・役割の方が、CAの成長が速いらしい
個別トレーニングの追加トレーニングについては、基本的には弱点を補うものでOK
3.若手選手への指導
指導に関しては、トレーニングメソッドで記載した通り、影響力のある指導役+指導で性格を変えたい若手で、トレーニングユニットやソーシャルグループを意識して指導グループを組むことが基本です。
そのうえで、注意することとしては以下の点があります。
当たり前だが、指導役の方が若手よりプロ意識・勝利意欲・野心が高くないと指導は逆効果
指導グループを組んだ後、若手選手にとって指導グループが適切なのかは、選手個人画面の成長 → アドバイスから確認ができる
アドバイスで指導グループを移動させた方がよい、と出ていたら、それに従った方が、指導による性格変化の影響が大きくなる
ただし、アドバイスは指導による影響の大きさのみを考慮していて、指導役と若手のプロ意識・勝利意欲・野心は考慮していないため、逆効果になる場合もあるので、その時は無視してOK
指導によって性格改善はできるものの、効果が出るかどうかはランダムなうえに、効果があった場合でも変化は微量なので、期待しすぎないこと
1年間でプロ意識・勝利意欲・野心のどれかが1上がれば運が良い方
逆に言えば、如何に若手の初期の性格が重要かということ
4.若手選手のレンタル移籍について
若手選手の育成手段の一つとして、レンタル移籍に出して試合経験を積ませるというのは、メジャーな方法です。
レンタル移籍に出すうえでの注意事項は以下の通りです。
選手の成長速度としては、自クラブのトップチームでレギュラー > 自クラブでトップチームで控え > レンタル先でレギュラー、といった順になるので、トップチームで控えとして起用できる場合にはレンタルに出す必要はない
基本的には、20歳くらいまではトレーニング+リザーブチームでの試合経験で十分に成長するので、無理にレンタルに出す必要はない
ただし、既に現在能力が☆2.5以上あるのに、編成上の都合でトップチームで起用できない場合は、レンタルに出した方が成長が速いケースもある
レンタル先の条件としては、①出場機会が「レギュラースタメン」以上、②アクティブなリーグのクラブ、③自クラブの一つ下のディビジョンかそれよりもリーグランクの高いリーグのクラブ、の3つを満たしていること
①については、そもそも試合経験を積ませることが目的なので、控え待遇で出すのは逆効果でしかない
②については、アクティブではないリーグの場合、試合が簡易シミュレーションになるためか成長が遅いため(一時期、バグでアクティブではないリーグの方が成長が速いことがあったが、パッチで修正された)
③については、試合経験での成長はリーグランクに依存するため、できるだけリーグランクの高いクラブに出したい
レンタル移籍に出すと、その期間はクラブ内育成選手の取得期間の対象にならない点は注意
そのため、18歳で獲得した選手の場合、3シーズン以内にレンタル移籍に出すとクラブ内育成選手にならない
同じ国のクラブにレンタルに出すことで、国内育成選手の取得期間の対象にはなる
既にクラブ内に十分にクラブ内育成選手がいる場合はあまり気にしなくても良い
レンタル先では、基本的に自クラブよりもトレーニングの効果が落ちる
自クラブ以外のCPUが操作しているクラブは、コーチをあまり雇わない傾向があるため、コーチの質・量が自クラブよりも劣ることが多いため
この面でも、レギュラーとして試合経験が積めない場合は、レンタルに出すことは逆効果であることが分かる
5.若手選手を見切るタイミング
育成した若手選手が全て育成に成功して、チームの主力となればハッピーですが、実際にはそう上手くいきません。
そのため、いつかは若手選手に見切りをつけて、放出する必要があります。
ここでは、若手選手に見切りをつけるタイミングと、見切る際のポイントを説明します。
若手選手に見切りをつけるタイミングは以下の通りです。
22歳くらいになってもトップチームで起用できるほどに成長しなかった場合
22歳で現在能力が☆2以下の場合、シンプルに育成失敗なので、見切りをつけて良い
潜在能力評価が落ちた場合
育成開始時点で潜在能力評価が☆5あった場合でも、様々な要因で潜在能力評価が落ちることがある
潜在能力評価は自クラブの戦力に対する相対評価なので、自クラブが強くなった場合、潜在能力評価は落ちる
潜在能力判定が高いスタッフにコーチレポートを作成させていても、10代の選手の場合は潜在能力評価のぶれが大きいため、選手が年齢を重ねて潜在能力評価の精度が上がった結果、実は潜在能力が低かった、というケースは多々ある
潜在能力評価が☆4あれば現在のトップチームでレギュラーになれるポテンシャルがあるので育成しても良いが、それより低い場合には育成する価値はあまりない
プロ意識が低く、指導などで改善しない場合
最低でも「追加トレーニングが多いことに不満」を持たない程度にはプロ意識が高くないと成長に期待できない
20歳くらいまで様子を見ても改善しない場合、貴重な成長期をプロ意識が低いことによる低成長で過ごすことになるので、結果的に育成失敗となる可能性が高い
また、プロ意識が低い選手が長期間在籍して影響力が上がった場合、クラブ内の他の若手に悪影響を与えるため、早めに放出する必要がある
見切りをつけた選手を放出する際のポイントは以下の通りです。
当然だが、できるだけ、契約満了で放出するのではなく、他クラブに移籍させて移籍金を得たい
トップチームで起用していなかった選手は評価額や他クラブからの人気が低いので、ずっとリザーブチームでプレイしていた選手を放出する場合、1年間レンタルに出してトップチームでプレイさせてからの方が、移籍金を得やすい
以上、自分なりの若手育成方法を記載しました。
皆様の監督生活の一助になれば、幸いです。