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Football Manager 普段使いの戦術
Football Manager(以下「FM」)って、色々と戦術を試行錯誤するのが楽しいゲームなのですが、長いことプレイしていると、段々と自分の中で基本となる「とりあえずコレで」というような、普段使いの戦術ができてくるものです。
そんなわけで、今回は、私がここ5年くらい使っている普段使いの戦術を紹介します。
この戦術、そこそこ強いですが、プリセットのゲーゲンプレスよりは弱いんじゃないかなと思います。
その分、ゲーゲンプレスよりスタミナ消費や故障リスクは低めなので、その辺は好みの問題です。
1.システム
結論から言うと、この戦術に決まったシステムはないです。
指揮するクラブの選手層に応じて、オーソドックスなシステムを採用します。
多いのは、4-1-2-3 DM Wideや、4-2-3-1 DM Wide、その変化形の4-1-1-3-1 DM Wideあたりですが、3-5-2 DMも使ったりします。
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ある程度ピッチ全体をバランスよくカバーできて、サイドからも中央からも攻撃できるシステムなら、だいたい機能します。
ただ、後述する戦術指示のところで触れますが、ややポゼッション寄りの戦術なので、中盤の人数が少ない4-4-2のようなシステムは向いていません。
2.選手の役割・個別指示
戦術構築メモでも書いた通り、バランス良く選手の役割は決めています。
前線は、得点源・チャンスメーカー・得点もチャンスメイクもできる選手、の3種類をバランス良く配置
中盤は、1名は守備的な役割(たいていの場合、守備タスクのディープラインイグPM)、残りは攻撃時には前に出る役割(ボックストゥボックスMFやメッツァーラ・セクンドボランチ)に
守備は、DF(C)は守備タスクのボールプレイングDF、DF(R)・DF(L)はサポートタスクのサイドバックかウィングバック
3バックでWB(R)・WB(L)を採用している場合、WB(R)・WB(L)はサポートタスクのコンプリートウィングバック
個別指示は、DF(C)のプレスを控えめにするだけで、後はデフォルトのままのことが多いです。
3.チーム全体のメンタリティーと指示
チーム全体のメンタリティーは「積極的」をメインに、第二戦術・第三戦術で「バランス」「攻撃的」をセットしています。
これは、ここ数年のFMのマッチエンジンが、引いて守るよりもアグレッシブに攻める方が強い、という傾向のため「守備的」などの消極的なメンタリティーだと結果を残しづらいためです。
で、戦術の肝である、チーム全体の指示は以下のようになっています。
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この指示に行き着いた理由ですが、ここ数年のマッチエンジンの以下のような傾向によるものです。
ロングパスよりもショートパスの方が強い
リズムを下げると、ボール支配率は上がるが得点力は下がるので、スタンダードか早めにする
大正義カウンタープレス&そこからのショートカウンター
高めのラインと強めのプレスの方が、守備は安定する
この傾向を踏まえたうえで、長丁場のリーグ戦を考慮して、以下の点を工夫しています。
プレスとディフェンスラインは、激しい消耗を避けるために、最高から一段下に設定
ある程度のボール支配率は欲しいのと、スタミナ消費を抑えるために、リズムはデフォルトに設定
この2点の設定によって、スタミナ消費を抑えることができ、試合終盤でもばててしまう選手を減らすことができ、また、過密日程においても選手のコンディションが落ちすぎないようにすることができます。
上記以外の指示は私の好みと、作品ごとのマッチエンジンによって微調整しますが、ファイナルサードで指定している4つの指示は、ほぼ毎年固定です。
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ロングシュートやアーリークロスは成功率が低いので「つないでエリア内に入れ」を指定しています。
「セットプレイ狙い」「ドリブルで仕掛けろ」「もっと気持ちを出せ」の3つは、リスクを冒してのドリブル突破や積極的な縦パスを仕掛ける方が、ボールロストのリスクよりも、成功した時のリターンが大きいという判断です。
もちろん、ファイナルサードでボールロストしたとしても、カウンタープレスである程度フォローができるという目論見もあります。
それ以外ですと「後ろから組み立てろ」の指示は、アウェイの場合は外すことが多いです。
アウェイゲームはホームゲームに比べて、選手のミスが増えやすいので、ミスしてボールロストすると危険なディフェンスラインでのボール回しを減らすようにしています。
4.実践例
そんな感じで実際に、フランスLigue 1のToulouseで組んでみた戦術がこちらです。
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で、1シーズン目の結果がこちら。
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PSGが強すぎるので優勝こそできなかったものの、予想順位10位のチームで2位になれる程度には成績が残せました。
5.まとめ
そんなわけで、私が「とりあえずコレで」使っている戦術を紹介いたしました。
こちらの戦術を参考にする・しないは皆様にお任せしますが、チーム全体の指示のところに書いた、マッチエンジンの傾向は意識すると、良い感じの戦術が作れるかと思います。