見出し画像

「雇用調整助成金不正受給」「労働裁判」「妻のがん治療」50代男の誰も得しない話!【28】

会社側社長宛に残業代未払いの
通知書を発送して約1か月。

就業規則・給与規則・協定書・出勤簿等々…
2週間目途に資料提供をこちらの弁護士が
依頼していたが返答無し。

個人的に社長に呼ばれ
この件に関して話すことはなくなった。
弁護士側から抗議が入ったためである。

こちらが心配していたことがもう一つあった。

スズメの涙ほどだが退職金が
正当に支払われるかだ。
裁判などを起こしたから
心配しているのはもちろんだが
従業員は血縁でも何でもない赤の他人。

社長からすれば円満退職であろうが
従業員にお金を使うことは大嫌いである。
だから退職する人たちは理由が何であれ
退職金が支払われるか心配をする。

有給休暇の取得に対しても文句を言う。
会社に来てない奴にお金を払うことが
許せないらしい。
会議などの中でも何度も聞かされており
有給の申請すらも億劫になっていた。

もちろん人員不足で
有給なんか使えない部署もあった。  
(愚痴ばかりでごめんなさい)

雇用調整助成金の不正受給も平気で
強要することも今となれば想定内でしかない。

有給期間中も別に自分から
聞いて回ったわけではないが
雇用調整助成金の不正受給額が
億単位であると労働局から言われていたらしい。

有給期間中で自分たちの裁判があるので
不正受給のことは殆ど考えていなかったが
色々と話が入ってくる真実はわからないが…


3月の後半になり
ようやく会社側から委任を受けた代理人から
「受任通知」が届いた。
しかし、資料の提供はなく会社の総務担当から
もう少し時間が欲しいとの連絡があった。

自分の部下たちも多少の前後はあるが
順番に退職届を提出。

つい最近まで
一緒に頑張ってきた人達もいなくなり
すっかり知らない部署となっていった。

着手金約60万の支払いも済ませた。

厳しいのかもしれないが
負けるわけにはいかなくなった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?