ガソリン税の二重課税のカラクリを暴く。
ガソリン高いですよね。静岡市の安い店だと163円/Lくらいですが高い店だと170円台です。まして山梨県や長野県、岐阜県は高いので旅行でいった高速の帰りはエンジンブレーキで走ります。
なぜ、ガソリンが高いかのしくみを解説する動画です
ガソリン1Lの代金の約46%が税金なんです。その仕組みをお話しします。
■歴史的経緯
ガソリン税の歴史的経緯から説明します
重要なのは1976年です。道路整備を目的に暫定税率25.1円/Lが加算されました。これが問題。
1 暫定税率は本来「一次的」なのに50年近く続いている税金
2 課税の元となる「道路特定財源制度」が廃止になっているのに、税金をとるのをやめない。
3 暫定税率をやめるとガソリンが25.1円/L安くなる
つまり、「国民が忘れているから取りつづける」というのが理由。こういう、悪いとわかっていて放置することを「不作為」といいます。
俗にいう「トリガー条項」とは、ガソリン価格が160円/Lを三カ月連続したらこの暫定税率をとらないようにしようというのが、トリガー条項です。
■ガソリン価格の仕組み
この図はガソリンの本体が98円/Lの場合の価格決定の仕組みです。薄緑のところがいま話題の暫定税率(とりすぎ=二重課税)分です。
■消費税との二重課税問題。
私としてこちらの方が関心が高かった。
結論:二重課税にあたらない。
ガソリン税→本来、ENEOS等メーカが支払い、消費者に価格転嫁
消費税→私たち消費者が支払う
つまり支払う人が違うため二重課税にあたらない。