
氷点下8度、しぶんぎ座流星群を撮影してきました。
1月4日は三大流星群の「しぶんぎ座流星群」の極大日です。この流星群は年始の1月4日に集中的に降る流星群です。
しぶんぎ座流星群の解説動画です。
■三大流星群とは
流星群は彗星などの天体が太陽に近づき、氷が溶かされて石などをおいてゆく。それが地球の公転軌道上に残り、地球の引力に吸い寄せられて落下、燃焼するものです。
でも、流星にはなかなか出会えないので三大流星群のときに天体に興味を持ったカメラマンたちが活動します。まずは三大流星群のご紹介。
〇ペルセウス座流星群:8月12日、13日~15日くらいがピーク
お盆のころカシオペア座と一緒に動く。南の空をいれれば天の川と一緒にとれます。
〇ふたご座流星群:12月13日~15日くらいがピーク
この流星群はオリオン座の上部にあるふたご座あたりから降ってきます。だからオリオン座を見つければ撮影できるかも。
〇しぶんぎ座流星群:1月4日限定、この流星群は短期集中であるため撮影が難しい。しかも、撮影のピークは午前3時~5時までくらいです。なぜかというと図のように北斗七星のひしゃくの下についてくるから。

北斗七星が左の図のように天頂にくるのが午前3時頃。この前後から撮影の勝負。その前は寒い中夜半から粘っていても、殆ど降りません。
■カメラのセッティング
今年は、ミラーレスカメラNikon Z6IIを購入、一眼レフNikon D810と併用していました。レンズはフルサイズ換算で24mm~35mmの広角レンズが良いと思います。開放絞り値f2.8より明るいレンズを推奨します。
ISO感度は3200くらいで、シャッターは10秒。F値は4くらいが良いと思います。あまり、低感度あるいは深い絞りにすると流星の微弱な光がとらえきれません。
三脚、レリーズは必須。カメラを連射モードにしてレリーズロックして2時間程度撮りっぱなし。
■水ヶ塚駐車場で撮影
本当は光害のない展望台で撮りたかったが高齢者が同行したので、あまり歩かない駐車場から。標高1450mで気温が氷点下8度でした。

同行者はセッティングを間違えたようで、なにも写っていなかったといいますが、自分は5個位撮れた。
ただピークに富士山に雲が来て残念でした。