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秋田市役所に「熊を殺すな」と批判殺到問題。=熊、写真あり=

秋田市役所に「熊を殺処分するな」と非難の声が殺到しているそうです。この問題について考えます。
解説動画をどうぞ。

まず、自分の立場を明らかにしておくと、ネーチャ写真を主とするアマチュア写真家です。熊の撮影経験も数度あります。
その立場で、冷静に議論したいと思います。

自然と人間とのバランスが重要

まずいいたいのが「自然と人間とのバランスが重要」ということ、
「自然に人間が手を加えるとまずい」というのは間違っていて、例として「里山」。畑や稲がある田園地帯。この場所はカエルやトンボ、ドジョウなどの水生生物の住処になっているし。スズメやサギなどの野鳥もいる。スズメは人間のいる場所にしか住めないし、サギも農作業でバッタなどが飛び出すのを狙っている。つまり、人と野生の共存の緩衝地帯なのです。

そのバランスが崩れたことがこの問題の原因にあると考えます。

本論に入ります

熊の能力

犬は麻薬犬などに使われるように嗅覚が優れている動物ですが、犬の7倍~8倍の嗅覚を熊は持つ。しかも、走るのも早い。時速48km/hだそうです。
ただ弱点があって、木酢液が苦手なのだそうです。熊鈴より効果がありそうです。
熊猟師のセミナーを受けた経験
若いころに北海道で、ヒグマ猟師のセミナーを受講しました。

熊猟師のセミナーを受けた経験

ムササビのようにバギーカーからバギーカーへ飛びながら人を攻撃するという話に衝撃を受けました。

ツキノワグマも人間なみ、ヒグマは2m越え

里山の衰退。狩猟制限により熊は30年まえの2倍に増えている

熊の増加

熊の保護と駆除の歴史です。

春クマ猟をやめたことが直接的原因

春クマ猟をやめたことが直接的原因です。
この結果、農作物、人身被害が級数的に増えています。

人的災害は猟師

特に人身被害の37%が猟師なんです。
猟師がいかに危険な職業かわかるこでしょう。
それでも熊を撃つなという方は三毛別熊事件を調べてみてください。

三毛別熊事件

女性ばかりを食べる熊。妊婦を生きたまま食べたヒグマ事件。しっかり自然の脅威を理解したうえで共存を図るべきです。

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