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ファクハクトーク「清水瓦の話しを聞いてくれ!」を開催しました。

 本日は短報となりますが、とても素敵なイベントを開催できたことをご報告します。
 9月30日、静岡市コクリエーションスペースにて、長澤瓦商店さん3世代と内田(輿)瓦店の内田さんの4人が登壇。実は旧清水市の巴川ともえがわ流域は、日本を代表する瓦の産地だったそう。ところが様々な要因で"清水瓦"の製造は数十年前に途切れてしまったのです。
 その清水瓦を復興させたい!とチャレンジする若き鬼師・長澤玲奈さんが、「清水瓦の時代を知るじいじたちの話しをみんなに聞いてほしい!」と言ってくださったのがきっかけで、こちらのイベントの開催に繋がりました。

つい数か月前にママになった玲奈さん。変わらずパワフル&キュートな笑顔で瓦のことをわかりやすく魅力的に語ってくれるもんで、出会った人みんなが瓦ファンになってしまいます。

 少人数でも気軽に質問できていいね~、と言いながらは大々的な告知はせずに集客をしていたのですが、気づけば30人を超える参加登録。当日、ふたを開ければ会場参加30人、オンラインでも10人弱と40人が注目するセミナーとなりました。ワクワクと集まった観客の期待をゆうに超えるおもしろいお話しがいくつも飛び出して、「清水にこんな歴史があったんかーーーーー」と全員大感動でありました。

昔の巴川の写真を見ながら、当時を知る長澤会長と内田社長が、いかにして瓦をつくって暮らしていたかを語ってくれました。

 有度うど山の赤土と、田んぼの底の黒い土(黒ぼく)をいい塩梅で混ぜてつくった粘土を原材料とすることで、独特のツヤが生まれた清水瓦。ところが土の採取が制限されたり、巴川豪雨で設備が流されたこと、製造工程の変化などが重なり、ふっつりと途絶えてしまったのです…

 ぜひ登壇者の方々の肉声を聞いてほしいので、清水瓦が気になる方は、こちらの動画をご覧ください。だいたい一時間半のトークとなっております。

 清水瓦についてもっと知りたければ、ぜひファクハク当日に長澤瓦商店さんをご訪問ください。新しくできた窯(そう、まさに清水で瓦を再び焼き始めたのです!)も見せてもらえるかも?


トーク終了後、色々聞きたいことがたくさんあって、長澤さんに質問しまくる参加者の方々。


 清水瓦だけでなく、他の静岡の産業にもすべてルーツがあります。それをたどっていくのもとっても面白いですよ!!





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