静岡デザイン専門学校と町工場でグッズ制作を目指します!|シズデ×ファクハク2024 vol.4
こんにちは、静岡デザイン専門学校略して「シズデ」プロダクト科3年生です。私たちは去年に引き続き、静岡のモノづくりの技術を学びながら、ファクハクを盛り上げるための授業として、「ファクハクグッズの製作」プロジェクトを行っています!
最終プレゼンをおこないました。
こんにちは。シズデ講師です。
早いもので、もう来週はファクハク本番です。前回の記事から少し開いてしまいましたが、4月から進めてきたこのプロジェクトも、先日10月2日に最終プレゼンを行いました。学生たちはこれまで、試作品を元に商品のブラッシュアップのための打ち合わせを各企業様と行い、授業ではファクハクでこのグッズを売るためのストーリーやPOPキャッチコピーなどを考えてきました。最終プレゼンでは、改めて企業の皆様をお呼びして、グッズのターゲット、コンセプト、POPやパッケージのデザインを見ていただきました。
今回も各チームからの報告をお読みください。
「アオイネオンチーム」
こんにちは!チームアオイネオンです!
先日、ついに最終プレゼンを迎えました。
今まで話し合ってきたことを振り返りつつ、どのような商品が生まれたのか、ご紹介いたします。
私たちのチームは最終プレゼンの直前にコンセプトをがらりと変えました。
ターゲットはものづくりに興味がある学生、ネオンが好きな人で、当初は「ネオンのイメージが強かった学生に、看板(サイン)についても知ってもらうため、看板を身近に感じさせる役割を担う」というコンセプトのもとアイデア出しを行っていましたが、看板を身近に感じさせるグッズがなかなか思いつかず大変苦戦しました。
話し合いを進めるうち、看板にこだわるのではなく、アオイネオンさんらしさを出した方がいいという意見に辿り着き、「ネオンに興味のある学生に、アオイネオンの様々な技術について知ってもらうために、興味を持つきっかけになる役割を担う」というコンセプトに変更いたしました。
商品アイデア出しをしているうちに企業オリジナルキャラクターを作ってしまおうという新しい切り口での案が出ました。アオイネオンさんではアクリルが使われているため、また、キャラクターグッズといえばアクスタ!ということで、オリジナルキャラクターのアクリルスタンドやアクリルキーホルダーを作ることになりました。
さらに、アオイネオンさんらしさを活かした、本物のネオン管でつくられたマドラーも生まれました。職人さん手作りの世界に一つだけのマドラーなので、見学に来た記念になること間違いなしのグッズです。
パッケージ案やポップ案なども提案いたしました。 まだ、オリジナルキャラクターの名前は正式には決定していませんが、キャラクターにぴったりなポップで可愛らしい名前をつけようと思います! ぜひ、私たちが考案したグッズを買いに来てください! 以上アオイネオンチームでした!
「エクタスチーム」
チームエクタスです。
今回の授業では、各企業の方々を交えたプレゼンテーションを行いました。
私たちのチームは、ファクハクを共に楽しむマスコットキャラクター「ファクハくん」のボトルキャップフィギュアの企画を発表し、実際に作成したフィギュアやグッズを用いてその詳細を説明しました。
これまでにまとめてきたターゲットやコンセプト、キャッチコピーに加え、ストーリー、商品リーフレット、パッケージデザイン、什器イメージ、販売方法等を発表しました。
中でも重要な販売方法について、エクタスのブースでは、全5種のファクハくんフィギュアを中身の見えない袋に梱包し、何が出るかわからないランダム販売を行います。
前田工業、アオイネオン、ナガハシ印刷各社にも販売スペースを設けてもらい、各社とコラボしているファクハくんとノーマルのファクハくんを通常販売することになりました。
今後はファクハク当日に向けて各社の方々に企画の確認や細かな修正を行い、よりファクハクや、モノづくりの魅力が伝わるように努力していきますのでよろしくお願いします。
「ナガハシ印刷チーム」
こんにちは(*^_^*)
チームナガハシ印刷です!
ついに最終プレゼンが終わりました!
これまでに出たグッズの案やターゲットとコンセプト、商品の概要などを発表しました。
私たちは、
「子供時代を思い出してつくる、世界に一つだけのメッセージカード」
というコンセプトでオリジナル一言メッセージカード「でぃあくれーぷ」を制作しました!
ナガハシ印刷さんの特徴を生かし、手に取りやすく親しみやすい商品に仕上がりました。また、ファクハクグッズならではの、自分で手を動かしてデコレーションする楽しさも取り入れた商品になっています!
ファクハクの商品開発は終わりましたがサンキャッチャーの開発も進めているので乞うご期待(^-^)/ (※商品化は未定)
ファクハクに参加された際にはぜひ手に取ってご覧下さい!
「前田工業チーム」
企業の方々をお呼びした授業から約2ヶ月が経ちました。
私たち学生は、商品を売る際の軸となるコンセプトストーリーを考え、そこからポップやパッケージなどのデザインを考えていきました。
そこで決まったコンセプトが、「大人も“好き”を楽しみたい!」。私たちのグループでは『推し活』というワードを中心に商品を考えており、大人の女性向けに革の高級感を活かした推し活グッズとして販売するのですが、“推し活”という言葉では限定的過ぎてしまう、と考えました。
そこで敢えて「“好き”を楽しむ」という表現をすることで、「色が好き」「形が好き」という方にも手に取って貰いやすくなると思い、この表現を選びました。
ポップやパッケージも、可愛らしいだけのデザインでは革そのものの高級感や色味が活かせないのでは、と思い、くすみカラーを使用した温かみのある色と柔らかいデザインを目指しました。装飾には縫い目をイメージした点線を用いています。
そして、10/2に行われた最終プレゼンでは、各グループの企業の方々を前に、これまで考えてきた商品の概要やポップなどを発表しました。 私たちの集大成として、伝わるプレゼンに出来るよう全力を尽くせたと思います。
これで産学連携の授業は終わってしまいましたが、ファクハク当日まで、私たちは前田工業の方々と共にファクハク当日の販売に向けて取り組みを続けていきます。
私たちの思いと前田工業さんのこだわりを詰め込んだ限定グッズは当日前田工業さんにて販売されます。 お越しの際にはぜひ私たちの商品を手に取ってみてください!
以上です。
各チームとも企業の良さを活かしながら、学生ならではの視点で商品開発ができたと思います。プレゼンも説得力があって、しっかりとこの商品に込められた想いを説明できており、講師としてはとても嬉しかったです。
お忙しい企業チームのみなさまにもきっちり授業に参加していただくという、無茶振りな授業でしたが、その分各チームともコミュニケーションがしっかり取れて、お互いの想いを汲みあいながら協業という形が取れたと思います。各チームとも少し調整は残っていますが、本番では魅力あるグッズをご覧いただけると思います。ただし、限定販売ですからね。お早めにご購入ください!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
前回までの取り組みや、去年のシズデさんとのコラボ授業の取り組みは、こちらのマガジンから読めます!