旅のスタイルを変えてみたら見えてきたこと
娘が修学旅行に行っている間、私と夫も修学旅行と称して淡路島に行ってきました。
淡路島は関西から気軽に行けるところですが、行ったのは初めてでした。
初めてだったのは目的地だけじゃなく、旅のスタイル、そもそも旅に出るタイミングなどいろいろとあり、私としては旅そのものの楽しさと合わせて、学びと発見がたくさんあったので記録したいと思います。
※旅に出たい
娘の修学旅行の旅程を見ていたら楽しそうで、いいなあ、私も行きたいなあ、と思いました。「行けばいいよ!私も行ってたよ!」という声をもらい、いいなあと思いましたが、夫も私も仕事があるし、今はコロナで出勤人数も制限されている中、わがままで遊びに行くのもなあ…っと思い、諦めていました。学校からも「体調が悪くなったら迎えに来てもらいます」と言われていたので、待機しておくべきかなあ…なんて思っていました。
※やっぱり行こう!行ける!
無理だろうな~と思いつつ、夫に「行こうよ~」と行ってみたら、あっさり「分かった、有給取るよ」と行ってくれたので、俄然現実味が出てきました。私も急いで会社で調整してみたら、こちらもあっさり調整できました。行先は気楽に行ける楽しそうなところ、ってことで淡路島に決定。ホテルも予約して、あとは当日を待つのみ。
※予定はたてないという予定
出発まで何度か本屋さんなどで淡路島のガイドブックを手に取りましたが、なんとなくまじめに見る気がせず、パラパラと見ただけで「まあ、いいか~適当で行こう」という事になりました。普段の私なら情報を集め、スケジュールをがっちり組んで動くのに、なぜかそんな気分になりませんでした。目的地が目的なんじゃなくて、その過程、ドライブが目的なんだとなんとなく思っていたのかもしれません。ただ、北淡震災記念館には行きたい、とだけ決めました。
※実際行ってみた
娘を修学旅行に送り出してから、おもむろに荷造りをして、ふんわりと出発。あまり高速道路を使わずに、時間と気分で走りました。
平日なので道路は空いているかと思いきや意外と混んでいて、まあ、自家用車か営業車か、という違いがあるだけだなという印象。京都から垂水まであわよくば下道でと思っていたものの、思いのほか時間がかかったので三田あたりで高速に。
淡路島にはあっという間に到着。昼過ぎについて、そこからランチの場所を探します。こういうのも私としては初めてのことでした。そしてこういうスタンスは旅全体を通して続くのでした。
※予定のない旅をして分かったこと
気分次第、楽しそうだなと思う方向へ、予定も立てずに行ってみてわかったこと。それは「失敗がない」ということ。
予定を立てて、その通りに行かないと「失敗」になりますが、そもそも予定がないのだから失敗のしようがないわけです。適当にググって行ってみたお寿司屋さんが、「孤独のグルメ」の井之頭五郎しか入れないような上級者風の店だったり、平日なら行けるだろうと思っていった人気店が定休日だったり、思いがけず荒天で、洲本城でびしょぬれになったり海沿いの道で大波をかぶったりとまあ、もしかしたら不機嫌になってしまいそうな出来事も、全部「面白いアクシデント」としか思えず、私たちは二人でげらげら笑っていました。予定がないとすべてが面白くなるのか、と感動さえしました。なんとなく入ったランチの場所が、ちょっと前にニュースで見た「パソナグループ」の本社機能が移転してきた施設だったりして「おお!」と盛り上がったりもしました(笑)起こりうる大抵のことにマイナス面がないんですね。
※これを普段の生活に当てはめると
要は「こうあるべき」と枠を決めないでおくということ。「無理だ」「出来ない」という枠も作らないでおくこと。目の前のことを面白がること。面白そうだと思う方を選んでいくこと。人生も予定を決めず、思考の枠を外しておけば、すべて楽しい日々になるのではないかと思いました。ただ、人生は突然終わることがあるので、そこだけは気を付けないといけませんけどね(笑)
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