春になると
子供の頃自転車のかごにノートと色鉛筆を入れて
春探しへ出かけたことを思い出す
どこへいくのか決めていないように
蝶々がひらりひらりと飛んでいて
畑の土は空気をふくみ
しっとりと柔らかそうだった
自転車を停めて
シロツメクサやヒメオドリコソウ
バッケを見つけて絵を描いたりした
そういえばそれと同じくらいの時期に
手を交差しても自転車が乗れるのかという実験をして
とんでもない難しくてパニックになり思いっきり転んだ
それから少しして
目を瞑っても自転車が乗れるのかという実験をして
深さ1メートルくらいの側溝に落ちた
お父さんに助けてもらったけど
家までの帰り道臭いし濡れた服や靴がとても気持ち悪かった
でもそんな思いをしてもあまり用心深くならず
(忘れる機能が特化してるのかもしれない)
それが今の私にまだ繋がっていて
今でもよくおかしな実験をしてしまう
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