虹ヶ咲のあることに解を出す。
こんにちは、最近は寒さも冬並みに安定し、心地のよい快晴が続く中厚着の日々が続きますね。
初めましての方は初めまして、いつもお世話になっている方はお疲れ様です。
どうも、さすらいです。
今日は、電車での帰り道にあることで閃いたので文字に記します。
拙い文章ですが、ご一読してくださいますと幸いです。
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note執筆の動機
この記事を執筆しようと思った動機は主に3つあります
虹ヶ咲のあることに暫定的な解を示すこと。
誰かの解釈の手助けになりたい。
虹ヶ咲に興味を持って欲しい。
これらの動機の元書いていきます。
noteの要旨
みなさん、虹ヶ咲好きですか? 多分、好きもしくは興味がありますよね。だってこのnoteを見てるんですもの。
その皆さんが好きな虹ヶ咲にですが、こんなことを思ったことはありませんか?
「『空』っていう単語がいっぱい出てくるけど具体的にはなんや?」と。
私は思っていました。ある程度は虹ヶ咲における「空」という意味についてはわかっていたつもりですが、いざそれをできるだけ具体的にかつ確信を持って言えと言われたら難しいんですよね。
しかし、このnoteではそんな「空」、そしてその「空の構成要素」に対して、楽曲を端緒に(途中論理の飛躍があるかもしれませんが)私が現時点で考えた一つの「解」を示そうと思います。
どうか最後までお付き合いください。
空
まず、私の解を示すために歩夢と空について楽曲から探っていきたいと思います。
Dream with You
「飛び立てる Dreaming Sky 一人じゃないから」
歩夢のアニガサキにおける一つ目の楽曲であるDream with Youです。
そして、この曲の中に空を示すような歌詞は一つだけ。上記で示したのみです。これじゃあまだよくわかりません。では、
Awakening Promise
1番「ねえ、同じ空眺めて遠い夢見てたあれから巡った季節今 2人をここへ運んできたね」
2番「違う景色見て 違う時を過ごしても 届けたい思いは 空越えて 心と心 結ぶんだね」
お、Awakening Promiseになった途端、空に対する言及が出てきましたね。
ではまず、この歌詞を探っていく上で、歩夢のこの12話における問題提起から見ていきましょう。
アニガサキ12話においてされた問題提起というのは一言で表すならば、侑との関係性の変化と歩夢のスクールアイドルをする目的への変化に対する歩夢の抵抗です。
どういうことか。
歩夢は、侑が夢を見つけたために自身と侑が築き上げてきた16年の関係性が変化してしまうんじゃないか。そして、自身の中で芽生えているのは自覚しているが隠し続けてきたスクールアイドルをなぜするのかというスクールアイドルをする目的の変化に抵抗があったのです。
そんな問題提起に対して関係性の変化はあっても心は繋がっていると問題解決が図られたのが11話と12話で(というか侑の変化はアニガサキ全体ですが)成された物語でした。
それを踏まえ、先ほどの歌詞を見ていきましょう。
1番「ねえ、同じ空眺めて遠い夢見てたあれから巡った季節今 2人をここへ運んできたね」
2番「違う景色見て 違う時を過ごしても 届けたい思いは 空越えて 心と心 結ぶんだね」
実はこの歌詞1番と2番で対比になっています。
同じ空眺めて=侑と同じ空を眺めていた=侑と一緒の空を見ていた=Dream With Youの頃
違う景色見て 違う時を過ごしても=侑と歩夢が見ている景色や過ごしている時は違う=侑と歩夢の目標や夢は異なる
こう捉えられることからも、1番はかつての変化に抵抗があった歩夢。2番は変化に抵抗がなくなった(12話を通した)後の歩夢と言えることができるでしょう。
そしてこの歌詞の中で注目して欲しいのが「同じ空眺めて」という歌詞との対比、「歩夢と侑の見ている景色や時は違う」ということです。この対比と景色や時が違うというのはどういうことか。少し考えてみてください。この対比とみている景色が違うということは、彼女たちはそもそも、みている景色=空が違うとも言えるのです。そして、侑が違う空を見ているということは、歩夢の他の人にも「違う空」を見ていることが言えます。
つまり、空はそれぞれ個別で異なっているということです。彼女たちはそもそもみている空が違い、みている景色、その空のなかの過ごし方が違う。こう言えるのです。
では次にこの「空」の「構成要素」についてみていきます。
星・星座
この星と星座、実は多くの楽曲に見られます。その中でまず、このnoteで扱うのは歩夢のStellar Streamです。
「澄んだ空に ひとつふたつ 光る星たちが駆けだす
何を望み どこへ行くの ねぇ 聞かせて」
ここでも出てきましたね、「空」。
先ほどこの空は個別で見ているものと言いましたからこれも歩夢本人が見ている空です。
ではここの星とは何か。
なんとなく予想はつきますが、それはあくまで妄想です。この正体を探るためにアニガサキのある楽曲を見ていきましょう。
VIVID WORLD
「空からこぼれ出す 星座の瞬きは 目を閉じてもまぶしく 光る 走る 熱く」
その楽曲というのが朝香果林のVIVID WORLDです。
この楽曲にも星とは若干異なりますが「星座」という単語が出てきます。ではこの星座とは何か。それを解き明かすヒントは素顔のフォトエッセイにあります。
素顔のフォトエッセイの朝香果林の題名は「ただいま 光り輝く場所」です。
この話の中では、同好会からモデルの仕事で一時的に離れて帰ってくるまでの果林の物語が展開されます。
その物語の内容から推察するにこの「光り輝く場所」というのは「同好会」と言って良いでしょう。(権利関係があるので中身までは言えないので。。。)
そしてこのことからは、同好会が光り輝く=眩しい場所と言えます。
先ほどの歌詞に戻りましょう。
「空からこぼれ出す 星座の瞬きは 目を閉じてもまぶしく 光る 走る 熱く」
どうでしょうか。
この星座の瞬きというのは同好会のことではないですか?
星座は果林にとっては眩しく光るもの=光り輝く場所=同好会と言っても差し支えないのではないでしょうか。
また、VIVID WORLDのPVの中でも最後に空から九色の星が降ってきます。そしてこの星が繋がって構成するのが星座、つまりその星が繋がるもの=星座=光り輝く場所=同好会となるのです。
では星座と星の意味がわかったところでStellar Streamに戻ります。
「澄んだ空に ひとつふたつ 光る星たちが駆けだす
何を望み どこへ行くの ねぇ 聞かせて」
んー。星の意味はわかってもこの歌詞の意味はなに。。。
そう思われる方も多いと思うので、次にえいがさきでの歩夢への問題提起を見ていきましょう。
えいがさきでの歩夢への問題提起は、またもや変化への抵抗です。しかし、抵抗を抱いたのは一期のような変化にではなく、グランプリによる関係性の変化に対してです。
どういうことか。
えいがさきではグランプリにより個々人が競争するようになりました。それによりみんなお互いがお互いをぶつけ合わなければならなくなったのです。そのぶつかり合いによりお互いの関係性が悪い方向に変わってしまうのではないか。そのような変化に歩夢は抵抗感を抱きます。
それらを踏まえた上でこの歌詞を見てみると
澄んだ空に ひとつふたつ 光る星たちが駆けだす=歩夢が見ている空で星が駆け出す=歩夢の見ている空でメンバー達が新たに駆け出す。
何を望み どこへ行くの ねぇ 聞かせて=何を望んでグランプリに臨むのか
こう捉えることができるでしょう。
まぁまとめると星=メンバー 星座=同好会というわけです。
さらに、この楽曲について、複数形になった約束のことであったり空の高さのことだったりといろいろ語りたいことがあるのですが、今回は関係ないので一旦歩夢についてはおしまいです。(あとPHOENIXの中にも星座についての言及あるよ)
太陽
次に話したいのは太陽です。
この太陽。うーんなんのことや。さっぱりわからん。ということで太陽を取り上げている楽曲について挙げたいと思います。
それは、「夢が僕らの太陽さ」です。
だからどんな時も 夢が僕らの太陽さ
いや馬鹿正直にアンサーが飛んできましたね。
そうです、太陽=夢なんですよ。
そしてなんと言ってもこの楽曲の魅力なのはメンバー1人1人が花を持つことで、花は太陽で育つ=メンバーは夢を見るから成長することを示していることなんですよね。
っと。話がそれました。
ではこの太陽がわかると何になるのか。
まず一つ目は先ほどの空との関係性から太陽=それぞれの夢だとわかります。
先ほど言及した空は個々人で見ているものが違うものでした。つまり、個々人で違う空を見ているならそれぞれが見ている太陽は違うということです。
このことから次のことが言えます・・・
僕の推しであるしずくの楽曲への解像度が高まります!!!!(大声)
(まぁ、別にしずくだけじゃないんですけどね)
迷いも不安も全部 ありのまま抱きしめたなら まぶしいあの空へと 飛び出すよ
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この歌詞のところで映るPVになぜ「太陽」があるのかというところであったり、さまざまな曲への解釈に繋がるんですよ。
例えば、この楽曲のしずくだったら 自分の見ている空に飛び出す=自分の夢(=夢)に向かって飛び出す。と捉えられるのです。
そしてこれらを踏まえた上で見て欲しい楽曲があります。
それは、「どこにいても君は君」です。
だけど何かが変わる ああ予感に誘われて胸が騒ぐ
これからの まだ出会ったことない 空に呼ばれたら
もう一度振り返ります。えいがさきでの1番の変化はみんながお互いぶつかり合うようになることです。それと今までの考えを踏まえると
だけど何かが変わる ああ予感に誘われて胸が騒ぐ=ぶつかり合うことへの変化を楽しみにしている、これからのまだ出会ったことない空に呼ばれたら=まだ見たことのない空に呼ばれる=まだ見たことのない関係性や景色、そして空の構成要素である星や太陽に呼ばれている。
そしてその新しい空の元では新しい太陽=夢や星=同好会のメンバーが見れる。(ラスサビ前に言及あり)
というふうに関係性の変化それ自体を示すような歌詞だと解釈できるのです。
くどいですが、もう一曲見てみましょう
「太陽に照らされて 星空に包まれて
途切れない夢の虹を 終わることなんてないワクワクを」
太陽に照らされて=夢に照らされて=夢によって成長させられて、星空に包まれて=同好会のメンバーに包まれて、と捉えれるわけです。
おや。おやおやおやおや。「夢の虹」…?
なんぞやそれは。
そう思いますよね。これにも僕自身、一つの解を示そうと思います。
虹
ということでここからは最後の構成要素である「虹」についてみていきます。
まず、夢=太陽でした。それは夢が僕らの太陽さで、もはや自明のことです。
そして夢の虹。どういうことか。
まず、虹なのですが、虹は基本的に雨上がりの後に太陽の光が空気中の水滴に屈折して多色で現れます。
ということはこの夢=太陽の光が屈折して多色の虹が現れるということです。
しかし、これだけではよくわかりません。そのため、私の考えを保管するためにある一つの楽曲が必要です。
「時々ぶつかって ひとりで不安になって 涙を越えたら 虹がねぇ 見えたの!!」
この楽曲は僕が一番大好きな全体曲です。
ではこの曲のどこに私の考えを紐解く鍵があるのか。それは、この歌詞一連の意味です。
涙を超えたら虹が見えた。つまり、涙という雨の形を乗り越えたから虹が咲いたということではないでしょうか。また、この歌詞一連をみると物語の展開そのものなのです。
つまり、問題提起から解決、そして着地点の示唆まで。涙が出る=問題が生まれる
→しかし、その涙(=雨)を超える=問題を解決する→虹が咲く=問題解決を経ての成長の示唆=目標達成
ということです。
この考え方を使うと、
FWY!!の「夢の虹」という歌詞を
問題解決を経て雨が上がる
→それぞれのキャラの色が存在する太陽=夢がでてくる
→その太陽=夢の光により虹が咲く と捉えられます。
そしてこの虹が咲くタイミングは必ず何かしらの問題を乗り越えて、夢(=目標)を達成した時です。
それは、問題解決の際(=涙を超えた時)に虹が咲くというLove U my friendsの歌詞からも言えるでしょう。
まぁ他にも1期13話や個人的にはミアのSwcからも言えると考えているのですが、長くなりすぎるのでちょっと割愛させていただきます。
まとめ
最後に、私の暫定的な解ではありますが、各構成要素のまとめを書いておきます
空=それぞれの個々人で見ているもの
星・星座=同好会のメンバーや同好会そのもの
太陽=夢そのもの
虹=問題解決の後に夢や目標を達成したときに咲くもの
最後に
いかがでしたか。私の考え。
正直個人的には電車の中でいきなり全ての点が繋がるように生まれたことなので自分でもまとまりのある文章かわからないのですがここまでご一読していただいて感謝しかございません。
私の考えに共感できる人やそうでない人もいると思います。
しかし、この考え方が皆さんがもっと虹ヶ咲を好きになれるきっかけになれれば幸いです。
ではではそろそろくどいのでおいたとしますか。今読んでくださっている方とも、また他の記事でお会いすることができるかもしれませんね。
だって、「あなたがいれば、私たちは永遠にだってなれるんです!」(Eternalize Loveのかすみセリフより)から。