読書貯金
小4長女が学校から新たな宿題が出た。
「読書貯金」なるものだ。
通帳のように横型の冊子状になっていて、日付、読んだ本のタイトル、読んだページ数を記入できるようになっている。
なるほど、これで子どもたちに読書習慣をつけさせようというわけだ。
手前味噌になるが、長女は読書家だ。
暇があれば本をめくっている。
YouTubeはほとんど見たことがないと思う。(せいぜい好きな曲のMVくらい)
アマプラでアニメは観るが、一応1日30分程度と目安を設けていて、4年生になった今も守ってくれている(休日はもう少し観るかな)
彼女の中で帰宅後のルーティンができているようで
帰宅→おやつ→宿題→ピアノの練習→夕食→アニメ→お風呂→読書→就寝
とこんな感じの平日を過ごしている。
お風呂上がりに学校の支度をした後は寝る直前まで本を読んでいるのが彼女の普通なのだ。
読む本は様々で、「10歳までに読みたいシリーズ」の物語や伝記
おしりたんていシリーズや、絵本も読む。
漫画も最近色々読めるようになってきたようで、鬼滅、SPY×family。コナンも最近はお気に入りだ。
さくらももこさんの子ども向けにまとめられたエッセイもイラストが可愛いのでお気に入りのようだ。
まぁ、要するに物語だろうが漫画だろうが読めるものはなんでも読む。
そんな長女が学校から帰ってきて、「読書貯金」なるものを出して言った。
「今日から1日5分でいいので読書をしてこれに記入しましょうって言われたんだけど。
5分で何が読めるの?すぐじゃん。」
あ、うん。そうね。わかる。
おそらく、読書習慣のない子でも抵抗がないように、とめちゃくちゃ下げたハードルが「5分」なのだろう。
しかも(当たり前だが)漫画、図鑑は含まれないという。
「読みたいもの読ませてくれない感じが嫌だ」とのことだ。
あ、うん。そうね。わかる。(2回目)
「多分、あまり本が好きじゃない子もいるんじゃない?でも先生はみんなに本を読んでもらいたいわけさ」
「私は好きだよ」
「知ってます。だからあなたはそのままでいいよ。今まで通り好きな本を好きなだけ読めばいいよ。それを先生に教えてあげる〜、くらいの気持ちでいいんじゃない?」
「ふうん」
納得してくれたか??
「でもさ」
うん???
「3年生まであった図書の授業が4年生でなくなっちゃったから、復活させてくれって先生に頼んだら「4年生はたくさんやることがあるので無理、ごめんね」って言わたんだけど。本を読んで欲しいなら図書の時間を作った方が良くない?」
「あー。うん。そうね(3回目)私もそう思う。」
「まぁ、あなた図書委員になったんだし。
好きに本を借りたり、時間見つけて図書室に行けばいいんじゃないかな。」
「ふうん」
まだ納得のいっていなさそうな彼女は、今日はベートーヴェンの伝記と「はたらく細胞」の2巻を読んでベッドに向かう。
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