「阿免」は「飴」のキラキラネームでござる!【ヒノデ阿免本舗さん】
ここは兵庫県尼崎市。最寄り駅は阪神電車・尼崎駅。
南東徒歩3分にある、時代劇に出てくるような建物、何のお店でしょう?
琴城ヒノデ阿免本舗さん
琴城…きんしろ?
阿免…あめん? アーメン?
なんだか、読めないです。
「ヒノデ阿免」の「|阿免《あめ》」は「|飴《あめ》」!
「飴」の当て字で「阿免」なのです。
現代風に言うと、キラキラネーム!
このお店は、なんと飴屋さんなのですよ。
むかしの商家風
白い壁と白い暖簾。この建物は阪神・淡路大震災の後に建てられたそう。
むかしの商家は黒色をしているのに琴城ヒノデ阿免本舗さんは、純白。2階部分も大きくて、古風ながら、デザインは新しい雰囲気がします。
内装と売り物
ガラスの引き戸。暖簾をくぐります。
明るい店内。木・土・紙の世界が、広がります。
創業百余年。江戸時代からの飴屋さん。ワクワクします。
奥の棚に並んでいるのが「ヒノデ水飴」これが売り物なのです。
瓶入りの水飴。お箸などで、すくって食べるタイプ。
小さいころ、浅田飴?さんの、水飴を食べてた?飲んだ?ことがあるのです。
40年ぐらい前のこと。もう廃番なのこのタイプは無いですね。
薄い色調の厚紙包装もレトロです。
原料は、お米だけ。「砂糖を一切使わない、和スイーツ」とは、このことなのですね。飴なので和スイーツ。
スイーツのカテゴリーながら、「ヒノデ阿免の水飴」は、のどを大切にする一般の人や、声を使うお仕事の人、芸能人も購入するそうです。
むかしからの名品「ヒノデ水飴」です。
冷蔵庫に入れると固まるので常温保存。オリーブオイルみたい。
やはり自然な植物由来の製品。賞味期限は常温で半年です。
…実食の様子は、また別の記事にて。
冷やしあめ・ふるまい
女将さんに、お声がけいただき、冷やしあめをいただきます。
暑い今の季節は冷やしあめ、寒い冬は飴湯を、お出ししているそうです。
むかしながらの、おもてなしと誠実な商売を感じます。
ほんとうに、ありがとうございます。
撮影の許可をお願いすると「いいですよ。みんなネットに出してるからねぇ」…とのこと。
断っても、クチコミなどで出てくるようですね。名店のつらさ。
わたしは、部分的画像を出します。店内の全体像は、行って見た人のお楽しみにします。
これは水飴ではなく固形の飴「ヒノデ阿免」を溶かしたものだそうです。どぎつい味ではなく、ほんのり甘味を感じます。
パッケージは、むかしのおくすり袋のような雰囲気。
べっこう色の固形の飴です。パキッと割るタイプで5本入り。
こちらもレトロですね。
売っているのは、「ヒノデ水飴」・「ヒノデ阿免」このふたつです。
お琴のロゴマーク
ヒノデ阿免本舗さんの店内や外観の、あちこちにあるロゴマーク。お琴の柱「琴柱」です。
このあたりは城下町。尼崎城がすぐ東にあり、広がる美しい海岸に浮かぶ尼崎城。
そのたたずまいから尼崎城は「琴浦城」の別名があります。
近くには「琴城」の名の付いた学校もあります。
ヒノデ阿免本舗さんも創業百余年。
屋号に「琴城」を掲げたお店。ステキです。
そういわれると、店舗は琴柱のように美しいですね。
まとめ・琴城ヒノデ阿免さん
● 琴城ヒノデ阿免本舗さんの「阿免」は飴のことです。
● 売っているのは、「ヒノデ水飴」瓶入り・「ヒノデ阿免」固形の棒飴、のふたつのみ。
●尼崎城の別名がお琴の柱・ことじのようなたたずまいから「琴浦城」で、琴城ヒノデ阿免本舗さんも屋号に「琴城」を冠し、ロゴも「ことじ」です。
● 季節により「ヒノデ阿免」を溶かした、冷やしあめ・あめ湯を、ふるまわれます。
阪神・尼崎駅のあたりは、見所いっぱいの城下町です。
住宅街と太い道路と、たくさんの車。そんな中の「琴城ヒノデ阿免本舗」さんの建物は、レトロな飴屋さん。
是非、琴柱のような清楚な建物も、ご覧くださいね。
どこからか、お琴のしらべが聞こえてくるような。
きっと、阿免のささやき。
いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。