天上のバレエ・地上のダンス(98) 動けるが踊れているわけではない
中高年のバレエ・レッスン。
ド素人・下手の横好きレベルのわたし。これを読んでもダンス能力は上がりませんし、なんら参考にもなりませんので、あしからず。
(1105文字)
ついていけない初級クラス
スクール3回変わっての、現バレエ・スクールでお世話になること約7年。「美容クラス」で週1回。
半年まえから、美容クラスの上のクラス「初級クラス」(発表会参加あり)も増やしました。
週2回・月に8コマのレッスンを受けています。
「2025年は発表会に出ます!」
カッコよく先生に申告してのクラス増。
大人「初級クラス」には5人の先輩がいる。みな、レッスン歴・10年の猛者たち。その中にモゾモゾ入るわたしの恥ずかしさよ……。
通常レッスンでは、あたりまえだが、ベテランさんのレベルですすむ。横棒につかまっての基礎「バーレッスン」からして複雑だ。センターでの踊りの練習「アンシェヌマン」にいたっては、まったく動けません。
なんども先生に説明を受けるも棒立ち状態です。
踊りにきたはずなのに。
こむずかしい振り付け
このクラス「習うより慣れろ」の典型。とにかく、見てマネしています。
「振りの順番は、脳トレ」
「最初は、だれもできないよ」
「美容クラスから、上がって来たひとは、みんなそう」
さらっとフォロー、ありがたい。
「教え魔」は、いない。
「お局さま」は、いるのだけれど。
大人からバレエを習うということは。
ケガをしたら終わり。
なので、脚をバーンと上げたり、広げたりの大ワザ振り付けは……ここでは一切ない。
ちょっとだけ、こむずかしい振りつけ。
なんとかなる。なんとかする。
じぶんなりのバレエ
先輩たちのカラダの動きを見ていると……。
しぶんなりのバレエを踊っている!
そうそう、わたしは、中学2年で2年間習ったが、大人からバレエ組とほぼ等しい。
マネから始めて、じぶんができることを増やした。
大人の場合、先天的・後天的な持病があったり、交通事故などの後遺症・治療でヒジにプレートが入って動きに制限があるひともいた。
みな、いろんな悩みをかかえレッスンしています。そしてバレエを継続している。
先輩に追いつけ追い越せというよりも
あらためて、イチから。
いや、ゼロからバレエを入れこもう。
リセット。
発表会19年ぶりだから、もう踊りは忘却の彼方、能力ゼロだ。
気がラクになってきた。
「フジイさん、だんだん動けてきましたね」
先生の声。
やっと「動けてきた」んだ。
「踊れてきた」ことではない。
思いあがりは、ゼロ以下で。
いつも こころにうるおいを
水分補給もわすれずに
さいごまで お読みくださり
ありがとうございます。