天上のバレエ・地上のダンス(11) 短足ママのプチ発表会おもいで
広めの貸し会議室での、プチ発表会。衣装を着けてメイクして。それよりダイエットに精出す大人クラス。
骨格は生まれつき
いまから骨が伸びるわけでもなし。
胴長短足の四文字熟語が、ぴったりの「昭和生まれ大人クラス」
同じ身長でも、痩せているほうがスラッと見える。重いと動きが暑苦しく何をやっても踊りに見えない。
痩せてるだけで上手に見える
幼児クラス・小学生クラスの生徒さんは、本当に脚が長い。
みんな、平成生まれの女の子。
立ってるだけでバレリーナなのだ。
いっしょにレッスンしていて、横に並ぶとツラかったが、バレエのレッスン受けれるだけで嬉しかった。
バレエは見た目が10割?
バレエは見た目が10割!
昭和生まれのわたしと違う体型。
キレイな体型がうらやましい。
◆からだの下半分が脚である。
◆腰の位置が高すぎる。
◆膝下が長く、
◆膝頭がゴツゴツと出っ張ってない。
◆頭がちっちゃい……
出るわ出るわ。
噴き出す体型のコンプレックスに、汗も涙も言い訳も吹き出した!
なにを言っても短足は直らない。長く見せる、改善の努力するのみ。
とにかく練習
長いスカートだから脚は隠れる。
だいたい大人クラスで、太もも全開のチュチュ(短いスカート)は使わない。
本格的な劇場での発表会と違い、参加費など金銭面では、お手頃価格でした。
カメラワークも大変
写真は、保護者が撮りました。
静止画の集合写真はOKでしたが、やはり踊り出すとタイミングが合いません。
「ここでポーズ」「ここは移動」など、ある程度、振り付けが解ってないと難しいですね。
わたしたち踊り手も、ひょっとこ踊りか、盆踊りかのレベル。
ポーズひとつとっても、なんかヘン。
できた写真は、ピンボケと暗め。かなり手足が画面から切れていました。最初だから、そんなものです。本番にカメラを構えてくださるだけでも有難いです。集中力もいりますし。お疲れさまでした。
今、思えば、大人クラスの体型、全体的にゴツゴツしてました。
育児中のメンバーは、ぽっちゃりと。衣装で短足が隠れて良かったです。
プチ発表会おもいで
大人クラス15人は、通常レッスンと、レッスン前後の集まれる人だけで躍りのおさらいをしました。
やはりみんな、レッスン時間内に収めたい、という気持ちが強くて。
別の日をとって練習は大変なので集中できたのだと思います。
特にトラブルは、ありませんでした。
幼児クラスの娘は衣装を着た、たんなるコスプレ。
テテテテと歩いて舞台に出て、足をチョンチョン出して、おじぎする程度。
小学生クラスも生徒もいっしょに。すこし長めに踊ります。
あとは、先生の所属するバレエ団からゲストのお姉さんたちの踊りがあります。
五人ぐらい来てくださり、このお姉さんたちの発表会と思うほど上手でした。
集会所バレエスクールの私たち、なんとか初舞台を終えることができました。
平成の秘密兵器とレッスンは
昭和のバレエの世界って、先生の動きや振り付けは自力で覚えるのが普通でした。
しぶんの目と頭で、その場で記憶する。
時代は変わった。
平成時代、21世紀のバレエスクールは、なんと!
バレエの先生が「振り付けお手本ビデオ」を見てくださいと言うのです。
秘密兵器登場!
「お手本ビデオ」は先生の所属しているバレエ団のバレリーナが踊っているもので、1000円で先生より購入。
家庭ビデオの普及で、ちょっと大きなVHSビデオテープを家で再生して見るのです。
手取り足取り先生から教えてもらう時代ではなくなった。
教える先生は楽になったかもしれない。
でも「家に兄弟姉妹がたくさんいて、テレビ画面をあまり独占できない生徒さん」や、「お金が、かかるのは、ちょっと……」
先生の指導に不安と不満が生まれてきました。
先生の所属するバレエ団の師匠や、ゲストで踊りにきた「お手本ビデオ」のお姉さんにも
何かしら、その都度お礼をする習慣があるとは。
だんだん、お金がかかるようになってくるのです。
短足で豚足のわたしにも、なにもわからない娘にも。
短足の探測でバレエを続けよう。
いつもこころにうるおいを。
水分補給もわすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。