天上のバレエ・地上のダンス(9) 集会所にも大人クラス
バレエ・ダンスのエッセイです。「天上のダンス・地上のダンス」は、「天上のバレエ・地上のダンス」に改題いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。
集会所のバレエは基礎だけ
私(34歳)と娘(2歳)「集会所バレエ」の親子練習生。
いまから24年前のことです。
集会所のバレエスクール。幼児クラス・小学生クラスの週2コマでオープン。
このバレエスクールは独特のレッスン。「決まった基礎練習のみ」そういうメソッド(流派)らしいです。
バレエのレッスンの日。朝から出るぞと気合を入れ、2歳の娘とバタバタ集会場へ。
幼児がいると、どこへ行くにも優雅さとは程遠く。なんとしても、2コマは行く。
わたしはバレエ大好きなのだ。
娘はレオタード(練習着)のコスプレで、ブラブラしてるだけ。半年ぐらい月謝はドブに捨てました。
年末はクリスマス会
1998年。カレンダーは師走に。
バレエの世界では恒例『くるみ割り人形』の舞台鑑賞があります。
初年なので、集会所でレッスンと、すこしの懇談会とお菓子。
先生は「来年は、ミニ発表会など考えています」と笑顔で。
当時、生徒数は幼児5人・小学生5人でした。
翌年以降、どんどん生徒さんが増えました。そしてついに、「大人のクラス」も誕生!
念願の大人クラス
土曜日の午後。大人クラスがオープン。いきなり15人ぐらい集まった。子どもより大人の人口が多い時代、推して知るべし。
集会場のバレエスクールは、週3コマに増えました。
大人クラスは盛況だが、子どもの方は…
バレエは、やはり趣味的要素が多くて、お金もかかる習い事。
体験レッスンも開催しましたが入会は少ない。
レッスンの内容にもよりますが、このスクールのように、基礎練習のみだと地味すぎてつまらない。
楽しくもなく、華やかでもない。
どこの世界も普段は地味ですよね。
バレエは基礎が大事。しかし同じように練習しても、骨格などの生まれつきの条件により、ダンス能力も決まってくる…と保護者も理解し始めた、20世紀の終わりでした。
柔軟性のナゾ
わたしは中学生の時、バレエを二年間、習っていました。
クラスの先輩で真面目にレッスンしてるのに前後開脚、できない人がいたのです。
幼少から訓練しても柔軟性は、まちまち。
「なんで脚が開かないのだろう?」と疑問に思っていたのです。
誰でも、ある程度は柔らかくなるのに。
それは社会人になって、バレエ大人クラスがなく、ジャズダンスを習っていた時も、ずっとずっと疑問に思っていました。
いまでは、解剖学・ケガのケア・レッスン・費用…など、誰でも、いつでも、いろんな情報をネットから見たり調べれるようになりました。
いままで、バレエの先生に「毎日、ストレッチ。ぜったい柔らかくなります」
こんなアドバイス裏事情も、わかったりしてきたのです。
バレエもマニアックに
21世紀の始まり。2000年頃からバレエの世界も、さらに高度な技術と柔軟性が要求される世界になってきました。
単に、おどりがすき、バレエがすき…そんなちっちゃな生徒さんや親御さんは、住みにくくなったように思います。
バレエ好きなわたしと、何もわからずつれてこられた娘。親子バレエの行く末は……
いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。
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