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でんでんむし

暑中お見舞い申し上げます。

子どもたちがプールで水しぶき。そんな季節が今年もやってきましたね。

てんでんむし
親柱というらしい

50歳、超えた。高速道路。
高度成長期。1960年代。高速道路のベビーラッシュ。
そして老朽化。あちこち工事が真っ盛り。
メンテナンスは人間もおなじ。
わたしと同い年の高速道路。

橋を渡る。人生も渡る。

末吉橋《すえよしばし》

最初は木の橋。次は鉄。そしてコンクリートの橋に。
どんどん大きく丈夫になる。
にんげんも?

端っこくるりん
木の屋根だ


道頓堀川どうとんぼりがわ

有名なグリコの看板は戎橋えびすばし
ここは、道頓堀川のすこし上流。
静かでしょ。おんなじ川とは思えない。
川の真上に高速道路。
工事してるから、木の屋根。
涼しいね。道頓堀川も。今だけ。

たまねぎ



この先、川は、煌めくミナミの繁華街へ流れます。
川面にキラキラ。まぶしいスポットライトを浴びる時が来る。
長く生きてると、いろいろあるね。

橋は、川の流れと暮らしてた。見てきた。なんでも知っている。
あの戦争で火傷して黒くなったんだ。でんでんむしが、つぶやく。

のびてる

きょうも暑いね。
ノドが渇いた、でんでんむし。
びょ~~~~~ん。
の び る  のびる 夏。

■末吉橋■


いつも こころに うるおいを。
水分補給を わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

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