奈良・大和文華館「やまと絵のこころ」と梅
近鉄電車・学園前駅にある大和文華館。「やまと絵」王朝絵巻のせかい。梅の花も、ちらほらと。
いつになく、はなやぐ春がここに。
大和文華館(やまとぶんかかん)
大阪市内から奈良県にむかう。
近鉄電車が生駒山にそって。トンネルをぬけたら、空気がすうっと高くなる。大和文華館のあるところです。
もより駅は……
●近鉄(奈良線)学園前駅……徒歩約7分
●無料駐車場あります
◆無料開放デーがあります!
なんと入館料が無料。巻末の公式サイトをごらんください。
(わたしも毎回、無料開放デーに行ってます)
大阪・奈良の近鉄沿線にお住まいのかたは是非。
◆ご注意・改装工事のため休館 2024年11月25日(月)~来春開館予定
「やまと絵のこころ」
◆特別企画展・2月18日(日)まで
◆入館料・一般630円 大・高校生420円
◆館内は撮影禁止です。
平安時代。いまは、三月の桃の節句「おひなさま」でしか見れない、はるか千年のむかし。
漆黒の髪も、ひろがる松の枝も絵巻のなかに。こころからあふれだす金粉。おとなも子どもも、細かいところまで、いきいきと。
そら豆のようなフェイスライン。一直線の目から離れた、まんまるの眉。型くずれを許さぬ様式美。刷り込まれた、おひなさまの記憶。
みなガラスの前で思い出しています。
大和文華苑のうめ
大和文華館には、もうひとつ自然の美術館・「大和文華苑」があります。
こだかい山の四季。はるの野鳥・なつの涼風。あきの赤い実。
まだまだ寒い日、おもい雲。
奈良に春をつげる。いろが、かわる。
大阪のまちにはない、うめの花。
やまと絵と大和文華苑のちいさな、うめ。
ときめく貴族の共演がはじまる。
のびる枝ぶりは、やまと絵のように。筆が走ると、いのちがやどる。
かわいた幹もこれからふくらむ。
白い壁に うすみどり。
枝の肌と質感。 おしろいの表情。
どんより雲に かがやく橘。
桜をまつ 早春の日。
シダレザクラの花ふぶき。
大和文華館・展観のご案内
◆次回2024年2月23日(金)~·4月7日(日)
『文字を愛でる』経典・文学・手紙から
・無料招待デー3月5日(火)
◆2024年4月~11月展観・ご参考に
『没後100年富岡鉄斎』など
参考:大和文華館公式サイト
◆5月の大和文華館◆
初夏の色彩とくらべてみてくださいね
ワンフロアの美術展
花とみどりの自然の苑
すこしだけ おでかけ美術館
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。