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奈良・大和文華館「やまと絵のこころ」と梅

近鉄電車・学園前がくえんまえ駅にある大和文華館やまとぶんかかん。「やまと絵」王朝絵巻のせかい。梅の花も、ちらほらと。
いつになく、はなやぐ春がここに。



大和文華館(やまとぶんかかん)

大阪市内から奈良県にむかう。
近鉄電車が生駒山にそって。トンネルをぬけたら、空気がすうっと高くなる。大和文華館のあるところです。

大和文華館
奈良・学園前
奈良市学園前南1-11-6
10:00~17:00 (入館16:30まで)
月曜日休館 
(振替休日は開館・翌日休館)
蛙股池(かえるまたいけ)

もより駅は……
●近鉄(奈良線)学園前駅……徒歩約7分
●無料駐車場あります

当館について (抜粋)
昭和35年10月、近鉄創立50周年記念事業の一つとして、 当時の近鉄社長 佐伯勇氏の尽力により奈良市学園前南に美術館を開館。

フライヤーより

無料開放デーがあります!
なんと入館料が無料。巻末の公式サイトをごらんください。
(わたしも毎回、無料開放デーに行ってます)
大阪・奈良の近鉄沿線にお住まいのかたは是非。

◆ご注意・改装工事のため休館        2024年11月25日(月)~来春開館予定




「やまと絵のこころ」

◆特別企画展・2月18日(日)まで
◆入館料・一般630円 大・高校生420円
◆館内は撮影禁止です。

やまと絵は平安時代に日本の風物を描いたことから始まりました。細やかに描き込まれた四季のうつろい、繊細な人物描写により表された感情、鮮やかな絵具やきらびやかな金銀の装飾といった特徴があげられます。

この項の引用文と画像は
フライヤーより


平安時代。いまは、三月の桃の節句「おひなさま」でしか見れない、はるか千年のむかし。

展示作品
■寝覚物語絵巻(国宝) 平安後期
■源氏物語浮舟帖(重要文化財) 鎌倉
■小大君像(重要文化財) 鎌倉
など

伊勢物語八橋図(部分) 
岡田為恭筆 江戸時代
大和文華館蔵

本展で紹介するのは、やまと絵の伝統を受け継ぎながら製作を行った絵師たちです。中でも、幕末期の岡田為恭は、平安・鎌倉時代の古絵巻原本を熱心に学んだことで知られています。2023年は為恭が生まれてから200年、2042年は没後160年に当たる節目の年であり、これを記念して大和文華館所蔵の為恭作品4件を一挙に展示します。

漆黒の髪も、ひろがる松の枝も絵巻のなかに。こころからあふれだす金粉。おとなも子どもも、細かいところまで、いきいきと。

大和文華苑のうめ
国宝 寝覚物語絵巻(部分)
平安時代 大和文華館蔵

そら豆のようなフェイスライン。一直線の目から離れた、まんまるの眉。型くずれを許さぬ様式美。刷り込まれた、おひなさまの記憶。
みなガラスの前で思い出しています。

文華ホール




 大和文華苑のうめ

うめ

大和文華館には、もうひとつ自然の美術館・「大和文華苑」があります。
こだかい山の四季。はるの野鳥・なつの涼風。あきの赤い実。
まだまだ寒い日、おもい雲。

奈良に春をつげる。いろが、かわる。

梅園全景

大阪のまちにはない、うめの花。
やまと絵と大和文華苑のちいさな、うめ。

ときめく貴族の共演がはじまる。

薩摩紅梅 開花基準の木

のびる枝ぶりは、やまと絵のように。筆が走ると、いのちがやどる。
かわいた幹もこれからふくらむ。

思いのまま
ぷくり ぷくり
青紬

白い壁に うすみどり。
枝の肌と質感。 おしろいの表情。

紅の玉がゆれて
きんは、たちばな(橘)
キンカンの木? みな勘違い
まだ、梅にはゆずりませぬ

どんより雲に かがやく橘。
桜をまつ 早春の日。


シダレザクラの花ふぶき。

2024年2月
2023年10月



 
大和文華館・展観のご案内

◆次回2024年2月23日(金)~·4月7日(日)
文字を愛でる』経典・文学・手紙から
 ・無料招待デー3月5日(火)


◆2024年4月~11月展観・ご参考に
『没後100年富岡鉄斎』など


参考:大和文華館公式サイト


5月の大和文華館
初夏の色彩とくらべてみてくださいね



ワンフロアの美術展

花とみどりの自然の苑


すこしだけ おでかけ美術館



毎週火曜日は
「フォト・イラストの日」


いつも こころに うるおいを
 水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり
 ありがとうございます。

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