大阪【鶴田一郎 美人画展】 道頓堀 (ギャラリー 香)
日本人のまなざし。りん。
そう、あの「切れ長の目」だ。上昇する目じりと眉じりの誘惑。
1987年・化粧品メーカーのCMの衝撃。目が離せなくなったイラストレーション。
そう、あの「切れ長の目」。
往年のファンも多い鶴田一郎先生の美人画展が大阪で。
(2124文字)
鶴田一郎 美人画展
鶴田一郎 先生。現代の美人画。
聞いてもピンときませんが……イラストを見れば一目瞭然。
「あっ! むかしテレビCMで見た。」
そう、昭和世代にはなつかしく、それ以降の世代には新鮮な作品展です。
大阪ミナミ。観光客ひしめく道頓堀。大阪におでかけの皆さま、入場無料ですのでお気軽にどうぞ。
もより駅は…
●各線・なんば(大阪難波)駅
御堂筋を北へ徒歩約5〜10分
京都市に常設アートギャラリー
すうっと描かれた眉。三日月よりシャープなアイライン。いちどでも、その切れ長の目を見れば、虜になります。
今回は大阪。いつもは、どこに?
どこで観れるのでしょうか?
版画の購入はできるのでしょうか?
……ご安心ください。鶴田一郎先生のアートギャラリー(事務所)は京都市にあります。
公式サイト:鶴田一郎オフィシャルアートストアは転載禁止となっています。
鶴田一郎先生の作品・詳細、ご興味のあるかたは、お手数ですが、ご自身で検索をお願いします。
ここでは大阪・展示会のようすをお知らせします。
鶴田一郎先生 プロフィール
鶴田一郎先生が、一躍有名になったのは、
1987年・ノエビア化粧品のテレビCM。歌手の声、それもコピー曲が流れるなかに美人が登場します。
美人はもちろん動かぬイラスト。
なぜか、ノエビア化粧品の製品自体は一瞬も出てこない。約40年まえのことなのに、いまでも美人のイラストが鮮烈な印象です。
テレビCMでは画期的な戦略でしたね。
このイラストの作家は?
モデルは、だれ?
いまでも色あせることのない「美人画」閉じたくちびるが、鶴田一郎先生のアートの歴史を語ります。
ポストカードに魅せられて
この項の画像は、展示作品(額装)以外は、購入した「ポストカードセット」より構成しています。
富士額に漆黒の髪。
目じりと口角があがった紅の誘惑。
あたかも平安時代の美人が昭和時代にやってきたような。
それでいて、アクセサリーと、しなやかな指先のラインは西洋的な香りがただよいます。
透明な瞳は、なにを見つめているのでしょうか。
展示会の美人画
美人がきわだつ背景は、とてもシンプル。それでいて印象的。
昭和・平成・令和と、つづくアートが「美人画」です。
テーブルの奥には画集。見本ですので、手にとってください。
美人画・仏画・琳派……。
手前にはポスターがあります。
美人画のバリエーション
仏画やタッチの違う美人画。いきいきとした女性も描かれています。新鮮な感覚が、ここちよい。
スタッフさんが、くださった案内はがき。
「文字の部分を除いて写真立てに飾れるように、デザインしてあります」
なるほど。よいアイデアですね。
ざわめく道頓堀で
観光客がひしめく大阪ミナミ。
しばし美人画とモダンなデート。
スタッフさんは、とてもやさしい。
「ゆっくり、椅子におかけになってポストカードセットをごらんくださいね。」
大阪ミナミのどまんなか。
おちついたギャラリー。
秋風と、お越しください。
〜〜〜■オマケ■〜〜〜
若い世代のかたは、
「ノエビア化粧品」って?
わからないかもしれません。
昭和時代に訪問販売をしていた
化粧品会社です。
むかし、結婚した女性のおおくは専業主婦。
在宅率の高さで、いろんな訪問販売の会社がありました。
現在は店頭販売・コスメコーナーに商品を展開しています。
皆さんが、
知っているか使ったことがありそなノエビア製品をひとつ出しましょう。
〜〜〜■〜〜〜■〜〜〜
深まる秋と「美人画」
つぎは、どちらまで?
美人画展を たのしみに。
大阪・御堂筋の、
いちょう並木よりも、かがやく
かわらぬ日本のまなざし。
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
さいごまで お読みくださり
ありがとうございます。