シンママの娘 (12) 孫の名は?
令和元年に生まれた、おんなのこ。初孫でございます。
娘はフラフラ、今どき「産後の肥立ちが悪くて…」なんて言いませんね。
あかちゃんの名前はどうした?
わが娘に、出産後のことを聞くも、あまり覚えていない。血圧がまた上がってしまい、頭痛やら、貧血やら、体調は回復せず。
入院は2週間におよびました。
赤ちゃんの名前…
娘は中学生の時、名付け親の本を買いカワイイ名前を、考えるのが好きでした。
決して「赤ちゃんが好き」ではなく、キラキラネームが流行りで勝手に考えてノートに書いていました。
ちなみに、わたしの「靜子」というのは、超シワシワネームです。
娘の同級生には、ちょっと読めないような字の子も、いたかもしれない。漢字は忘れましたが「ミニー」ちゃんもいたのです。いまも仲良しさんです。
それから約10年後。娘は楽しく赤ちゃんの名前を考えてるとばかり思っていました。
旦那さまと一緒に…とか。
考えてへん
えっ?
「考えてへん。もう、どうでもい
」
エエ~?
単に産後ブルーか、精神的なものか、はたまた。
できちゃった結婚ならでは、なのか?
やる気のない娘。個室の病室で良かった。夕食も食べてて良かった。
こんな出産後の発言は産科では、絶対に、だ産科らな。
察するに、新居はあれど旦那さまは、留守がち。それかな?
仕事が忙しいのかと思えば違う。
旦那さま、実は本業が低賃金のため副業(バイト)もしていたのですね。
娘に、なにも言わないで本業を辞めていたのだ!!
こっちこそ、そんなん何も考えてへんわ!
気弱なのか、勝手なのか?
それって…旦那さまは現在、副業(バイト)だけしてるのか?
いつから?
なんで?
勝手に?
わたしは、はてなマークを連発してしまい会話にならない。
落ち着いて。赤ちゃんが起きてしまう。ミルクを飲んで、つかの間のすやすやタイム。
旦那さまは、気が弱くて娘に仕事の相談とか、できなかったのか?
いや、娘が気づくまで隠していたのだ。
友達と毎年行っている旅行と、沐浴教室は欠席。
では、どこにいたのか?
新居におらず実家で寝泊まり。
娘に、ポンと言い放つ。
「辞めたん、言ってなかったっけ」
そのひと言が、すべてでした。
わたしは娘の憂鬱と体調不良を理解した。
これが、世間によくあるアレ。
赤ちゃんは、お姑さん考案の名前がつけられました。
あんなに、名づけ本を見て考えていたのに、娘は。
初孫が、目を開けた。
お正月の黒まめ。つぶらで、ホントに、ちっちゃい黒まめ。
つやつや、うるうる、まんまるな瞳は、ママに抱っこされて安心したようだ。
さぁ、退院の日。わが家に帰りましょう。
1ヶ月は、母子ともに健やかに。
わたしとオットは慎重に、娘と孫を連れてタクシーで帰宅。
「子どもが子どもを産んだ」すこしの、とまどいも連れて。
しばらく4人の生活が始まります。
いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。