クリーニング屋さん
衣類のお洗濯。ふとん・毛布。
高機能の大型洗濯機の普及。
お家で何でも洗える時代になりましたね。
- 町のクリーニング屋さん -
洗染業の看板
クリーニング屋さん。
「洗染業」
馴染みない言葉ですね。
「染み抜き」各種も取り扱う、洗いのプロ・専門店。
むかしは個人店が多かったです。「洗濯屋さん」よりも、最初から「クリーニング屋さん」の呼び名で広め、横文字でキレイ感と特別感を出していた戦略なのかもしれません。
ピカピカの銀のタンクや細目のチューブが舞う作業台。
ものすごい蒸気。職人技とピシッと光るプレス板がリンクする空間。
ガラス越しの、メタリックで服がキレイになる魔法のスチームアイロン。
実演販売を見てるような独特の空間が好きでした。
コインランドリーのはじめ
セルフ洗濯。最近のコインランドリーは明るく入りやすいですね。
たぶんこれは、コインランドリーが出始めの頃のお店。
シンプルでいいですねぇ。
「洗うー乾(か)す」と看板に書いとかないと何のお店か、わからぬ時代。
家庭用の大型洗濯機の、ご先祖さま。
昭和時代は、二層式洗濯機しかなく、洗ったら隣の脱水機に入れ換えたり、すすぎ洗いしたり、手間がかかりました。
それでも、せんたく板で一枚ずつ、ゴシゴシと手絞りするより、家事の負担は激減したのです。
コインランドリーは、早くからタンク式が登場していたのですね。
洗濯物と洗剤を入れるだけ、全自動。
大量まとめ洗いからの、そのまま乾燥。
蓋を開けると、薄手の衣類がアッチッチ。セーターなどは生乾きだったり。
多数の人が利用するので、置いてある雑誌や新聞はボロボロ。タバコの灰皿は満タン。
それでも文句をいう人は少なかったのでは。
せっかくの洗濯、選択の余地なし。
チェーン店
例にもれず、クリーニング屋さんも、フランチャイズ展開。
会員カードや特典日もありますが、衣類は早く引き取りましょう。
わたしは、よく忘れます……
むかしは、クリーニングにカッターシャツ(ワイシャツ)を出したら、パリッとたたまれて、首もとに厚紙のリボンがついていました。
いまは、針金ハンガー状態も選べるしお値段も安いのですね。
しかし針金ハンガー、洋服ダンスの奥や下に落ちて、かくれんぼ。
結構、たまります。
かぶせてあるビニール袋は、くず入れ・ゴミ入れにします。
使えるものは使う、昭和のバアちゃんですから。
取り次ぎ専門店
預かりだけのお店も多くなりました。
「当日仕上げ」「翌日仕上げ」など、宅急便並みに、どんどんスピードアップしています。
旬が終わってもシュンとせず
旬のお手頃価格のファストファッション・リサイクル・フリマなど。
近年、衣類は使い捨て感覚になってきました。
その反面、良いものを長く着る、自分のこだわりのものを大切に使う人も。
じぶんでお手入れをし、納得のいく使い方、管理をする人も多数います。
クリーニング屋さんを見るにつけ、
タンスに、前の衣替えの時に残した仕事はなかったかな?
染みや汚れは取れてたかな?
ぼちぼち整理整頓が頭に浮かびます。
季節の変わりめ、お酒はあたりめ。
衣類の汚れはほっとかず、食べこぼしの染みや汗ジミ、早めのメンテナンスが大切ですね。
掃除でも仕事でもリセットが難しければ、せめてクリーンに。
ドライクリーニングでも水洗いでも。
こころのクリーニング屋さんに発注しましょ。
いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。