見出し画像

天上のバレエ・地上のダンス(33) 想像力

きょうはバレエのお話です。
いつもの「大人美容クラス」に、追加した「特別レッスン」
ちょっとレベルアップしたクラスへ。


若い先生のクラス

いつもと違うアプローチのレッスン。
踊りは同じバレエなのだが。
中高年の悲しさよ。わたしや他の生徒さんの頭が固く、動きについていけない事態も発生します……


若い現役の先生は、中高年を教えてイライラしないのだろうか?
心の中では怒ってても、顔にださない人が教えるのだろう。適性というか。
いや、ものすごく訓練するはず。


若い先生にとって「教え」は勉強になるそうだ。
大人の中高年を教えれると本物。そして、キッズのクラスを担当すると指導が上達するそう。


たしかに「自分が、できることしか教えられない」
「自分が、わかることしか伝えられない」
どこの世界でも、そうですね。



中高年の指導

頭と身体の柔軟性が、なくなってきた中高年の指導。
言葉をつくして説明する。
疲れてると感じたら、お笑いを入れたり、水分補給。
無理な振り付けだなら即、変更など。
老化を「想像」して対処する。


レッスン中に、だんだんと生徒の動きが小さく、カチカチになってきた。
みんな疲れて、へたれてきた。
ヘタレ。まずい。中高年のいつもの症状だ。


たとえば

「みなさ~ん、動きが小さくて何やってるのかわかりません。
『アルプスの少女ハイジ』が乗ってる大きなブランコみたいに。
ぶわぁ~~っと!解放!」


『アルプスの少女ハイジ』
若先生が……知っているはずはない!
昭和のカルピス劇場の。100回目の再放送でも観たのかしら?
中高年に、なんてわかりやすい例えだ。
どこでこんな情報を仕入れたのか……


さらに、
「ハイジのブランコって山の上でしょ?
ブランコどこに、くくりつけてるんですか?
どこを支点に始まってるんですか?
気になって、不思議で、しょうがないです。ハイジのブランコ」


わたしは驚愕した。
ソコ? そこまで、気がつくの?
そんなところまで!?
ブランコの上、舞台裏。
そんなこと気がつかなかったし、想像できなかった……


想像力も必要

やはり、ダンスとか芸術に関わる人、教える人はすごい。
想像力が、ケタ違い。
感性というか、発想というか、目の付けどころが違うのだ……


そこまで気がつくから、踊りかた・表現力・教えかた、すべて。
……活きているのですね。


若先生に、感心するやら感動するやら。


想像力もダンスの一助いちじょ
また勉強になりました。


毎週木曜日は
「バレエ・ダンス」の日


いつも こころに うるおいを。水分補給も わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?