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シンママの娘(11)タオルまきまきコロン孫

帝王切開で出産の娘。3日後、母子同室になりました。個室とれて、よかった…


おひな巻き

赤ちゃんと娘の病院は、母子同室です。
わたしは、オットの業務終了に合わせ、連れだって病院へ。初めて赤ちゃんと、お部屋で対面するのです。


卵のようにコロコロと。白いタオルで、まぁるく巻かれた赤ちゃん。
何ですか、こりゃ?

この時点で、新ババのわたしは、のけ反った。赤ちゃんは、ママのお腹の中で過ごすように、丸くなって安心するとか。
看護士さんに教わった「おひな巻き」、だそうで。


なるほど、狭いお腹の中から、いきなり空中に出てきて、手も脚もエアリアル。赤ちゃんは、とても不安。
からだを、きゅっと曲げて手足を身体にピタッとくっつけている方がいいのですね。ビックリしました~。

おひな巻き

スヤスヤ。透明なアクリル板で囲われた赤ちゃんベッド。今だけの平安。新生児と暮らすことはタイヘンなのだ。


令和元年の面会


旦那さまの両親も面会に来ました。本当に嬉しかったのですね。初孫ですもの。

あら、旦那さまは来たのかしら?
娘は首を横にふり。来ないとは…!
いや顔にだしてはいけない。
わたしは、赤ちゃんにも、その部分にも触れないようにした。


ペタペタするのは、実の母親でも嫌なはず。
わたしは娘を出産後、誰かにペタペタと娘を触られると、ガルガルと目が怒って「サワルナ」となってしまいました。
もちろんくちではなにも言いませんでしたが、不思議な感覚でしたよ。



ふやふや泣きだす

ほにゃほにゃ、ふやふや、あぅあぅ。まだ「オギャー」の鳴き声までできない新生児。


赤みがあって黒い肌。髪の毛は、ある。うーん、おんなの子だ。
タオルにくるまれコロン孫。
まだ実感なし。動きがないので当たり前です。


わたしもオットも、娘を見舞いがてら、病院へ面会にいくのだった。
初孫はタオルで、おひな巻きのコロン孫。
病院が近くて良かったです。


医療費の制度が違う

妊婦健康診断、わたしの時は実費で毎回、一万円ほど支払いました。
これは家計に厳しい。すごい出費、産む前から痛すぎる。これでは、誰もが妊娠・出産・育児など尻込みします。後でお金は還ってきます。


同じ大阪市での妊娠・出産でしたが、すっかりシステムが変わっていました。
娘は、毎月の妊婦健康診断(14回)は無料。
公的負担でまかなわれるとのこと。
双子ちゃんの場合はもう少し多いそう。

「できちゃった結婚」でも出産費用面は、なんとかなりました。これも自治体により、違います。
いまは、手厚くなっていて助かりました。


生命保険は必要

23歳の出産。若いから大丈夫というものではなく、出産は妊婦さんにとって命がけです。
娘は、妊娠高血圧腎症のため、予定日すこし前に、緊急帝王切開。

出産は命がけ


しかも娘は、あまり傷が治らない体質のようです。術後の回復が遅く、お腹の菌が暴れているとお医者さまに言われました。
出産後、一瞬血圧は下がったのですが、また上昇。
急な出産のストレスやらで体調不良。若いのに…と思いましたが、こればっかりは、どうしようもなし。



なんと、2週間の入院。前にも書いたのですが、皆さま、生命保険は必ず入ってください。
高額医療費の申請をすれば大丈夫でしたが、人生には回避できない辛い事が突然やって来ます。老若男女すべての人に。


哺乳瓶と粉ミルク


赤ちゃんは、ミルク。もともと母乳には何のこだわりもなく、働きたいという娘。


病院の小さなガラスの哺乳瓶ほにゅうびん
すこしの粉ミルクと、ぬるいお湯。
たくさんミルクを飲む赤ちゃん。
ちょっとホッとしました。
疲れた娘と反対に、とても元気です。


わたしのときは「母乳育児」にこだわったオット、今回は何も言いませんでした。
「乳ハラ」は、古い。ゆっくり何年も授乳する時代では、なくなっています。
なにもかも、わたしの時とは、出産・育児事情は違うのです。忘れないようにします。

…あら、すこし冷静になって気づきました。


2週間のあいだ、旦那さま、つまり赤ちゃんのパパはどうしたの?


病院には、一度も来ませんでした。


毎週金曜日は
 『シンママの娘』


いつも こころに うるおいを。
水分補給も わすれずに。


最後までお読みくださり、
ありがとうございます。


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