シンママの娘(14) 新生児 1ヶ月健診
このおはなしは、現シングルマザーの娘を、母(わたし)目線で書いております。
よろしければ、どうぞごらんください。
新生児1ヶ月健診
わたし・オット・娘・赤ちゃん(孫)
4人の生活。里帰り出産といえど、できちゃった結婚。
区切りも心の準備もなく。
何かしら違和感があるような、やっぱり家族のような。
もちろん新生児なので、娘は24時間休みなし状態。
ママ業、ぶっつけ本番、体当たり。
泣けばミルクと、いずこも同じ。
赤ちゃんのネット情報も豊富、便利グッズにも助けられて、もうすぐ1ヶ月。
わたしのオットは楽勝と言わんばかりに沐浴を。初孫なのだ。仕事から帰宅すると赤ちゃんを抱っこしてニヤニヤ。女の子は可愛い。
娘の旦那さまは?
もっと様子を見に来るかと思えば来ない。
娘の旦那さまは、仕事をふたつ、ダブルワークとやらで忙しかった。
…はずだが彼は仕事を、ひとつにした。
突然、娘に何も言わずに。
もともとメインの仕事が低収入で、それで副業、よくある話。
せめて、事前に娘に相談するとかできなかったのだろうか?
声をかけてくれるだけでも、娘の不安は薄れたはず。
「こどものためだから仕事を変更してもアタリマエ。
いちいち、そんなこと言わなければわからんのか。
結婚したら、なんでも従うべき」
わたしには、そう感じた。聞こえた。
娘のほうが年下だし、この間まで女子大生。
就職もあきらめ、社会にも出ていない。何もわからない子ども。
だからって、なんにも言わなくていいわけではない。
娘の決意
妊娠中から娘は嫌な思いをしたが、親のわたしやオットに迷惑をかけれないと何も言えなかったのだ。
決意を固める。
娘をバツイチにするのは忍びないが。
オットは逆上して暴れるかもしれぬ。
いろいろ脳内シュミレーション。
1度だけ娘の旦那さまが、我が家に来た。
近くの知り合いに赤ちゃんを披露すると。
まだ新生児なので外に出すのはちょっと…わたしは、ためらったが、新生児用の抱っこ袋があるらしい。
旦那さまは、小一時間ほど、赤ちゃんを連れ出し、帰ってきた。
得意そうな顔で。
赤ちゃんの顔を見たい、娘に会いたいということではなかった。
はじめての女子会
とにかく孫が健やかに育つのが優先です。
新生児1ヶ月健診。ひとつのヤマを越す、それだけ。
やはり、旦那さまは来ない。
わたし、娘、孫、三世代がタクシーで、病院へ。
外の空気、気持ちよさげな娘。
付き添い。旦那さまは、一緒にいるだけでもいいのに。
ごった返す病院。
まわりのパパとママ、赤ちゃん。
三人組がたくさんいます。
何年後も、いつでも、わたしたちは、この三人で女子会をやろう。
病院で無事に健診が終わり、はじめての女子会もお開きに。
これからもこの三人で……
いつもこころにうるおいを。
水分補給もわすれずに。
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。
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