Galileo Galileiについて隙自語

天文学について語りたいのではありません。伊藤です。

長らく(長かったか?)好きなバンドを紹介してきました。(もっと有りますが)
もっと掘り下げた記事を書いた方がいいのではないかと思ったので、1グループづつ(歴史的仮名遣い)紹介していこうかとおもいます。

隙を見せたお前らが悪い。

記念すべき第1回は”Galileo Galilei”です。
改めていいますが天門学者のほうでは無いです。

Galileo Galileiというバンドは北海道稚内市出身の4人組バンド。
閃光ライオットと言うバンドの大会みたいなイベントの初代王者でそこから世に出ました。
まあハイスクール漫才的な大会の優勝者と考えていただければ分かりやすいかと。

曲の特徴としてはエレクトリックな感じで、まるで物語を聞いているかのような感じ。ストーリー性を重視していると言えばいいのでしょうか。

またアニメタイアップも多くあり、”青い栞”(あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない)、”明日へ”(ガンダムAGE)、”夏空”(おおきく振りかぶって)等々沢山あります。

、、、とここまではWiki的な説明。
ここからは存分に主観思い出補正マシマシ客観視少なめでお送り致します。

何と言ってもGalileo Galilei(以降GG)の曲は
自慰的行為(表現が汚くてゴメンナサイ)に没頭出来る楽曲が多く存在する。
それは何故か。GGの曲がストーリー性を重視したものが多いからだと思う。

そのなかで厳選したいくつかを紹介させてほしい。

1つ目は”ウェンズデイ”
これはホントにヤバい(語彙力)。曲もそうだが、何より歌詞が凄い。
難しいが限られた語彙を使い頑張って解説します。

この曲は”男女が親戚の葬式で出会い逢瀬を重ねる”
という内容になっている。何喰ったらこんな歌考えられるの?
元ネタがあるんか?知らんけど

男性視点で話は進む。

以下歌詞抜粋

どうでもいい葬式で
きみの姿をみたよ ずっと髪をいじくっていた
ウェンズディアダムスみたい
唇だけが鮮やか 白と黒と紺色の絹

どうやら男性はウェンズデイアダムスみたいな彼女に一目惚れしちゃったみたいですねー。
ちなみにウェンズデイアダムスとはアダムスファミリーというドラマのキャラクターです。

その後二人は葬式の裏で逢瀬を重ねるという感じになるのですが、
その際の歌詞がお洒落

以下歌詞(ry

目配せして 席を外した
葬儀屋の裏で僕らはつながる
いつも誰かの 不自然な死が
きみのしたの茂みに火をつける

イイッ!!非常に良い。
何や”したの茂みに火をつける”って何喰ったらこんなお洒落な表現考えれるんや。
米か?
しかし、まあ。いつも誰かの不自然な死ってなんで不自然ってわかるんですかねえ?不思議やなあ

以下(ry

また誰かの葬式で
きみに会えたらいいのにと 夜になると考えていた
いつのまにか僕は 鮮やかな君の色を
死ぬ程欲しがるようになっていた

お前やろ!親戚殺しまわってるのは!!なあにが不自然じゃあぼけぇ!
お前かお前がやってるんやろ!!

以(ry

ウェンズディきみは たぶん殺してる
そんなこと最初やったとき知ってた
僕は誰かの 不自然な死を
心から望んでしまうんだよ

いやウェンズデイお前かーーーい。お前が殺しとるんかい!!!

とまあ、シリアルキラーの彼女が親戚周りを殺しまわってるみたいですねー。
そして彼はそれを望んでいるという内容の歌ですよ。

何ともまあ凄い歌。解釈はいろいろですが、禁断やら背徳やらが浮かんでくるこの曲一度聞いてみたらどうかと思います


2つ目は”老人と海”
タイトルはヘミングウェイ著の老人と海が元ネタかな?と思います

優しい曲調のこの歌は、仲の悪い父と母を仲直りさせるために飼い犬と少年が旅に出るというお話。
素敵な少し絵本のお話じみた歌

この曲もやはり表現が凄い

”I love youは私たちの三十年を食べてしまった”
という父親の発言から始まります。
夫婦仲が悪くなっていく様子をを、”I love youは私たちの三十年を食べてしまった”と表現するの余りにもハイカラすぎやしませんか。

以下歌詞(ry

知らない街の街道で若い二人がキスをしていた
I love youが現れて僕とジョンを笑ってるよ
リュックサックの中には3ドルぽっちと吹きガラスの瓶
二人が吐いた白い息 瓶の中に捕まえたのに

I love youはいなかった いなかったよ どうしてさ
ねぇ

”I love you”(二人が吐いた白い息)を捕まえたと思ったらなかった、と。
”I love you”は形あるものではないということでしょうか?

結局少年たちは線路のある海へ着き、一人の老人と会います。
そして老人に吹きガラスの瓶から小さな白いかけらを拾ってもらい
少年たちは帰路へつき、やがてうちに帰るのでした。という歌。
結局”I love you”ってなんだったのでしょうか?
最後にこんな歌詞があります。

”鼻声で母さんが言った
「あらこれって鯨の骨じゃない なつかしいな砂浜と線路…」”

じつはこの白いかけらはクジラの骨だったのです。というオチでおわるこの楽曲。結局のところ”I love you”というのは思い出のことを指していたのでしょう。

なぜクジラの骨かというのは同バンドの”クジラの骨”という曲がありそれと繋がっている曲なのでそちらとセットで聞くと内容がわかるのでオチらとセットで聞いてみてください。

まだ全然うまいこと良さを伝えられてはいませんが、上記のような幻想的で素敵な楽曲が多くあるので聞いてみて欲しいです。

以上Galileo Galileiを隙自語るでした。ありがとうございました。


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