占い・創作分析してもらった話
1年ほど前、友人が「Skypeで、同人もわかる占い師さんにホロスコープ見てもらった」と言っていた。
それがこちらの方↓
大変人気で、抽選制となっています。
友人は2回目で見てもらえたものの、友人の友人は1年申し込み続けたらしい。
急にこのことを思い出し、ちょうど色々他人の意見を聞きたいタイミングだったので調べてみた。
調べた日がたまたま抽選申し込み締切日だった。
当たった。
私は昔から爆裂に運が良いというか、タイミングがいいので、思い出して調べた日が締切日だった時点で「当たるな」と思っていたがマジで当たってちょっとびっくりした。
うれし~~~と思ったのでここで自慢しておきます。
生年月日(時間まで)、出生地、聞きたいこと、創作物を先に送って、Skypeでやりとりする形で見て頂きました。
私は普段小説を書いています。
どれを見てもらおうか悩み、友人曰く「手癖で書いたものを見てもらった方が面白いと思う」とのことだったので、プロットを立てずにざっと書いた
・長め、構成ありき
・わりとよく書くボリューム
・短くしようと書いたもの
を見てもらいました。なお、テキストの場合は5万字までが目安とのこと。
質問内容を考えるにあたって他の方のレポなどを参考にしたので私も書いておきます。
私が質問したのは以下の通り。
・得意なこと苦手なこと
・作風、表現する上での武器
・創作で得意そうなジャンル
・仕事と創作のバランスの取り方
・人間関係の構築の傾向
実際にお話してもらったこと
録音してもいいとQ&Aに書かれていたので、Skypeで通話を録音させてもらいました。
ただ、お話ししてもらいながらメモしていたので、以下はそのメモを参照したものです。
人生のテーマ・自己表現のテーマ
レポをいくつか見ているとわかるが、これを毎回最初に言ってくださるよう。
私の場合は、「溢れてくるイメージのままにどこまでも行く」。
一言でまとめられない
この世のあらゆる可能性について考えていく
テーマは抽象的だけど行動は地に足がついている
ないとわかっているものに向かっていく
「辿り着きたいから」ではなく、「追いかけたいから」
果てがないものを追いかけているのに満足度が高い
全ては無理だとわかっている
場所を変え手を変え大きいものに取り組んでいく
なんかわかるんだよな
何かを追求するの好きですね……
努力と根性で追求するわりに、無理だともわかっている感覚はなんとなくわかるというか
得意なこと苦手なこと
抽象的なものを具体的にするのが得意
境界線上のどちらともつかないもの 割り切れないものを言葉や物に当てはめる
取り出して他人に手渡せるようにする
↑ここが地に足ついてるポイント
やりたいことを具体的な行動として考えられる
めちゃくちゃ人に言われることでワロタ
言語化はわりと得意です
あと、昔からよく人や人が書いた/描いたものの印象を何かに例えるのが上手いと言ってもらうので、心当たりがある~~と思いました。
学生時代に勉強してたのもまあそういう感じのことなのもあり。
筋が通ってるかは別として、それっぽい理由をつけられる
説得力がすごくある
具体例、圧をかけるのが得意 笑いをとるタイミングで笑いをとったり
それらしく語るのが上手 嘘つきというよりは人を無理矢理動かす力
無理矢理動かされている感は相手にはない
話を盛るタイプ
物事の本質をつかみやすい
器用というより要領がいい、根性もある
個人プレーでもいけるけど、他人を巻き込む方がでかいことが出来る
実務能力が高い
マイペースそうでもある
人に合わせて優しくするのは場当たり的には出来ても、継続は出来ない
この辺も学生時代から社会人になってまで心当たりある〜〜
論文発表やら話しことば検定やらなんだりかんだり……人前で話すのにも抵抗がなく、適当な話をするのが得意だなと自分でも思っていました。
また、仕事の時は常に「どうやって思う通りに動いてもらうか」を考えて仕事しがちなのもあって、わりと身に覚えがあることばかりでした。
ただ、話を聞きながらあまりにも詐欺師向きの適性じゃないか?と思ったりもしました。ちゃんと真面目に働いて稼いでます。
自家中毒にはなりやすい
自分自身の純度が下がらない
他人に影響されない
軸がある
行動が伴うと我が強い、心と頭はゆるっと捉えるのは得意
人の印象よりも繊細かも 自分でも自分の繊細さを忘れそう
我!!!!みたいな人間なのがよく出てて草
風見鶏的な人が苦手なのもそらそうと自分で思いました。
作風、表現する上での武器
これについて重点的にお話して頂きました。
本質的には繊細 幻想性感傷?感傷っていうほど痛みだけがあるものではない
経験していないものに対する懐かしさ 憧れ 過去そこにあったもの、絶対かなわないものに対する懐かしさ 焦がれる
まだ形を得てない美しい物 形を失った美しい物
自分は知らないかつてそこにあったもの 完全に終わったもの
夢と幻想、幻覚
幻覚だけど本質に近い 幻想だけではなくもう少し現実、社会的現世的
あの世とこの世の境目に立って三途の川を渡らずに帰ってくる 三途の川を眺めてる いつか渡るんだろうなと思いながら帰ってくる
感覚に訴えかけてくる
なんとなくわかる気はしつつ、自分で感じていたよりもだいぶ良いようにとって頂いているなとは思いました。
特に三途の川というあたり含め、わりと浮世離れしているのかな?と思いながら、「感傷」「憧れ」「懐かしさ」「美」っていう言葉を並べてみると確かに書くの好きです。ふわふわして曖昧なものを書くのは好きかも。故郷がない人に「望郷の念」を覚えさせるような、「存在しない“失われたもの”」を捏造するのは比較的得意かもしれないなと思わなくもない。
感覚の具体化が作品
抽象的なものを人に共有出来るようにしたものが作品
物語でしか表現できないものを作る人 物語るしかない
短文で伝わるものにはあまり興味がない
大きな文章のかたまり、流れをもってしてしか伝わらないものを書こうとしてる
私は短い文章を書くのがずっと苦手で、もう何年も苦しんで来たんですが「あーなるほど、そもそも短い文章で伝わるものに興味ないんだ」と笑うとともに腑に落ちました。
これからもガソリン満タン・アクセルベタ踏みで飛ばしてくのでみんなついてきてくれよな……!!
知らん人のn万字小説読んでくれる人いる!?!?などと泣き言ばかりだった時もありますが、もう諦めるしかなさそう。
箱庭感はない、ビオトープやビバリウムではなく、実際の森に行って分析装置つかって観測して持ち帰る
そこで体験したそのもの 連れて行かれる しばらくそこで暮らさせられる
臨場感がある 今まさにその場所に行って体験させてる
東北 初夏か秋 明るいけど薄暗い 朝晩だけ霧が出て森が湿る感じ
森をレインコートを着て歩いている(彷徨っているのはない)
調査であって、暮らしてるわけではない
あの世に行く 人間の領域から外れようとしている
少しでも気を抜いたら取り込まれる、その危機感 守りの物語ではない
世界を広げようとしている 物語を引っ張っていく大きな要因が「知りたい」好奇心 だから知性を刺激される「調査」
語り手の体験、受け手の経験が一緒 没入感があるリアルタイムで体験
理性でコントロール
合理的なものに対して美意識がある
アウトプットはもっと情熱とか衝動とか情念とかでやる方が向いてるかも
カロリーが高い 栄養価が高すぎてカロリーが高いレーションみたい カロリーの高さに美しさを見出してるかも
長くても短くても独特 煮詰めた感じの濃さ メープルシロップより味濃い はちみつより黒い 黒蜜かな ねっとりした甘さ チョコレートソースみたいに油っぽくはない
展開がカロリー高い 圧かけて話を進める
傷ついてても頑張ろうとしてる人にはいい 傷を癒した上でそれでも生きろって感じ
立ち上がれないなら立ち上がれるようになるまで付き合ってくれるけど、立ち上がれるようになったら歩かせる、そして消える 手をはなす
読後感がシンプルだけど色々ある
痛みがないと本物感を作り手が感じてない 自分が本物だと思えるものしか書かない
重めになる 文章の質が繊細 扱ってる感情も繊細
殴りかかってくるような感じではない 細い糸で首を絞められる
死者へ手向ける物語ではなく、生きてる人のための物語
希望へ向かっていく
痛みもはらんだプラスであるところに気持ち良さがある
ポップ、シンプルな感じは苦手
自分では全然思ってなかったことをたくさん言ってもらえて、こんな感じなんだ……とじんわりしました。自分では全く思ってなかったけど、なんとなくわかるような感じ。ふわふわ~~っとしているようでけっこう具体的なイメージがあるっぽかったので、その辺りもお話ししてもらえて面白かったです。
時々あー!そう!!それです!!になりつつ、思ってなかったけどそう言ってもらえて嬉しいな、ばかりだったので、やはり言ってもらった通りのことが好きなんだろうなと思います。
過去に、今回読んでもらったのとは別の話で「調査報告書の趣がある」という感想をいただいたことがあるので、私が書く文章のベースにそれっぽさがあるのかな~と思ったりもしました。
「死者へ手向ける物語ではなく、生きてる人のための物語」っていうのが、そういえばそうだな〜と、やけにしっくり来たので今後はこの言葉を携えていきます。
「元気がない人に食べさせると元気出るけど、本当に死にそうになってる人に食べさせたらだめなやつ」的なことを言ってもらって笑いました。
そしてポップ、シンプルは苦手ってところで玄関マット(誰でも読みやすく楽しい、気軽に読めて入り口となれる作品を指す)は一生書けないな…と改めて思い知りました。
創作で得意そうなジャンル
どろどろしてても大丈夫かも
社会的しがらみ、社会の仕組み
生きる事の複雑さ、難しさをはらんだミステリー
人の心が不透明だからこそ起きること
強みである情緒性
ギミックにとらわれると良くない
感情も、ちょっとした触れ合いも生々しさが出るので注意
疲れたOL向けはちょっと向いてない
明るくて優しいポップなだけの世界とかは無理
人の心が不透明だからこと起きること、好き~~~~!!
書いててめちゃくちゃ楽しい わかる
合理的で美しい構成が好き、からのギミックにとらわれると良くないというところで、完璧に構築されたギミックや構成が好きだけど、本来的には情緒や勢いで押し切るのが向いてることとの矛盾というか、その部分との兼ね合いがあるのかな~と思います。
ちょっとした触れ合いも生々しさが出る、というのを聞きながら「つまり、別に年齢制限がかかるようなことではないが、なんとなくえっちな気がする文章とか書けるのでは…🤔」と悪用することを考えていました。
あとマジで「鼓舞はしても癒しはない」「明るく優しいポップは無理」なんだということがよくよくわかりました。わらう
仕事と創作のバランスの取り方
生活を保つのが苦手でも秩序はなんだかんだ保たれる
そもそも創作出来なくなるほど忙しい仕事につかない
かっちり生活リズムつくるのもあんまり向いてない
むしろ仕事してるとリズムを保ちやすい
定着させるんじゃなく、駄目になったら考え直す、を繰り返す
定着させようとするのはだめ
部屋を定期的に掃除する、じゃなくどうせそのうちするから、で放置する
自分の意志で生産的なこと出来るというのがメンタルの安定にも
よーし!ちゃんとしなきゃ…と気負うのは無駄!やめます!
完全崩壊しなければそれでいいということにして、ほどほどに生活を保ちつつ、その都度その都度、どうするか考えて騙し騙しやっていきます。
人間関係の構築の傾向
色々お聞きしましたが、詳しくは割愛します。
感想
面白かった!
色々お聞きしたいことを送った中で、特に作風についてをしっかりお話ししてもらいました。
事前に手癖で書いたものをお送りしておいたからか、わりと「こう」というイメージを持ってお話しして頂けたようで、面白かったです。
こういう、書いたものに対する手触りというか、文章力や中身そのものではなく雰囲気なんかを人に言語化してもらうことってあまりないので、かなり貴重な体験だったなと思います。自分で思っていたよりもかなりプラスに作用していく感じだったのが驚き+嬉しい。
得意なこと、苦手なことは「あーわかるわかる」が多く、作風に関しては「へーそうなんだ」が多かったというか、思ってもみなかったことが多かったです。
その余波で、自分が自分のどういう部分を客観視出来ていてどこが客観視出来ていないのかというところもわかって楽しい。
今回書いたのはお話しして頂いたことの一部で、もっとたくさんお話ししてくださってます。
聞きたいことを送る段階で「どうしてそれを聞きたいのか」を書き添えるといいかもしれません。
環境が変わったり、色々書いていってごちゃごちゃ考えるようになったらまた見ていただきたいなー!と思いました。
小説じゃなくても「何か」を作っている人で興味があるな~という方は
とのことなので、抽選に申し込みされてみてはいかがでしょうか!
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