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WRONG SCALE

こんにちは。

今回は、WRONG SCALE(ロングスケール 以下、ロンスケ)という4人組のバンドを紹介します。

その前に小話を。

ロンスケは高校生の時に仲が良かった友人に教えてもらって、ドハマりしたバンド。だいたい10代でインディーズバンドに目覚める人間に共通しているのは、年の離れた兄弟がいるってこと。彼は3つ上、自分は4つ上の兄弟がいた。そこからの影響はオリコンランキングよりもデカいのだ。

iPod nanoで、あのシリコンのラバーケースに入っている、薄透明の、で聞かせてもらって一瞬で全身が痺れたのを覚えている。

これは自惚れだけど、高校の同学年250人くらいのなかでも、ロンスケの楽曲を知っているのは自分ら2人に加えてほんと数える程度だったんじゃないのかなって。こんなかっけぇバンドを知っているっていう優越感が、少しだけ自分をセンスいい人間に感じさせてくれたようで、どこか天邪鬼だったりアンダーグランドが好きな性格はこの時期に形成されたんだと思う。

それでは、ロンスケについて

野田剛史さん(B,Vo)、菊川正一さん(G,Vo)、大西俊也さん(G,Vo)、楠誠一さん(Dr,Cho)の4人組バンド。
1999年にスリーピースで活動を開始し、2004年に上記4人組のメンバー編成となったよう。

個人的な代表曲は、3rd Album「triangle to square」の「p.s moved out」。

透き通るようなギターサウンドとボーカル。
疾走感があり、どこか緊張感もあるような曲の展開ですが、全体としてエモい印象が強く、とにかくオシャレ。

楽曲ごとにメインボーカルが異なるから、アルバム通していろんな表情が楽しめる。バスや電車での通学・通勤が長い人は通しで聞いてみたほうがよいでしょう。何気ない風景や空が急に心にしみるようになるから。

そして最高傑作(個人的)4th Album「bed and board」。この時クラスで流したら「カッコよすぎる!!」と盛り上がったわけで、優越感に浸らせていただきました。※こんな音楽レビューあるか...申し訳ない。

一曲目の「melt down」は、ロンスケの表現力の豊かさや疾走感×エモなメロディーを象徴する最高傑作といっても過言でない。

他にも素敵な曲がたくさんありますので、是非サーチしてみてください。
(各種ストリーミングサービスでも聞けるようでした)

ロンスケは、少し背伸びしたい、大衆的潮流に抗いたい10代の自分の背中をそっと押してくれただけでなく、その透き通る声と疾走感あふれる(でもきれいな)メロディーで退屈な通学路を彩ってくれたのでした。

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