シャイン第2章ep2「趣味も全力で楽しむLJKの秋、今までで1番」
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注意事項・・・(第二章冒頭と同じなので、知ってる方は読み飛ばしてください)
これは18歳の少女を追いかけて、彼女の成長と人生を追うノンフィクション作品です。これは、私の人生をかけた書き物です。終わりを設定していないので、ある日突然、なんの前触れもなく終了するかもしれない、そして更新も思いっきり不定期です。それでも良ければ、続きを読んでいただけると心から嬉しいです。
フォロワーから声をかけられたんです!と嬉しそうな、めずらしく無邪気な笑顔
最近のシャインは、中学生ぶりにある趣味を復活させて、それ専用のアカウントで発信をしている。同じ趣味をもつ者が集まるイベントでの出来事らしい。「いつも見てます!って、、、嬉しいです」と、嬉しい気持ちを隠さない表情。・・・・・・その話、前回も聞いたけど?笑
でも「そっか、すごいね」とおんなじ反応をする。おんなじ話を何度もしちゃうシャインはかわいい。いつもは、ぶあつい猫かぶって、本心だすの苦手だ(というか、そもそも出そうとしてない)し、頑張って隠そうとしちゃうからね、こういうシャインもいい。でも、いいかいシャイン、あんたの話は、ボイスレコーダーなんか使わなくても全部私の耳に、心に、頭に残ってるんだよ。地下鉄が苦手なのも、甘いものが苦手なのも、ラーメンの味はあっさりが好きなのも、絶対に忘れないんだよ。これは覚えておいてね笑
観劇や推し活だけでなく、そういった理由で上京してくることが増えた。まぁほぼ親世代の私は、同じイベントに参加することは遠慮して「お友達を作ってきます!」という隠れコミュ障のシャインを見送っている。(心の中ではめっちゃ心配しながら、無事を祈っている笑)そうしてもし、新しいお友達とご飯でもすることになったら遠慮なくそっちを優先するように、と前置きしつつ、帰りのバスに乗り込むまでの時間を一緒に過ごす。もう、親か?親なのか??笑
でも会話の内容は、ただの友達だから楽しくて嬉しい。お互いの新しい気になる俳優とかインフルエンサーとか、最近の推しの話とか。これから会える現場の話とか。今までの楽しかった推し活のこととか。毎回、数時間しかない。話は尽きない、時間は足りない。シャインが乗り込んだバスを後ろから撮影して、また次があると自分を励ましながら帰る道は本当に寂しいのに。
最近誕生日を迎えた自分が一番嫌だったのは、この子との年の差が30から31になってしまうことだった。年の差を感じてはいないから、ここまで話せるようになったとは思う。でも、埋められないものがあるような気はする。どうやってもこの子の人生を見届けることは出来ないことを感じる瞬間がある。だから、シャインのことを書く際には毎回「注意事項」を付けることにした。いつ終わりがくるか、それは誰にも分からない。でもそうなることを覚悟して書く。だからそうなることを覚悟して読んでほしい、と。
英語の勉強はアプリゲーム、の現代っ子(死語かな笑)ちゃんと勉強してて
えらい。約束は覚えているらしい。英語をがんばる、という約束。たのむから「これってなんでしたっけ?」とか聞かないでくれ。単語なんかどっかに置いてきたもん、昔は覚えたのかもしれないけど、そんなもんは端から抜け落ちていく世代なんでこちとら笑
私はというと、こちらも心の中で約束した通り、同時通訳しごできアプリを見つけたので、約束は果たしている。喋ることは苦手だけど、聞き取ることはなんとかいける(典型的日本人な)ので「OK」「サンキュー」「please」だけで乗り切った過去の海外旅行と同じスタンスでいかせてもらうね笑
引き続き精進するように。あたしの分の通訳もできるようになってくれたら助かります。頼りにしてますね!笑
いつも少しだけ自信のない目をしていたシャインの変化
ボソッと。嬉しそうに。指はスマホ画面のハートマークをタップしながら。私が隣で聞いてるのを感じながら、でもノールックで。
「いいねが常に100を超えるようになってきたんです。プチバズりしたのもあって・・・」
照れ隠し。でも言いたい。そしてちょっとずつ変わっていく自分をちゃんと報告してくれる。うまく言葉にできないのが悔しいほどの「シャインの変化」
こうして変わっていく。18歳とはそういう時期だ。
知らない人に(リアルで)声をかけられる。それがシャインにとってどんな風に、どんなきっかけとなったのか。想像でしかないけど、きっとそれは「自信」につながる何か。嬉しい出来事で、ただ喜ぶだけじゃない。彼女の中に芽生えたもの。自分がしてきたように、誰かに自分の表現が届いているということ。めずらしく浮かれていて、無邪気に楽しそうな佇まいは、彼女にほんの少しの余裕が生まれたということではないだろうか。
今までで1番、年相応に「今を楽しむ」姿を隠さない
自然で素直。シャインからは程遠いと思われた言葉が並ぶ。私の心の中にも、このページにも。だからすぐにお伝えしたいと、筆をとった次第。
今までの優先順位が変わっても、それは当然のことだから心配しなくてもいい。それが成長であり、変化であり、それを楽しみにしているのだから。シャインの人生と、シャインを応援する姉さんはみんな、きっと同じことを言うから大丈夫。安心してあなたの人生を生きて。…と心から今回も願う。