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友だちって何?


そもそも友だちの定義は何?

コロナ禍で外出自粛中の時期に、会いたかった友だちはいますか?

それは何人?

電話したり、手紙を書いたり、メールしたりしましたか?

あなた自身も誰にも何もしなかった、誰からも何も連絡がなかった、というのなら
今の人間関係はあってもなくてもいい程度のつきあいだったのです。

ほとんどのひとは、孤独、ひとりぼっち、友だちがいないの?と思われたくないから適当に合わせて行動をともにしているのですが、それが苦痛でなければそれでかまいません。

でも、話を合わせたり、インスタ映え写真を撮りたいためにだけ、気乗りしないカフェにつきあわされたり、
そういうことで時間とお金を使うのが嫌だと思うのなら、その人とは距離を置きましょう。

意識して離れてもいいではありませんか?

友だちではないのです。ただの知り合い程度。

友だちは、一緒にいて楽しい人、いい刺激をもらえる人、感性が合う人、また会いたくなる人です。

いちばん大切なのは、感性が合う人。

どういうことかというと、スポーツが好きだから好きなスポーツの話をしていると盛り上がる。

一緒に美術館めぐりをして、絵画や焼き物の魅力を語り合える。

歴史が好きということで、歴史上の人物が生きた時代背景まで語り合える。

好きなアーティストのコンサートに一緒に行ける。

趣味の世界は、

家族構成や、既婚か未婚か、そういう生々しい立ち入ったことに入らないところがいいのです。

しかも、利害関係はゼロ。離れたいときも気が咎めない。

趣味がないという人でも、何かしら好きなことはあるはず。

読書が趣味なら、図書館の読書サークルに入ってみるとか、

ガーデニングが趣味なら、そういう友だちや知り合いが自然にできるものです。

コンサートやお芝居を一人で見に行ってもたまたま隣の席に座った人と話したのがきっかけで、友だちになれます。

私も、ある人のお芝居を見に行った劇場で、隣の席に座っていた人が、その隣の人(姉妹でした)と帰りの新幹線の時間を気にしていた話し声がきっかけで声をかけて以来、もう30年来の友だちです。

普段は居住地が離れているので会えませんが、お互いの住む土地で、その歌手さんの公演があるときに行ったり来たりして一緒にお芝居を見る、LINEがある今は、LINEで情報交換やらおしゃべりを楽しめます。

人間関係に悩むより、誰にも邪魔されず、誰に気を遣うこともなく、言葉をえらびながら会話する気疲れもしなくていいひとりの時間はまさに至福の時間だと思いませんか?

休みの日は1日中、テレビを見ているのもいいじゃないですか。



40代の知人女性は、ひとりが好きで(気を遣わなくてもいいから)、休日はひとりで映画館通いしています。

ごくたま~に

私も一緒に映画を見に行くことがありますが、見たい映画がつまり好みが違うので、いつも一緒にというわけにいきません。

ムリに相手に合わせるとかえって気を遣うことになり、お互いに気持ちが重くなります。

双方が、あの映画、見たいね~という時だけのお付き合いです。

美術展やクラッシックコンサートも行きます。
世代が違っても感性や趣味が合えばそういう付き合い方ができますよ。

余談ながら、

この女性(未婚)の話を聞いていると

彼女の親友は(既婚)大学時代からの付き合いで
180度正反対の人生=暮らしを過ごしていて話が合うのかなぁ?と思いますが、気が合うのか話が合うのかお互いにリスペクトしあっているのか、老後は一緒に老人ホームへ入る計画だそうです。そのために貯金しているとか。

家族よりも同じ時代を生きてきた唯一無二と思える友達との老後人生を選ぶのか...と

妙に納得もし、羨ましくもありました。

自分の気持ちをらくにしてあげる。

自分の心が心地よいことをしてあげる。

人は、幸せになるために生まれてきたのです。


友だちを失いたくないから我慢して付き合っているというのは、自分自身に嘘をついていることですよね?
それは友だちではないのです。
それでは自分が可哀想すぎますよ。

孤独もよし、孤立もよし...ひとりでいる自由って素晴らしいと思う幸せ時間、自分がいちばん愛おしく思える時間でしょうね。

だって生きている以上、常に何かの束縛の中で暮らしていかなければならないのですよ。

まず家族というもの、もちろん家族は幸せを与えてくれるものでもありますが、
もとは他人同士の結びつきから始まり、
成長すれば兄弟は他人の始まりでもあり、
自由に選ぶことができないもの...

時間の束縛。
朝起きたら学校や会社へ行く時間は決められていますし、そのルートも毎日同じ。

仕事&職場の束縛。
仕事はもちろん、職場での上下関係の束縛はきついし逃げられない。
選択の余地なしで甘んじて受け入れなければならない。

営業職でも事務職でも仕事内容はほぼ決まっている、つまり束縛されています。

帰りは居酒屋でというコースも定番ですよね。

私がもし今現役で働いているとしたら、仕事仲間と居酒屋へ行くというのはしません。必要な付き合いでなければ…という前提ですが。
スナックとか、赤ちょうちんとか…. 

そういうお店のカウンターの端っこでひとりで飲む。
もちろんビールではなく日本酒に限ります。


話しかけられたくない。
他の人のおしゃべりを黙って聞いている。
30分ぐらいで帰ります。

仕事をしている間は人間関係を選べませんから、理不尽なことにも耐えざるを得ない。

そのうえ友だちと思い込んでしかたなく付き合うぐらいならそんな友だちは要らないんじゃないの?

ひとりで静かに飲みながら、今日も一日頑張った自分を愛おしんであげて。

そんなお店探し、私もしてみたいな。

一度だけNHKテレビで聞いたことがある歌ですけど、

蒼彦太さんの “カラオケ情け ~女将さん”♬

という歌が、詞も曲も好きでいつも聞きたいと思いながら聞く機会がありませんが、この歌の世界が好きなんです。

やっぱりスナックや居酒屋ではなくひとりで飲みに行けるお店、こんな女将さんがいたらいいなぁ。

ひとりで行ける、
友だちは要らない
こんな時間が必要ですよ。

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