過程にいる喜び
秘教心理学第一巻、第一部(~P196)までを読み終えました。
秘教心理学は、秘教が伝えるところの7光線に関する論文です。7光線それぞれを感じ、実生活にも落とし込み、それぞれの光線を特定できたらいいなぁと、クラスでは取り組んでいたりします。先日のクラスは、響いたところを持ち寄り対話の時間だったのに、すっかりわたしはそのことを失念。ということで、その回はキャンセルして、一人、本を振り返る時間としました。備忘録として響いたところをアウトプットしておきます。
結局、アウトプットしておきたいところは、ほんとはじまりである序言から。7光線についての具体的な箇所ではないけれど、序言なだけに、DK大師も、7光線の論文全体を通してベースとして伝えたいことなはず~
「すべての魂は超魂と一体である」という言葉は、基本的かつ本質的な情報の断片を言い表しているのかもしれない。私はそうであると信じている。
****(中略)
世界は知識に満ちている。知識とは、結局のところ、存在する状況に対する知覚反応であり、その反応は、発達しつつあるが完全には発達していないマインドによって引き起こされる。多様性の根底には基本的な統一性が存在するということ、そして、私たち自身がこの統一性と一体になることができる場合に限って、私たちの認識は正しく真実であり、誤りがないということも次第に明らかになりつつある。
結びとして、私はあなた方すべてに前進するようにお願いしたい。あなた方が気持ち新たに、喜びと関心をもって必要な進歩を行うのを、過去のものー肉体的な怠惰、知的な意気消沈、情緒に対する統御の欠如ーに妨げさせてはならない。必要とされる進歩を行うことによって、あなた方はより活動的で役立つ奉仕に適応できるようになるであろう。あなた方の誰もが、過去や現在に邪魔されることなく、観察者として生きることができますように。これが、あなた方の教師である私の変わることのない心からの祈りである。
チベット人
秘教心理学・第一巻 序言 P26
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”過去のものに妨げさせてはならない。”
過去って、、、もうこの瞬間過去になっていて。この文章を読めば読むほど、謙虚な気持ちになりつつ。でもそれは、自分が小さくなっていくのではなく、よりオープンに開かれていく、あらゆる可能性に開いておこうと広がっていく感覚になります。
抜粋した最初の2行も響いて。
”「すべての魂は超魂と一体である」という言葉は、基本的かつ本質的な情報の断片を言い表しているのかもしれない。私はそうであると信じている。”
DK大師の表現も、断言でなく仮定的で、そうであると信じているという表現になってる。真実ってこれだ!と思っても、それはやっぱり、真実の断片なのかな。と思う。これだ!とそこに固執した瞬間、秘教でいうところのイリュージョンになるのかもしれないことを、心に留めておきたいなぁと思う。あらゆるところに、その濃さは違えど、どれもに真実はあると思うから。
わたしも、世界も、ものごとも、宇宙も、常に変化をしているから。バランスがとれているとしても、それも常に変化している。
多様性の根底には基本的な統一性があるから、どれが正しい、正しくない、と主張するのは、まるで今日の空の色は違う!ほんとうはこうなのに!と主張しているようなことなのかもしれない。
なんだか戦いモードな時は、根底にある統一性に意識をむけると、よりよいポイントがみえてくるのかも。オープンに遊び心をもてるような余白を持っていたい。
前進すること、過程にいるということ、途上にいるということは、常に希望を見出す機会があって、それを嬉しく思う。カオスな状態も、時間が存在しない次元から眺めてみれば、それは、いつも一緒に存在しているものだから。その状況なくして、もしかすると何も生まれないのかも。
カオス感際立つこのごろの世界を感じつつ、カオスに喜びを感じるわたしもいて。葛藤が創造性へと昇華されますように。バランスがシフトすることは、過程、成長で起こることでもあるから。
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