【就活】「自己分析」の結果が腑に落ちない
こんにちは。キャリアコンサルタントの内村しづ子です。
就活をする際に、よく聞く「自己分析」。
就活の基本とも言われてますが、学生にやってみた?と聞くと
「一応やってみましたが…苦笑(もしくは首をかしげる)」
そう、結構な割合でやってみたけど、腑に落ちない、もしくは納得できないという現状。
それはなぜか?
他人任せの自己分析では腑に落ちない
自己分析が腑に落ちない人のほとんどが、WEB上の無料診断ツールなどを利用している。これは手軽にできる自己分析だけど、数十個の質問に答えて自分がわかるなんて、人間はそんなに単純ではないはず。
無料診断ツールはあくまで、傾向を表すもの。正直、合っていることもあれば、まったく違うこともあるの(星占いとか血液型占いに似てる)。これだけを自己分析といって、自分が良くわかりません!!ではモッタイナイ。
自己分析をする目的
就活本には「仕事選びのミスマッチを避ける」などと書いてある。でも実際にはどんなに自己分析して新卒でマッチした仕事についたとしても、それが一生続くという時代でもない。
だから自己分析は、学生から社会人になるタイミングで自分を客観的に見る訓練のひとつと考えよう。これまで自分はどんなことをしてきたのか、振り返りながら簡単な自分史を作って、自分はどんなときに嬉しくて、どんな時にストレスを感じるのか。辛いときはどうやって立ち直ったのか等を書き出していくだけでも、なんとなく自分はどんな人間なのか見えてくる。
あわせて短所が見えたり、長所も見えたり。
客観的なフィードバックも参考にする
自分一人で自己分析していても限界があるので、親や友人に「私の長所ってなんだと思う?」「どういう時にそう思うの?(エピソードをあげてもらう)」という質問をしてみはどうだろう。
自分が思っている印象と、まわりにいる人からの印象はほぼ違う。これも自己分析の一種。
自分史や客観的なフィードバックを合わせると、なんとなく自分自身はどんな人間なのか見えてきます。これだけでも充分に就活に臨めるはず。
就活に哲学的な自己分析(自分探し)はいりません。
就活のタイミングでの自己分析は、自分の基本的(喜怒哀楽)な傾向をつかむ!そして、そこに自分自身で納得できる。これに尽きるでしょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?