暮らしの観察日記
今週が始まったと思えば、
気が付けばもう金曜日の夜。
今週もお疲れ様の気持ちを込めて、
お部屋の電気を消して、小さな明かりとろうそくの灯
暖かい紅茶と共に
静かに、今週のことを綴ってみます。
最近、自分の暮らしの観察を始めて見ました。
自分はどうお金を使っているのかな
どんなことに時間を割いているのかな
何をすることが好きなのかな
どんな時に笑っているのかな
どんな時に幸せを感じているのかな
何に満足できていないのかな
などなど。暮らしの中の一つ一つの行動や心の揺れを
じっくり観察する感じ。
松浦弥太郎さんの「なくなったら困る100のしあわせ」を毎晩数ページずつ読んでいて、
読んでいるうちに、身近な暮らしの豊かさを実感して
私もやってみたくなったのです。
暮らしの中に潜む小さな幸せを探してみること。
ちょっとした、私だけの宝探し。
そして、自分の暮らしを整えてゆくことは
小さな秘密基地をつくるようなワクワクがあります。
さて、秘密基地のベースとなるのは、24時間という1日の時間。その時間をどのように使って、どのように自分を満たして行くかが今の私の一番の関心事。
時間という軸を中心に、いくつか新しいことを試してみました。
そのことを少し綴ってみます。
今週の暮らしの観察日記
その1. 丁寧にお料理すること
最近、お料理することにとても喜びを感じる自分に気が付きました。
野菜を切る音、コトコト茹でる音、お肉を焼く時のシューっという音。
賑やかな音に耳を澄ませながら、美味しくなぁれと手を動かしている時間がただただ楽しくてしょうがない。
頂きます、ごちそうさま。
丁寧に食器を洗うこと。
余裕がなかった1学期はなかなかできなかったけれど、
お料理に対する興味と感謝を持ったとき、暮らしがちょっとだけ豊かになったような気がしたのです。
その2. 朝のランニングと夜のヨガ
ランニングは今年の1月から始めていたけれど、2学期に入って早朝の授業が増えたことと先週まで早起きできなかったことが重なって、しばらくお休みしていました。
今週からまた朝5:30~6:00に起きる生活を初めて、ちょっとした変化が。
まず、朝起きて走ることができていることがただただ嬉しいのです。朝気持ちよく起きることができたこと、そして走ることができる健康に感謝。
そして、日の出が早くなっていること。
少し前まで8時を過ぎてもまだ暗かったのに、今は6時半には薄っすらと明るくなり始めます。私は夜から朝に変化する空の下を走るのが一番のお気に入り。早起きするモチベーションになっています。
そして、自分の体にありがとうという気持ちを込めて、最近はちゃんと体の声にも耳を澄ませるようになりました。
夜にヨガをしてちょっとしたトレーニングをして、クリームを塗って寝る。
お勉強している時は体に負担をかけないように背筋をすっと伸ばしてリラックス。
それだけで体だけではなくて、心も心地よく過ごせるのです。
その3.オランダ語
ずっと「フランス語始めたい!」と思っていたけれど、なかなかやる気が起こらないまま半年が経過。そうこうしているうちに、気が付けばオランダ語を始めていました。
きっかけは去年の末からお付き合いしている彼が、ベルギー人であること。
彼は英語(そしてちょっとの日本語)に堪能だけど、母国語がオランダ語だから「オランダ語は英語ができる人には簡単だよ、教えてあげるよ~」と言われているうちに、徐々にオランダ語に対する好奇心が湧いてきました。
いくつかの発音は難しいけど、オランダ語の音がとても好き。
もしかしたら彼の声が心地よいからかもしれないけれど。
まだ全然聞き取れないけれど、言葉を「意味」としてではなく「音」として認識している今の状況が新鮮で面白いです。いいインスピレーションを受けています。
その4.寝る前の読書
「読むぞ!読むぞ!」と力むのではなく、ぱらぱらとめくる感じ。最近は松浦弥太郎さんのエッセイと哲学書を順番に読んでいます。
一日中リーディング課題に追われているか授業で新しい知識をインプットしているので寝るときは頭がへとへとだけど、だからこそ日常から少し抜け出して、ちょっと他の人生や新しい世界を覗きに行く時間がとても楽しいです。自由に思考し、思いを巡らせることの豊かさを実感できるこの数分は、私に新鮮な想像力と好奇心を吹き込んでくれます。
その5.朝に開く手帳
手帳はデジタルのものを試してみたり、時間がないからやめてみたり、ノートを変えたりと色々試行錯誤していますが、また紙の手帳を始めて見ました。やっぱり手書きが好き。まだうまく使いこなせていないけれど、暮らしの観察日記のベースになっています。
その6.学問と創造力
これが一番うれしい変化。少し前まで毎日宿題に追われる日々に疲弊していたけれど、最近「一日中勉強していいよ、成長していいよ」と与えられている今の環境のありがたさに気が付きました。
自分のペースで学んで、思考と創造力によって知識を比較し融合し、新たな知見を得る。社会で起こっていることをよくよく観察して、そこから学びを得る。
社会学を本気で学び始めて、いかに学問が自分の見る世界を豊かにしてくれるかということを実感しました。まだまだ旅の途上。「学ぶことを楽しむ」という学問のベースを、常に忘れないようにしたいです。
来週のあなたへ
暮らしを観察してみて、気が付いた課題がいくつかあるので綴っておきます。
一つ目に、習慣は変えようと思っても、なかなか変えることができないこと。例えば早寝早起きを頑張ろうと思っても、そう簡単に早起きできないし、気が付けば寝る時間も遅くなっている。スマホを見るのをやめようと思っても、勉強の疲れが溜まるとどうしても手が伸びる。もっと英語を話そうと思っても、怠けてなかなか練習しない。などなど。
どうやって自分のモチベーションを保って、時間を大切に使うかが今の課題です。
2つ目に、理想に向けて、コツコツ積み重ねることの難しさ。
最近いくつかもやもやしていることがあって、その1つは英語のコミュニケーションにまだ自信がないこと。新しい友達を作ることを躊躇したり、セミナーでディスカッションに参加できなかったり、友達との会話の中で自分のことを話せなかったり。でも当然、スピーキングはすぐには伸びないし、避けていてもできない自分が嫌になってしまうだけ。これからの課題です。
そして最後に、新しいことを始める一歩。
ヨガに通いたい、ギターを弾いてみたい、絵を描きたい。
やりたいことはたくさんあるのに「今日こそは今日こそは」と言いながら結局時間がないことを理由になかなか一歩を踏み出さない自分に気が付きました。
最後に
暮らしを観察してみると、なかなか面白いです。
自分の知らなかったことがたくさん見えて来て、まるで謎な生き物を見ているみたい。
今日は遅くなってきたので、そろそろ寝ようと思います。
良い週末を。