ヨーロッパ旅行記2:旅の時間
6月23日
ブリュッセルNoord駅にて。
ヨーロッパ留学が決まったとき、
夏は必ず旅をすると決めていた。
観光地を巡ったり、
美味しいものを食べたり、
友達と遊んだり、
ヨーロッパの全てが初めてだから、
そういう旅行もきっと楽しいけれど、
私が旅に魅力を感じる理由は、
それだけではない。
旅という時間が、ほしいのだ。
新しい土地に踏み入ったとき、
地元の人と言葉を交わしたとき、
畑の中を電車で駆け抜けたとき、
トラブルで頭が真っ白になったとき、
美しい朝に出会ったとき、
ホステルの狭い2段ベッドに横になったとき、
私は何を感じて、何を想うだろう。
日常は私にはあまりにも忙しすぎるから、
旅は、何も求めないくらいがちょうどよいのかもしれない。
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