モテなそう笑

お疲れ様です。


「そんなことゆってるやつまじでモテないだろうな」

「そんなこといってるから恋人できないんでしょ」

X上で男女論的にまつわる意見を発信している人に対してよくみられるリプライです。
(よく見るのは奢り論争ですかね、、、あんまりパッと思いつきませんが)

ネット上のフェミニストっぽい人、ミソジニストっぽい人がよく言っているイメージがあります。

これはいうまでもなく議論としては建設的でないもので一種の人格否定といってもいいでしょう。

憲法には私人間効力が認められていませんので、抱いている思想やその表現に基づいてモテないなどと人格否定するな!などと非難することは私にはできません。

ですが、“意見として”弱過ぎると思いませんか。

もちろん、元となった発信が中傷的な内容を含むものであればお互いそういうつまらない人同士仲良くレスバしておけば良いわけですので気に留めません。

ただ、元の発信が純粋に疑問を呈した内容のものであったり、議論や反論の余地があるものであると話は違います。

論点を濁して、人格否定で擬似レスバに勝ったつもりになって気持ちよくなっているのです。

しかも、そういう「モテなそう」という旨のリプライには数千単位でいいねがついていることが度々のります。特にフェミニスト側が「モテなそう」というときのいいねのつき方はミソジニスト側のそれと一線を画しているイメージがあります。
そもそも発信者がモテるかどうかが全く論点になっていないのに、です。
まるで誹謗中傷としての最強の文句のように使っているように見受けられました。

このことから分かることはフェミニストは(多くの女性は)異性からモテることが自身のステータスの中ででかなり重要度が高い位置付けにあることが伺えます。



それは悪いことなのでしょうか。



現代は、比較的リベラルな時代になったとはいえ、「女性は良い男性と結婚することが幸せである」という封建時代から受け継がられてきた価値観はいまだに多くの人々に刻み込まれています。

ともすれば、男性から「モテる」ことが重要なのは、このような前近代的な価値観を有している人こそなのではないでしょうか。

これは、女性の社会進出、男性に依存した生き方からの脱却を志向する、いわゆる原義のフェミニストからは距離があります。

また、論点をずらして「モテない」と批判することで自らの議論する力の無さを披露していることにもなります。

これもまた、女性の高等教育などを志向するフェミニストとしてあまりに説得力のない醜態を晒していあると言えるでしょう。(むしろ、高等教育が不十分だからこそこうなってるんだというアイロニーだとしたら私の負けです。)


その意味で、「モテない」というリプライはフェミニストである自身の立ち位置とは相入れるものではなく、一種の背理といえるのです。

お疲れ様でした。

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