明日へ
ぼんやり過ごしても、明日は来る。
明日というものに、どうして期待してしまうんだろうか?
特別な明日、いつもと変わらない明日、色々な明日がやってくる。明日の積み重ねで、今がある。
なんの記憶にも残らず、さらっと過ぎてしまった多くの日々。もう、取り戻すことはできない。
もし、人生をやり直せるとしたら、いつからやり直すか、よく考えることがある。
今まで培ってきた経験も持っていけるなら、幼稚園から、一から始めたい。神童としての人生を歩む。
まっさらな状態からのスタートなら、きっと今と大差ない人生だろう。私というものが、そう簡単に変わるとは思えない。
老若男女問わず、平等に訪れる明日という日。
何の根拠もないが、それでも私は願わずにいられない。
明日という日が、今日よりも素晴らしい一日となるように、と。
時は残酷だ。
残酷だが、救ってくれる、導いてくれる時もある。表裏一体なのかもしれない。それに気付くかどうか。
気付いた時、私は、自分が試されていると思う。人として、誰からも後ろ指さされないよう生きているか、自問自答する。
また、変わらず明日がやってくる。
どんなに打ちのめされていても、容赦なくやってくる。
私は、明日という日に希望を持つ。
明日は、今日より喜びに満ちた日になると信じて。
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