Flat Rateがやって来た!
昨日の続き。今回のアメリカあるあるは、レストランで働いている友達から聞いた話。
チップ制度について
海外旅行が日常化されている昨今、チップ制のある国があることは広く知れ渡っている。ここアメリカもヨーロッパなどと同じようにチップ制がある。
レストランで食事をしたらTo Goやセルフのところでない限り、みんな必ずチップを払っていると思う。
ずっと昔になるが、レストランで働いたことがあり、その時にも多い少ないはあれ、お客さんはチップを払ってくれていた。20年ぐらい前の話ではあるが大体15%前後だったように思う。
ゼロが来た
ところが、先日友人に聞いた話だと、普通の住宅地エリアにある日本食レストランなのだが、全然払わない客が毎日いるそうだ。同じ客ではなく、数人ずつはいるそうなのだ。
そして、全く払わないのに常連客として来る人もいるらしい。そうなると従業員は、その人が来るたびに「ゼロが来た」と言い合うらしい。
「ゼロが来た」なんてうまいネーミングだなとツボにはまってしまった私に対し、彼女は続けた。
Here comes Flat rate!
友人「それだけじゃないよ。Flat rateの人だっているんだよ」
私「え?何それ?」
友人「いくら食べても同じ金額しか払わないの」郵便局などのflat rate shippingの要領だ。
どうやら8ドルでも9ドルでも9ドル99セントでも絶対に10ドルしか払わない人らしい。5ドル食べても10ドル払うんならいいよね?と思ったが、そんなわけにはいかないらしい。限りなく10ドルに近い金額を食べるらしい。
ネーミングセンスの良さに脱帽だ。こう言う風にネーミングをしていると腹も立たず面白いのではないだろうか。
そのうちチップ制はなくなる?
昨日も書いたようにアメリカの最低賃金は上がり続けている。こうなると近い将来チップ制度はなくなるのかもしれない。きっとそう言う仕事はAI任せになって来るだろうし。
ニューヨークではチップ制廃止の運動も広がって来ているとも聞く。早くカリフォルニアにも入って来てほしい。
「ゼロが来た」追加
ゼロが来たのゼロに追加があった。このチップを置かない人の中にはもともとその習慣がなく手持ちもない人がいる。こういう人に関しては許せるレベルだと思う。
これとは別に普通のアメリカ人(成長する過程でチップ制度がある)だけど、手持ちがなくなり「ごめんなさい。手持ちがないの。私ビンボーだから・・・」とレシートの裏に謝り言葉を書く人がいるらしい。そして、そのビンボーさんが10ドルぐらいの出費なら許そうとも思えるが、50ドルぐらい注文した挙句、デザートは半分ぐらい残しているのだそう。
チップを払わない人の神経
こう言う人ってどう言う神経をしているのだろう。50ドル持っているのなら40ドル以内のものを注文すればいいだけではないか。それをあえてギリギリまで使い、「チップ払えないビンボー人なのごめんなさい」は一気に腹がたつレベルだ。
算数が苦手すぎて計算できない人?
身の丈に合った生活のできない人?
ゼロにしたらどうするか人の反応を試している人?
チップを払えないのであれば、to go、fast food、自炊という選択もある。考えさせられる「ゼロ」だ。
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