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MTG2024年活動録

どうも、しじみぷれいやぁ です。

今回はマジックザギャザリングで今年1年間レガシーフォーマットを精力的に活動し、感じたことや学べたことが多いなと思ったので記事にまとめました。

今年一年はレガシーの環境においてとても激動な一年だなと思う部分もありました。
・強すぎる環境トップメタ(UBリアニ)の登場
・モダホラ3の発売
・UBリアニのテコ入れ

などなど、
自分の中でレガシーは
練度>デッキパワー
だと今まで思っていたのですが、それが覆る結果となりました。

激動だった故に自分自身今までほとんどデルバー系のデッキばかりを使い続けていましたが、今年に至ってはかなりデッキ選択に悩まされました。

その苦悩をブログにてデッキ選択や各大会での成績など時系列順にまとめましたので、今後レガシーしていく上で方針の助けになれたら幸いです。

2024年の目標

東海王決定戦優勝
EWE、TOP8

今まで勝ちきれないのが続いていて、MTG復帰後、去年大型大会(EWEや選手権)追ってみて、現状の生活環境でもレガシー大型大会なら追えなくもないなと思い今年本腰を入れました。

1月から4月末

ほぼやってない
目標とする大会の開催情報が出てない時は基本練習しないです、この時がそれにあたります。
弥富のカドショで八十岡翔太さんが来るイベントがあったので記念にレガシープレイした程度です。

使用デッキはティムールデルバー
当時の環境的に豆の木が猛威を振るっており、スゥルタイの豆の木が流行り始めた段階でティムールデルバー的には不利な為フィールドは悪かったです。

ヤソにボコボコにされてる時の写真

4月末から6月

8月にBMO開催発表があったので本格的に再開
とりあえず目の前の目標として、東海王決定戦とレガシー選手権に出るために調整を始めました。

まず最初に触ったのはグリクシスデルバー

2023年にオークの弓使いが出たことにより一瞬使用者がいましたが、デルバーのオークの弓使いは相手のオークの弓使いにしか強くなく、ティムールに移行していったイメージが強かったです。 

溶鉄の崩壊の登場により触れれる幅が広がる&落魄の条件達成が簡単にできてしまうので、アドバンテージ差をつけることができるカードで非常に強力でした。


実際この時はグリクシスデルバーが上位入賞多数していて強デッキという印象が強かったです。

デッキパワーがやはり高いので、使い始めにして勝ち越すことができました。

SEで当たったURデルバーは力線の探知機入りのデルバーでした。

デルバーミラーでは探知機は活躍しませんでしたが、デルバーというデッキは色をなるべく少なく構築したいため、2色で抑えれてSE進出できるほどの完成度出せるなら、使ってみたいなという印象でした。

翌日もほぼ同じ構築でSE進出
苦手とする豆の木は少なかったですが、2023年のEWE後から出てき始めたスタイフルノートがかなり厳しい且つ対戦経験が少なかった為勝ちきれませんでした。

ここで3色にしているアクシデントが発生

基本土地なし+アンシーとヴォルカが3:3により、色事故がちょくちょくしてしまい、土地を攻められると負けることが割と起こってしまいます。

翌週の東海王は力線の探知機入りのURデルバーを試してみようと思いました。

東海王ボロ負け 3-3

UBリアニやゴブリンが流行り始め
環境の速度が速くなる中、遅いプランがアンマッチな気がしました、さらにリアニを意識したデッキが増え、メイン霊柩車の構築が珍しくない為、マークタイトが中々出ないので、リアニに巻き込まれて立ち位置が悪い印象です。

この時点で勝率が出ていないので選手権も半ば諦める形で、成績良くない場合UBリアニに乗り換えて2日目のチームレガシーに参加する作戦

グリクシスデルバー 日本選手権 4-4
URデルバーとかなり悩んでましたが、どっちもどっち感があったのでメタゲームにしたがってグリデルを選択しました。

作戦に従ってニッセン終了後にUBリアニメイトのカードかき集めてチーム戦に臨みました。

UBリアニ チームレガシー 5-1
作戦がバッチリハマって流石に勝ちデッキの出力の高さに驚きました。

当時の晴れる屋サイトの使用率はデルバーはまだ上の方にありましたが、
上記の成績から、単純にデッキパワーがメタゲームの仕様率に直結してないなと感じました。
実際に日本選手権でUBリアニや赤プリと対戦してみて、明らかに劣っていることを感じました。

チーム戦の感触からUBリアニのデッキパワーは抜けているなと思いBMOまでUBリアニを擦ることに決めました。

6月〜BMOまで


UBリアニの練度を上げるため、晴れる屋などの大会の参加をしていました。

チームレガシー後全く勝てない状況が続き、本当にデッキ選択が正しいかかなり悩んでいたと思います。

モダホラ3の発売

6月14日モダホラ3が発売され
レガシーでも環境が劇的に動かされました。
デッキ選択で迷いが出ていたので、この新たな変化って言うのはかなり追い風で、かなりポジティブなメンタルで色々試めすことができました。

①超能力蛙により強化されたUBリアニ

モダホラ3発売直後はカエル入りのUBリアニメイトを使用していたが勝ち越すことが出来きませんでした。

構築は従来のリストではメインにオークの弓使い4枚採用していた枠をそのままカエル4枚に変更(入賞してないので画像データでデッキリスト残ってませんでした…)

UBリアニデッキパワーは申し分ないため
自分に合ったデッキではないと考えました。

メインギミックがリアニコンボ+テンポでどちらのデッキも触ったことがあるから使えるかなと思っていましたが、デッキタイプの複合は単純な足し算ではない事を感じました。
テンポ要素、コンボ要素、を片方フルで引き続けれる従来のデッキとは違って、まばらに引いてくる要素でいかに上手く戦うかが課題だと思うので、割り算という感触に近いと思います、それに踏まえ対策カードを置かれた時の立ち回り、不利な状況からの強引に勝ちに行く立ち回りなど、練度が求められるポイントも要素が多ければ多くなる、この時はやはり練度がそれにあるデルバーを握った方が勝てそうだなと思いました。

②タミヨウ、カエル、ネザーゴイフをもらったデルバー系

UBリアニを諦めた後はデルバーをひたすら練習しました。
モダホラ3直後はURデルバーにタミヨウを足したデッキを見かけたりしましたが、タミヨウ自体がダメージソースにならない点、アドバンテージを得るまでにラグがある点が気になりすぎて、デルバーを擦っていましたが個人的にはタミヨウを採用する機会はほぼありませんでした。

超能力蛙はテキストを初めてみた時からデルバーがまた復権するなと思っていたので、リアニはその時点で早々に見切りをつけようと思っていました。

○グリクシスデルバー
まず最初に触ったのがカエル入りのグリクシスデルバー

7/14のラストサン予選以外の勝率は安定していたものの、リアニのスピード感が厳しかったり、オークの弓使いを採用してた時よりも色マナを要求されたりと安定はしなかったです。

○UBデルバー 
当時流行っていた、UBテンポとは違いデルバーを採用しアタッカー多めで早いターンに殴りきるのをコンセプトに構築しました。

かなり環境がカエルに寄っていった為、除去として稲妻が評価出来くなっていました。
グリデルから赤を切って黒を濃くすることで、除去で致命的な一押し、血の長の渇き、闇の裏切りを取ることが可能となり、

触れないと負けに直結する、トロール、タミヨウ、カエルなど意識することができ使い始め当初はかなり勝率も安定していました。

アタッカーはデルバー、ネザーゴイフ、カエルだけでは足りない為、
ダウスィーの虚空歩きを採用しUBリアニに対して勝利はかなり良かったです。

採用クリーチャーの候補にはタミヨウや鍾乳石の追跡者などを試した時もありましたが、結局ネザーゴイフ、デルバー、蛙、ダウスィーに戻りました。


対UBリアニに特化したデッキだった為じわじわと分布を増やしていったエルドラージやナドゥ系に対しての勝率は良くなかったです。
BMO直前は中々勝てず渋々参加するかのモチベーションまで落ち込んでしまいました。

実際BMOは台風により参加できなかった為、BMOに向けて時間使っていたのでモチベーションが無くなってしまいました。

BMOからEWEまで

BMOに向けた練習の答え合わせができず、完全にレガシーのモチベーションが失われていた為、新たにカードを購入しデッキを組むことによりモチベーションを上げる作戦を実行。

その時のデッキの選定としては、
モチベーション上昇が一番の目的だが、あわよくば新しく組んだデッキで本命の大会も出たいと思っていたのでそれなりに強いデッキを選択しました。

EWEまで1ヶ月ちょっとしかないため練度もそんなに上げれない為、プレイの再現性が高いデッキがなにか無いか考え、

プレイの選択肢が少なく、普段使ってるカードが多めに入ってるバントナドゥを選択しました。

テフェリーやハーフリングが絡めればかなり理不尽にコンボを決めれるし、コンボスタートも3ターンと環境的にも追いつける速度だと思う為非常にいいデッキだと思いました。

ナドゥ以外ではスニークショーも選択肢にありましたが、
コンボ決めるまでボート触れなさすぎて、いくらブレスト、ポンダー、willが入ってるデッキとは言っても使用勝手がかなり違うのでボツ。

初陣は2-3
だが感触は良い
練度ないデッキで負け越しは当たり前なので大事なのは結果よりも中身

2回目は勝ち越し&SE上がりとかなり好調

○悲嘆の規制

ここで改訂でレガシーの環境が動く

UBリアニから悲嘆が消えタミヨウやハンデスが入るようになった

悲嘆をプレイするのが苦手だったのでもしやと思い大会に持ち込む

0-3
惨敗ストレージに即しまった。

完全に諦めがついたところで、
バントナドゥ構築をいじり大会に参加。

0-2
UBリアニの最速リアニやグリクシスデルバーのパイロブラストにぐちゃぐちゃにされる。

ナドゥはコンボスタートは早いとはいえ
フィールドを掻き回すまでには時間がかかってしまう、最速で盤面を掻き回せば勝てるのではと思い、再びデルバーを握りました。

だがカラーリングUR

クリーチャーにデルバー、チャネラー、タミヨウを採用し1マナをベースにゲームを進めていく、従来のデルバーのあり方である。
稲妻が焼ける範囲が狭い点があるが、逆にURなら邪悪な熱気が採用できる点に着目、高揚すら達成すれば焼きたいところ全部触ることができます。

結果は3-2
最近触った3つの中では1番成績も良く構築もかなり固まっていた為、あえてバントナドゥを触ることで新たな発見を探しにいく事にしました。

ナドゥは相変わらず不調
翌週にある東海王決定戦を予選フルラウンド参加しEWEの練習に当てる為、
東海王に持っていくデッキ🟰EWEに持ってくデッキと決めていました。

この段階ではURデルバーで参加予定でしたが、

メルカリで購入したもみ消しが当日まで届かず、ナドゥで行く事に

ナドゥの最終的なゲームプランと構築については

ナドゥ➕コーの遊牧民さえ揃えてしまえば、不利な盤面も捲れる為
その時々でのゲーム有利不利を無視できるところが強みなのでいかに延命できるかに焦点を当てました。

スペルでの除去の枚数は一般的なリストとあまり変わらず、氷牙のコアトルを2枚採用し、負けるまでのターンを引き延ばす作戦を立て、サイドには虹色の終焉3枚に加えて四肢切断取りました。

四肢切断は延命のやり割より、色マナを使わずにクリーチャーを触れる点と相手のナドゥに触れやすい点で採用しました。

結果は

ゲームプランがうまく刺さったのと
SEでの当たり運も良く見事優勝

不調続きだったのにいきなり勝ててしまったのである、これもデッキパワーの高いデッキならではなのかなと思いました。

8-1のスコアはEWEでもプライズ圏内なので、不調だった時は正直静岡に負けに行くのかーぐらいの感覚だったのが楽しみになったのである、この優勝はでかいです。

EWE当日、
リストは東海王決定戦の時とリストから
メイン
3枚目のポンダー→8枚目のフェッチ(土地20→21枚)
サイド
4枚目のフェアリーの忌み者→2枚目の四肢切断

に変更して出場

結果は8-2と見事プライズ圏内に入ることができました。
そしてトップシェアであるUBリアニは一回も踏んでないないのが予想外で、メタゲームは幻想という言葉が頭にチラつきました。

最後に

今年は目標に達成することができ、本当に良かったと思う反面、自分の中ではそんなに練度を上げれていないのに急に勝ててしまった事に対する疑問が残っていました。

今年の経験を踏まえて今のレガシーに大事な要素をまとめると

基礎が身についていれば、昔ほどデッキの練度は求められない
メタゲームの移り変わりが激しいことにより全体的に練度が積みにくいことと、実際に1、2ヶ月しか触っていないナドゥで勝ててしまった練度は昔より求められていないのかなと思いました。

・デッキパワーを信じろ
これは上と被る部分もあるんですけど、分布が散っているフォーマットなので、デッキパワーはかなり優先度高めでデッキ選択した方がいいです。EWEでリアニを踏まなかったように実際に何と当たるかわからないので、意識してないデッキに対してはデッキパワーで勝つのが1番の戦略かなと思ってます。

・複数のデッキを触るべし
一点狙いは厳しいと思います。
自分がUBリアニ使えなかったみたいにデッキの向き不向きがあります。
あと色んなデッキ触ることによりプレイに幅が出て勝ちにつながることはあると思います。

・メタゲームを意識しすぎないほうがいい
『デッキパワーを信じろ』に被ってる部分多いのですが、デッキパワー申し分なく感触も良いデッキがあったとしても、メタゲームにいるあのデッキが苦手だな…って思うことあると思いますが、多少の割り切りは必要だと思います。


大事なのは以上のの4つかなと思いました。
これらの要素を満遍なく意識しながら、デッキ選択や構築やゲームゲームプランを考えながら調整していくことが、目標の大会に勝利繋がりやすいのかなと思いました。

あくまでも今のレガシーの話であり、今後は考え方も変わっていくのではないのかなと思います。思い込みが成長を止める1番の敵だと今年で実感しました。

今回の自分の体験が来年以降、レガシー問わず大会に出られる方の役に立てれれば幸いです。

長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございます。

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