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【ZIYO】裏話「淫魔におねがい」第1回(『amuse21.7月配信』海王社)配信中!

「淫魔におねがい」が、各電子書店で配信スタート!

俺様だけどチョイ残念な淫魔×健気だけどドHな貧乏大学生の、ハートフル(?)エロコメのあらすじと、電子書店の情報は、こちらからどうぞ。

作者のZIYO(ジーヨ)さんは、今作が日本でのデビュー。
「台湾人漫画家さんと、日本に向けての漫画を作るぞ」と閃いてから、いろいろな作家さんに声をかけたなかで、日本発表一番乗りになりました。

作家さん探しの場所は、台湾版コミケとネットサーフィンが私にとっては二大柱なのですが、ZIYOさんとの出会いは後者でした。
SNSに掲載されていた作品からの抜粋ページを見て、「なんじゃこの画力の高さと、得体のしれないエロパワーは!」と度肝を抜かれてしまった。
私はかつてレディコミを作っていたのですが、作風は違えども、レディコミ全盛期のとてもつもない、荒唐無稽な勢いに通じるものを感じたのです。

「この人だったら、ぶっ飛んだBLが作れるかもしれない」

そこですぐさまメールを送って会う約束を取りつけたところ――台北のとあるスタバにやってきたZIYOさんは、なんと若くて美人さん! またしても度肝を抜かれてしまいました。

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お互いに手探り状態で最初に作ったプロットは、実は「淫魔におねがい」ではありませんでした。ちょっとシリアス寄りなその作品は、決して悪いものではなかったのですが、自分のなかでなんとなくモヤモヤ。「ZIYOさんの日本デビュー作がこれでいいのだろうか……」。そんな私の不安を、さすがBL百戦錬磨の海王社の編集者は見抜いてきました。

「なんかしっくりきませんね」
「ZIYOさん、本当はノリのいいドエロが上手なんです」
「だったら、それしかないでしょ!」

あちゃー、やっぱり日和っちゃダメだ。もっとZIYOさんのハチャメチャな魅力を出せる作品で勝負しないと!

ZIYOさんは明るくてまじめ、そして思い切りがいい。最初の作品に固執することなく、私の再びの提案にすぐさま出してきたのが❝淫魔❞の設定でした。

そこから5~6時間の打ち合わせを何回も重ね、一緒に話を作りこむことに。話せば話すほどキャラクターが生き生きとしていく様子に、ZIYOさんの天性を感じずにはいられませんでした。

そして何度ものネームのリテイクにも、前向きに取り組んで期待以上の直しを出してくるZIYOさんに、「なんて漫画に対する勘のいい人なんだ!」と胸がいっぱいに。

そうして出来あがったのが「淫魔におねがい」です。

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淫魔のシモンのイケメンだけど残念っぷりの可愛さと、貧乏大学生の尚満の芯のあるたくましさ――もうたまらなく愛おしい! ギャグとハートウォーミングのバランスも心地よく、もちろんエロもたっぷりです。

第1回はふたりの出会いになりますが、回を重ねるごとにキャラの味わいが増していくので、そこも楽しみながら、ぜひ読み続けていただけますように。

ZIYOさんの作品に興味を持たれた方は、同人誌や台湾Renta!の連載もチェックしてみてください。中国語版ですが、私の言っている「得体のしれないエロパワー」を感じることができるはず!(※R18です)


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