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shizai潜入部|お仕事図鑑(サプライチーム編/前編)

shizai note編集部です!

shizaiの縁の下の力持ちこと、shizaiの流通事業を少数精鋭で陰から支える重要なサプライチーム(以下、supチーム)。
今回は、そんなsupチームから、包装管理士の資格を有する調達のプロフェッショナル・樋口さんと、物流のエキスパート・内田さんのお二人にお話を伺いました!
業界のホットなトレンドから、日々の奮闘記、さらにはチームの話まで...盛りだくさんの内容で、おもわず時間を忘れてしまうほど。
インタビューがあまりにも濃厚で内容が多岐にわたるため、今回は前編・後編の2回に分けてお届けします🙌

本インタビューを通じて、shizaiのsupチームの専門性と日々の取り組みを知ってもらえたら嬉しいです!

- まず初めに自己紹介をお願いします

樋口:
樋口です🐱
2024年1月に入社し、supチームで包装資材の調達業務に従事しております。 これまでの経歴としては、新卒で入社した初めての会社はSIerで人材育成に関わる仕事を担当しました。
その後、2社目と3社目ではメーカーに勤務し、食品、健康食品、化粧品などの分野で商品企画、調達、資材開発に携わってまいりました。

👇入社エントリ

内田:
2024年5月にshizaiに入社しました。
キャリアは物流担当が長く、1社目は化学繊維メーカー、2社目は夫のアメリカ駐在同行中に日系小売業で働きました。夫と2人の子どもと暮らしています。

👇入社エントリ

- おふたりは今年入社なんですよね!もうずっと前からいる感覚があります(笑)。入社してからを振り返ってみていかがですか?

樋口:
会社が驚くべきスピードで成長していると感じています。「子供の成長って早いなぁ」という感覚に似ていて、日々の変化に目を見張るものがありますね。
私が入社した今年1月から先月までの数ヶ月で、月間の売上が約160%に増加しました。
この数字を見ると、本当に感慨深いものがありますが、社内では「これからももっと上を目指していこう」と話をしていて、非常に前向きで活気に満ちています。
会社の成長を肌で感じながら仕事ができるという経験は、そう頻繁にあるものではないと思います。
日々の業務の中で、新しいプロジェクトが立ち上がったり、案件が増えたりと、目に見える形で成長を実感できます。貴重な経験だと感じています。

あとは、全メンバーが会社の成長を自分事として捉えられることですね。規模が小さいからこそ、一人一人の貢献が会社全体に大きな影響を与えます。
そのため、全員が高いモチベーションを持って仕事に取り組んでいて、部署や役職の壁を越えて全員が同じ目標に向かっています。
例えば、ある部署で成果が出たときに、他の部署のメンバーも自分のことのように喜びを分かち合える、この一体感が好きですね。

内田:
これまで経験してきた会社と比べると、業務の体感速度が違いますね。
まず、案件対応のスピードが格段に速いです!
アカウントエグゼクティブ(AE)から最初の相談を受けてから見積もり依頼→調整→受注→納品までのサイクルが短いです。

さらに特徴的なのは、このスピーディなサイクルを同時並行で複数抱えていて、20件以上の案件が進行している状態です。目まぐるしいですがやりがいがあります。
前職の化学繊維メーカーでは、取り扱う案件の金額規模は大きかったのですが、進行ペースはもっと長期的で、1件あたり約半年かけて進めていくような感じだったので、同時に抱える案件は常時3件ほどでした。
それと比べると、現在の職場での案件の回転の速さと数の多さは、まさに隔世の感があります。

- shizaiに入社した1月はもう遠い昔に感じますか?

樋口:
そうですね。
「入社してもう7ヶ月も経っちゃったの!?」という感覚を覚えます。
日々の業務の密度が非常に濃く、毎日が充実していて、あっという間に時間が過ぎていきます。

- 内田さんは今年アメリカから帰国されてプライベートも怒涛の日々だったのでは?

内田:
今年に入ってから帰国、家族の生活立ち上げ、転職と怒涛過ぎて、あまり記憶がないです(笑)

樋口:
ですよね(笑)

- 早速ですが、まず梱包資材の最近のトレンドやビッグニュース、ホットトピックスといったお話を伺えますか?

樋口:
ホットニュースはぱっと出てこないのですが、世の中的に包装資材業界はみんな向いてる方向は一つで、環境対応一択ですね。
この10月、2年に一度開催されるアジア最大の包装資材展「TOKYO PACK 2024」(※)が開催されます。この展示会は、時代のトレンドを反映した最前線の情報を提供する場として注目されています。

近年、環境問題への対応が業界の最重要課題となっています。
この傾向は実際のところ、10年前くらいから続いており、年々その重要性が増しています。 展示会のHPを見ても、サステナビリティ・環境対応に関する製品やサービスが圧倒的に多く、他のテーマがほとんど見られません。
企業にとって環境対応は、もはや選択肢ではなく必須の経営課題となっていて、この流れは今後さらに加速すると予想されます。

ちなみに、今年のテーマは「世界が驚く包装イノベーションを!-TOKYO PACKから世界へ-」と書いてあります。

※TOKYO PACK 2024:

- 環境対応が業界の最重要課題になっているという点、よく分かりました。サステナビリティや環境対応に関する講演が多いとのことですが、これは業界全体にどのような影響を与えていると感じていますか?

樋口:
そうですね。
今回の基調講演は、プラスチックの資源循環経済政策についてとか、 サステナビリティを推進する世界の最新包装トレンドといった内容が多く見られ、どれもサステナビリティとか環境対応の話なので、本当に今包装の世界は環境対応一択です。
shizaiもダンボールを扱ってるので、影響は大きいです。 ダンボールって、包装資材の中ではリサイクルの優等生って言われてるんですよ。

内田:
確かにダンボールは回収システムがしっかり確立されているし、回収率は90%以上と言われていますね!

樋口:
このような高い回収率を目にすると、「すでに十分な環境配慮への取り組みやっているのでは?」と考えがちですね。
確かに、これは素晴らしい成果です。 ですが、包材業界の現状を見てみると、実はまだまだ課題があります。
というのも、現在の包材業界では、ダンボールや紙製品よりも、プラスチック製品の方がはるかに多く使用されているんです。
古紙のリサイクルは進んでいますが、包材全体で見れば、まだ環境負荷の高い素材が主流となっているのが現状なんです。

- 高いリサイクル率は評価できますが、業界全体としては課題が残っているということですね。

内田:
環境対応の話でいくと、前職のアメリカ小売店で商品の輸入に関わる業務を担当していましたが、アメリカも環境規制が厳しくなっていました。
人体に悪影響があるPFAS(有機フッ素化合物)の規制が強化され、PFASを含む製品の輸入や販売が制限されるようになり、急遽、取り扱い商品の見直しを迫られたことがありました。
これまで問題なく輸入・販売していた製品が規制の対象となってしまって、代替品への切り替えが必要になりました。

また、StateやCityによってはプラスチック製ストローやごみ袋は販売禁止になりました。
PFASは一例ですが、日本でも今後ガラッと規制が厳しくなる時を想定して、規制に対応した調達先を早めに知っておくとか、課題解決策をもっておく必要があると感じます。
私たちshizaiに相談したら、そういった環境課題も解決してくれるとお客様に認知してもらえれば、shizaiの大きな強みになるはずです。

- そういった規制は急に厳しくなるものですか?

内田:
いえ、おそらく何年かに分けて段階的にだと思います。

樋口:
包装資材は既に、厚生労働省が何年も前からポジティブリストを作成していて、そのリストに載っていない物質を使ってる包材はもう日本では流通させてはいけません。と整備されていますね。

- これからshizaiに入社するメンバーはポジション関係なく全員が業界の動きや世情はきちんと把握しておいた方がいいですか?

樋口:
絶対ではないですが、知識をつけておくに越したことはないと思います。

- 日々の業務でもやはりこういったニーズは増えてきていますか?

内田:
最近だと、エコ素材やボタニカルインキなど環境対応のマークをつけたいといったご要望をいただきますね。
そういったご要望を受けた時に、複数の提案ができるようにしたいと思っています。

樋口:
現状、そこまで環境配慮へのご要望は多くはいただきませんが、大手のメーカーなど取り組みを加速させている企業は多いです。
というのも、まだ明確な導入時期は決まっていませんが、環境省が海外のワンウェイプラスチック容器包装(※)への課税の流れを受けて、日本でも将来的に同様の課税をするかどうか検討しています。

日本のプラスチック資源循環戦略において世界に約束しているマイルストーンを達成するためにプラ新法(プラスチック資源循環促進法)が2022年4月1日から施行されました。それを更に促進させるための検討だと思います。
環境対応といえば、一部の大手企業だけが検討している取り組みだと思われる方も多いかもしれませんが、こういう世情の変化が訪れると、SMB企業もなんらかの対応をしなければいけない状況がやってくるわけです。

大手企業は長い時間をかけて従前から対策していますが、SMB企業の中には対策が十分でないところも多く、特に包材についての知識が不足していることもあるかと思います。
そんな時、「どうしたら良いのかわからないけど困った...!」とお悩みなのであれば、是非shizaiを頼って欲しいですね。そのために、私たちはお客様の困った状況をご支援することができるような準備をしておきたい。ということを考えています。

今後、環境配慮包材の需要が増すタイミングはおそらくやってくるはずなので、そのタイミングに間に合うようきちんと準備ができるように市場動向をウォッチしておいたり、「業界のベストプラクティスって何なんだろうね。」を正しく理解しておくなど、自分たちで積極的に情報収集する動きをとるようにしています。
まだ、具体的に何をするのかは検討中ですが、当社が強みとしているダンボールや紙器、物流関連の情報収集だけでなく、今まで会社として取りに行っていなかった軟包材や成形容器などのジャンルの情報にもアンテナをはって議論していく必要があると思っています。
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- サプライヤーさんともそういったお話をよくされるんですか?

樋口:
そうですね。
サプライヤーさんも出来ることと出来ないことがまだいっぱいあって、研究開発中のところも多いんですけど。
日々、一歩ずつ前に進められるように業界全体で一緒に取り組んでいる印象がありますね。

環境配慮とサステナビリティの推進は、即効性のある事業にはなりにくいものです。ですが、supチームのお二人が長期的な視点を持ち、誠実にこの課題に取り組む姿勢を見て、刺激をもらえます。

次回の後編では、お二人の具体的な業務に関する話や、supチームならではの苦労話、チームの雰囲気についても触れていく予定です。

どうぞお楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございました!📦✨

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