知的戦闘力を高める 独学の技法 (日経ビジネス人文庫)
内容
いかに費用対効果の高い武器を手に入れ、実戦で使いこなすか、
「戦略」「インプット」「構造化」「ストック」の4ステップから体系化する。
この先必要なのは、現行のシステムを批判的に考えられる力であり、
4つのモジュールから体系化された最強の知的生産システムを公開
この世をしたたかに生き抜くための、最強の知的生産術。
◎「武器になる教養書」11ジャンル99冊ブックガイド付き
アインシュタイン、ダーウィン、ヴィトゲンシュタイン、
エジソン、ライト兄弟、スティーブ・ジョブズ……。
多くのイノベーターたちはみな独学者だった。
外資コンサルで活躍し、今は独立研究者として注目を集める著者の、
骨太でしなやかな知性を身につける、武器としての知的生産術。
【目次】
はじめに
・独学を「システム」として捉える
・重要なのは「覚えること」を目指さないこと
序章 知的戦闘力をどう上げるか?
――知的生産を最大化する独学のメカニズム
・独学を効果的に行う4つのモジュール
・【戦略】武器を集めるつもりで学ぶ
・【インプット】広範囲のソースから自分の五感で行う知的生産
・【抽象化・構造化】洞察につながる「問い」と「組み合わせ」
・【ストック】効率的に知識を引き出せるシステムを作る
第1章 戦う武器をどう集めるか?
――限られた時間で自分の価値を高める
・戦略の設定は「テーマが主、ジャンルが従」で
・プロデュースとは掛け算
・ジャンル選びは「自分の持っているもの」を起点に考える
第2章 生産性の高いインプットの技法
――ゴミを食べずにアウトプットを極大化する
・「知の創造」は予定調和しない
・ガベージイン=ガベージアウト
・情報は量より「密度」
・「問い」のないところに学びはない
第3章 知識を使える武器に変える
――本質を掴み生きた知恵に変換する
・知識を使いこなすための抽象化と構造化
・抽象化の思考プロセス
・「専門バカ」になるか「ルネサンス人」になるか
第4章 創造性を高める知的生産システム
――知的ストックの貯蔵法・活用法
・イケスに「情報」という魚を生きたまま泳がせる
・知的ストックで常識を相対化する
・アンダーラインは「事実」「示唆」「行動」に引く
・転記を「9箇所」に制限して選り抜く
・タグ付けにより、思いもよらない「組み合わせ」を生み出す
第5章 なぜ教養が「知の武器」になるのか?
――戦闘力を高めるリベラルアーツの11ジャンルと99冊
・リベラルアーツを学ぶ意味
・ブックガイド
歴史/経済学/哲学/経営学/心理学/音楽/脳科学/文学/詩/宗教/自然科学
感想
転記を「9箇所」に制限して選り抜く
という部分が印象的でした。
読書をする上での対策になるわけですが、
アンダーラインを引いてそのまま本を閉じるか
転記を「9箇所」に制限して選り抜く
どちらを選ぶか、選んでいるかということです。
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