世の中にたえて桜のなかりせば（映画）

内容

終活アドバイザーのバイトをしている不登校の女子高生・咲（岩本蓮加〈乃木坂46〉）は、一緒に働く老紳士・敬三（宝田明）と共に、様々な境遇の人々の「終活」の手助けをしていく。 咲は危険と隣り合わせの職業で、万が一のために家族に遺書を残そうとする者や余命わずかで思い出を残そうとする者たちに寄り添って「終活」のお手伝いをする日々を送っていた。

そんな最中、咲の担任でかつて国語教師であった南雲は生徒からのイジメに遭い、教師をやめ自暴自棄の生活をしていた。咲はひきこもりの彼女の様子を見に度々家を訪れ、様子をうかがっていた。一方で、イジメの張本人の女子生徒を待ち伏せして自分の気持ちをぶつけたりもするが、彼女の中のやるせない気持ちは消えることはなかった。

自身も不登校で行き場を求めている咲に、敬三は病気で老い先短い妻（吉行和子）とかつて見た桜の下での思い出を語る。咲は敬三たち夫婦を励まそうと、敬三がかつて見たという桜の木を探しに出かけるのだが・・・。

感想

映画のホームページも見ましたが、細かい配役が載っていないんです。
こういうことは実は他の映画でも多くて…
もう少しその部分を充実させたほうがいいんじゃないかと思います。
見たいという気持ちを起こさせるために。
主役級の方だけではなく、他の方も知りたいこともあります。
同じ出演者なのだから、名前だけでも載せてほしいとところです。

岩本蓮加さんの演技は、まだ経験が少ないので、これからの成長を期待したい。
宝田明さんは、完成披露舞台の数日後、公開前にご逝去されました。
演技を見る限りでは、もしかしたら映画期間中も体調不良だったのかもしれません。

世の中にたえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし
は、在原業平の短歌です。