30代になって、10代・20代の時のことを思い出し怒りしています
NHKの連続テレビ小説『虎に翼』を見ています。
主人公の寅子が、女性であるがゆえに遭遇する人・社会の理不尽に「はて?」と疑問を投げかけ、理路整然と問題点を指摘する姿に毎朝とてもスカッとしています。それと同時に、これ約80年前の設定だけど、今も出くわす出来事なんだよなとため息をついています。
いま30代になって、子どもを出産して育休をとっています。時間の余裕ができて、昔のことをよく思い返します。そうすると、10代・20代の時に投げかけられた言葉や、ぞんざいに扱われてきた体験がふつふつと甦ってきて、「わたしがされたことって不当じゃない?」と怒りがわいてくるのです。
そしてX(旧Twitter)を見ると、同じような体験をした人の投稿が目についてクリックし、アルゴリズムによって同じような呟きがタイムラインに溢れ、それを見て追い怒りして無限ループにはまっています。『虎に翼』を見る時もヒートアップし、女性たちが不当な目にあう場面になると、テレビに向かって野次を飛ばしていました。さすがに、夫から「あなたの怒りに共感はできるけど、強い言葉で反応しすぎ」とたしなめられました。
何故こんなに怒ってるんだろうと考えると、当時怒れなかったからだと思うのです。大抵、失礼な言動をしてくる人は私を傷つけようという意思がなく泥団子を投げてくるので、私も「あれ、この会話のボール、なんかすげえ気持ち悪い。まあ、でも会話の流れがあるから、打ち返さなきゃ」と思ってがんばって(ウィットにとんだ感じで)打ち返します。ただ私の手は泥だらけになっているので、その人と会話した後は不機嫌になってしまうのです。手がぐじょぐじょなんですけど、なんで?って…
ずっと気分悪いなあと思っていたのですが、泥団子投げつけられたからじゃん!と今になって気がつきました。それで、昔のことをいちいち思い出して怒っています。
ただ私も人に泥団子投げているだろうし、Xだけ見て怒ってるだけじゃ状況変わらないし、価値観・考えのアップデートをしていきたい。自分も気づかずに泥団子投げるくそババアになりたくない。真の意味で、ウィットに富んだエピソードトークが3つくらいできるくそババアになりたい。
なんか願望だけ垂れ流した投稿になっちゃったな。