リモートドラマ Living 3話
こんにちは、しよしなです。
時間が経ってしまいましたが、先週に引き続き、リモートドラマ Livingをみて感じたことを書きたいと思います。
リモートドラマLivingについては前記事の「リモートドラマLivingについて思うこと」の冒頭をご覧ください。
先週は兄弟の共演でしたが、今回の3.4話は夫婦の共演となっています。
3話は仲里依紗さんと中尾明慶さん夫婦が演じた
「おでんとビール」
概要です。
「妻より怖い存在はこの世にいません」-愛しているからこそ、妻に怒られ、捨てられることを恐れる気弱な夫が、ある日ちょっとした特殊能力を身につけて…。はたして、その特殊能力とは…?
以下、ネタバレ含みますので再放送で観たいという方は読み進めないことをお勧めします。
以下、ネタバレ
熊より妻が怖い夫は、妻の記憶がリセットされて少し前からやり直せるある言葉を漫画の裏に書き写した。
夕食前のひととき。
簡単に稼げる仕事や洋服の値段、箸の置き方、後輩の愚痴など夫婦の何気ない会話が、本当に仲里依紗・中尾明慶夫婦の日常を見ているようである。
夫は妻との会話がことごとく上手くいかず、
しまいには夫が最も恐れている、別れようという流れになる。
夫は別れを阻止しようとある言葉を唱える。
するとまた簡単に稼げる仕事って〜から会話が始まるのである。
1回失敗したところをクリアしていくも、さらに展開が進むとやはり妻の地雷を踏んで結局は別れようの流れに…
その度にある言葉を繰り返しループする中で、時間を戻してもしょうがないと夫が妻に向き合うと2人の関係は上手く進んだ。
ビールを乾杯し、おでんを盛る。
しかし、結局はある言葉に足をすくわれるのである。
その言葉とは、
「ワッパドデン タンバンブンテン」
この言葉を聞いた時何を言ってるのか分からず、
深い意味があるのかと思った。
しかし、最後のおでんのシーンでの夫の一言。
「やっぱおでんはハンペンだって」
この言葉で妻は動かなくなってしまう。
これに繋げるためにある言葉の発音を似せてきたのだ。
そしてまた簡単に稼げる仕事の話に戻ってしまい話は終わる。
夫婦のリアルを描いたドラマとしてみてもすごく共感できる内容でした。
ドラマ内にあった言葉がいくつも突き刺さります。
以下は抜粋です。
・靴下が最後の一滴
・ごめんって言えば済むと思ってる
・夫が妻に言うごめんはもうその話やめろっていう意味、話し合うこと拒否してる
・楽しいことだけ分け合っても夫婦になれない
・煮えたおでんみたいにぐつぐつ熱くなって自分でも訳分からなくなる
・ごめんって言われるたびに遠くになる
少し挙げただけでも、わかるーの連続です。笑
1人で1回観たあとで、改めて何気なく夫がいるときに、録画を観る程で一緒にみせました。
夫は黙ってましたが…笑
また、ドラマでは阿部サダヲが作家として物語を描いているテイで進みます。
その中の言葉で、
・腹立つ人ほど似てるのではないか?
・人間の長所とは
というような内容がありました。
兄弟・夫婦のドラマから、コロナ禍にある今の現状に引き戻していく内容が坂元さんの脚本は凄い!と思いました。
3話単体でみると、先ほどのように夫婦のリアルの共感がたくさんありましたが、このドラマは4話まであります。
1話から振り返ると、
1話は、ネアンデルタール人の存続に関する話
2話は、令和の次の時代で偉い人が決めたことに反論する感情がない世界の話
3話は、同じ時間を繰り返しながらも行き着く未来を変えたい夫婦の話
4話は、書き替えられた過去の思い出から現在を見直そうとする元高校球児の話
となっています。
この話の流れは、
1話「過去を生きる」 →2話「未来を生きる」
→3話「繰り返される時間軸から未来を変えたい」 →4話「過去から現在を変えたい」
と過去・未来の世界から、現在の時間軸へと引き戻しています。
坂元裕二さんが伝えたかったことは単体の話でも、全4話の流れの中でも沢山あると思いますが、その中のメッセージの1つとして、ドラマの最後に言っていた「未来は過去の中にある」があると考えます。
これは、コロナで変わった世界へのメッセージであり、今この瞬間の行動がこの先の未来を変えられる…かもしれないというメッセージなのではないでしょうか。
上記は私の拡大解釈すぎるかもしれないですが、少なからずこのドラマを観て考えさせられたということは言うまでもありません。
兎にも角にも、何回も見直したいドラマに出会えたことがとても嬉しいので、今後も気づいたことがあれば記事を更新・訂正していきたいと思います!
また気になったドラマなどあれば記事を書きたいですが、15分のドラマでこれだけ書けるなら、1時間ドラマや映画はどうなってしまうのか…笑