※1月21日更新※【#にじデュエマ】ファンデッカスがにじさんじコラボ「異次元の超獣使い」新カードをライバーさんごとに考察してみた【vol.7 壱百満天原サロメさん編】
ご挨拶
こんにちは。シァリンです。普段は隅っこの方でいわゆるファンデッキを組んで、たまーにネットに記事を上げてキャッキャさせていただいております。
今回はタイトル通り、2025年3月15日発売のにじさんじコラボパック「異次元の超獣使い」にて収録されるカードを色々と考察していく企画です。
このコラボパックは、モチーフになったライバーさんごとにデザイナーズコンボが成立するように構成されているらしく、せっかくなので各ライバーさん単位で新カード考察をしていきたいと考えています。
新カードや再録カードが公開される度に記事を更新していくつもりなので、推しのライバーさんのデッキではじめてみたい! という新規の方はちょこちょこ覗いていただければ嬉しいなー、と思います。
割とにじさんじはミリしらなので、リスナーさん視点でこういう元ネタがあるよ! ということに気づいた方は教えていただけると幸いです、というコメ乞いをしたところで、お付き合いよろしくお願いします。
この記事では、本当のお嬢様に憧れる一般女性・壱百満天原サロメさんのカードについて考察していきます。
《ミリオン・ブレイブ・カイザー》
《永遠のリュウセイカイザー》!?
デュエマに詳しくない方に向けて説明すると、今なお根強い人気を誇る、デュエマ屈指の有名キャラクターです。派生カードもすっごい沢山ある。
パンドラスペースという場所のお姫様である《プリンプリン》を守る従者というか勇者というか……大体そういうポジション。
サロメ嬢の相棒カードとしてはなかなかいいキャスティングではないでしょうか。
《リュウセイ》は公式設定でいろんな可能性・世界線があるクリーチャーなので、サロメイトな世界線の《リュウセイ》がいても良いよな……。
ちなみに「ドラゴン娘になりたくないっ!」の主人公格でお馴染み流星アーシュの元となった《流星のガイアッシュ・カイザー》も(たぶん)《リュウセイ》派生カード。
僕はこれをキーカードにするデッキテーマ【ガイアッシュ覇道】がめちゃくちゃ好きです。
背景ストーリーの超重要人物だけあって、《リュウセイ》の話は無限に書けてしまうので、この話は一旦ここまで。
改めて《ミリオンブレイブ・カイザー》を見ていきましょう。
念のため画像をもう一回貼っておきます。
見た目は《リュウセイ》ですが、効果はかなり別物ですね。代名詞の種族・ハンターもありません。一応、攻撃誘導が《リュウセイ》族に多い攻撃抑制効果の系譜なのかな?
どちらかというと、百万繋がりで《百万超邪 クロスファイア》のDNAを感じる。デュエプレのコラボでもサロメ嬢が担当なさってましたね。
《クロスファイア》同様の無料召喚能力を持っていますが、こちらはG・ゼロではなくG・G・G。ゴゴゴ・ガンガン・ギャラクシーと読みます。ふざけた名前ですね。これがデュエマです。諦めてください。
なおG・G・Gそのものは全然ふざけた能力ではありません。というか別方面にふざけているというか、端的に言うとめちゃくちゃ強い能力です。
有名なG・G・Gを持つカードで言うと《グレイト“S-駆”》とか《印鑑D》とか《"逆悪襲"ブランド》とか。
派生能力のマスターG・G・Gを持つ《“轟轟轟”ブランド》は、強力すぎて殿堂入り(1枚制限)になっています。
デュエマは順当にプレイしていくと、ドロー→マナチャージ→カードの使用……といった感じで毎ターン手札が1枚ずつ減っていくため、手札枚数を維持しやすいかはかなり有利に直結するのですが、G・G・Gは敢えて手札補充を捨て去り攻めに全特化することで、超早期に高い打点を用意しゲーム決着を目指す、いわゆるアグロと呼ばれる超速攻デッキで輝く能力……だと思います。
実はアグロデッキよく知らないんだよな……。ここから入る方で、もし身近に有識者がいたら、そちらの方の意見も聞いてみてください。
相性の良さそうな既存テーマとして真っ先に思いつくのは【火自然“逆悪襲”】でしょうか。自然文明の強力なメタクリーチャーや安定性を高めるサポートカードを駆使し、早期に安定して高打点を用意しながらひたすら殴るデッキです。
面白そうな所では《龍星装者 “B-我”ライザ》を軸に据えたデッキでも活躍できるかもしれません。
自前で無料召喚が可能でありながら、《“B-我”ライザ》による踏み倒しも狙えるのは結構好相性かも?
《“B-我”ライザ》はどうしても【連ドラ】のイメージが強いですが、G・G・Gを多く持つ(というかほぼ専用能力の)種族・ビートジョッキーとの相性もいいので、【ビートジョッキー】戦略と相性が良いのにビートジョッキーを種族を持たない《ミリオンブレイブ》と無理なく手を取り合えるのは好印象。
ところで、ビートジョッキーってすでに挙げたカードのような猿のほかに、可愛らしいネズミも結構いる種族なんですが、サロメ嬢はネズミ大丈夫なんですかね?
変わり種で言うと、コマンドであることを活かして【レッドゾーン】系のデッキに刺してみる、という使い方はできそうです。
S級侵略 [轟速]をもつクリーチャーなら、手札だけでなく墓地からも侵略できます。
ただ、攻撃誘導能力やせっかくの自ターンのバトル時パワー+1000000が使えなくなってしまうのは結構寂しいかな……。
逆に、革命チェンジが絡んでくるドラゴン系デッキとは相性が悪そう。
革命チェンジ先が抱えられないのもそうなんですが、そもそもドラゴンってゲーム速度が中~遅くらいになりがちなので、G・G・Gとの相性が良くなさそうなんですよね。
一応、手札以外からでもG・G・G効果を使うことはできるので、マナから召喚できるカードをプレイできていたら革命チェンジも狙えるんですが……そういうことするデッキって、そもそも無理にG・G・G狙うよりも、手札補充もできるカードプレイした方が楽だし強いよな……。
他には、意外と《クロスファイア》と一緒に火闇自然の【墓地ソース】に採用するのも手かもしれません。あのデッキはすぐに手札カツカツになるんですが、一方で「フシギバース」という能力で盤面のクリーチャーをマナゾーンに送ることで、墓地からさらなる大型クリーチャーを呼び出すことが凄く得意なんですよ。
手札からタダで出てくる7コスト、というのはかなりありがたがられそうです。
とはいえ、《ミリオンブレイブ》は攻撃誘導こそあるものの、基本的には攻め一本に特化したカードだと思います。いや、アグロデッキが一定の防御性能を持つようになると考えれば実はめちゃくちゃ凄いのかもしれませんが。
公式の紹介文を見る限りでも、基本的には速攻デッキ戦略で出てくるようですね。
《凶戦士ブレイズ・クロー》
再録カードです。初登場は2002年。一番最初のパックからいる古兵。
いわゆるアグロデッキで今なお採用される、本当に凄いヤツです。やはりというか、サロメ嬢が担当なさるデッキはアグロ・速攻戦術のようです。
今回の《ブレイズ・クロー》は特徴的なドレッドヘアーが縦ロールになって、サロメ嬢とお茶会をしていますね。
効果は、可能であれば毎ターンアタックしなければならないというもの。
パワーが低いのでクリーチャーに殴り勝てることはほぼなく、基本的にはシールドに突撃する一番槍。
シールドのブレイクは相手にリソースを与え、またシールド・トリガーによるチャンスを与えてしまいますが、とにかく超早期での決着を目指す速攻デッキには相性が良いかな。
……あまりにもシンプルすぎて言うことがない。
せっかくなので、他の火文明の1コストクリーチャーにからめて話をしましょうか。
デュエマでは基本的に1ターン目に行動を起こせるカードはほぼなく、それだけに、1コストのクリーチャーのスペックというのは制限されがちです。
他の文明の場合、「ブロッカー」能力やメタ能力を与えることで「攻撃には参加できないが役割はある」というデザインに落とし込む場合が多いのですが、ブロッカーを持たず、メタクリーチャーやシステムクリーチャーの選択肢も多くなく、しかし速攻戦術と相性の良い火文明では比較的1コストクリーチャーに架せられた制約が幅広い印象があります。
まずは「特定の条件を満たさないとアタックできない」クリーチャー。
例としては《ブレイズ・ハイパー・クロー》や《爆鏡チッタ》ですね。条件には簡単に達成できるものから、やや難しいものまであります。今挙げた連中は比較的簡単な部類かな。
《チッタ》は可愛いくて好きです。
次に「特定の条件を満たしていなければ出たときに自爆してしまう」クリーチャー。
こちらの例としては《轟神ボボボロック》や《飢えと乾き ケローラ》などが思い浮かびますね。よく採用される《クミタテ・チュリス》はこの亜種と言えるかな?
また、「ターンの始めにアンタップしない」クリーチャーもいます。
デュエマは自分のターンの始めに自分のクリーチャーやマナをアンタップするルールがありますが、それの対象外となることで事実上使い捨ての打点とするタイプのカードです。ただし効果でのアンタップは対象になることが多いので、完全に再利用できないわけではありません。
調べた限り、該当するのは意外にも《ブルース・ガー》と《ブンブン・チュリス》くらいでした。もっといると思ってた。やっぱり扱いづらいからなのかな。
《ブルース・ガー》は小学生のころパックから山ほど出てきたので印象深いです。
この他に《ロウゴク童子》や《職人ピコラ》など「自分のリソースを削らなくてはならない」クリーチャーや、「シールドにアタックすることができない」《喧嘩伯爵ボーグ》がいます。
こうして眺めると、《ブレイズ・クロー》が火文明の1コストクリーチャーとしてかなり優れていることがうかがえますね。《クミタテ》や《ロウゴク》など、張り合えるクリーチャーは現れてきているとはいえ、23年選手は伊達じゃありません。歴史を感じるなぁ……。
コイツは見なかったことにしてください。
1月21日現在は他の壱百万点カードが判明していないので、パック内で提示される戦法を楽しみにしつつ、今回は一旦これまで。
次回更新の際にまたお会いできたら光栄です。