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※2月20日更新※【#にじデュエマ】ファンデッカスがにじさんじコラボ「異次元の超獣使い」新カードをライバーさんごとに考察してみた【vol.3 社築さん編】
ご挨拶
こんにちは。シァリンです。普段は隅っこの方でいわゆるファンデッキを組んで、たまーにネットに記事を上げてキャッキャさせていただいております。
今回はタイトル通り、2025年3月15日発売のにじさんじコラボパック「異次元の超獣使い」にて収録されるカードを色々と考察していく企画です。
このコラボパックは、モチーフになったライバーさんごとにデザイナーズコンボが成立するように構成されているらしく、せっかくなので各ライバーさん単位で新カード考察をしていきたいと考えています。
新カードや再録カードが公開される度に記事を更新していくつもりなので、推しのライバーさんのデッキではじめてみたい! という新規の方はちょこちょこ覗いていただければ嬉しいなー、と思います。
割とにじさんじはミリしらなので、リスナーさん視点でこういう元ネタがあるよ! ということに気づいた方は教えていただけると幸いです、というコメ乞いをしたところで、お付き合いよろしくお願いします。
この記事では、33歳男性IT企業の社員にしてスノーフェアリーの使徒・社築さんのカードについて考察していきます。
《守護地龍 ザノウハウ》
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スノーフェアリーにシンパシーを感じて勝手に軽くなるらしい。
配信でも触れられていましたが、フェアリー補助特化なので拡張性は他のにじコラボのSRたちには劣る印象です。あと気になる点はスタッツがやや小さい所かな……? パワーは15000くらいあってもよかったかもしれない。
とはいえ、出たときに3枚までドローできるのがかなりありがたいですね。この「まで」が本当に偉いんだ……。
デュエマはデッキが切れたら基本的にその瞬間に敗北するうえ、結構山札の消費が激しく、また山回復の手段も限られているゲームなので、任意で枚数を変更できるのは文句なしに偉いと言えるでしょう。
種族も優秀で、「ジャイアント」「ドラゴン」「スノーフェアリー」という人気かつサポートも多い種族で固まっています。せっかくなので、この種族にフィーチャーしてカード運用を考察していきましょうか。
まずは「ジャイアント」視点ですが、真っ先に思い浮かぶのは2種の革命チェンジ持ち《ゴルファンタジスタ》でしょう。そういえばデュエプレに来た時「ファー!!!!」とか言ってたな社さん。
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前者はテンポアドバンテージを、後者はジャイアントの踏み倒しと爆発力を提供してくれるカードですが、比較的「ジャイアント」同士のシナジーを必要としない《銀河竜》のほうが相性としては良いかな?
また強力な「ジャイアント・メクレイド」を持つ《チアスカーレット アカネ》や単純に効果が強い《チアスペース アカネ》、トリガーとして無難に強力な《森翠月 アカネ》にマナ回収ができる《爆翠月 アカネ》も好相性。やっぱりアカネちゃんはみんな強いですね。
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ただ「ジャイアント・スノーフェアリー」は2023年から非常に多くの種類が現れたのですが、どちらかというと「ジャイアント」をサポートすることが多く、「スノーフェアリー」としての動きは意外とないのが残念なポイントですかね。
「ドラゴン」として見た場合は、マッハファイター(出たターンにクリーチャーにアタックできる能力)を持っている上で、色が非常に優秀なのがポイントです。
特に水文明を持っているのが優秀で、《時の法皇 ミラダンテⅫ》や《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》に革命チェンジできるのは、これまでフィニッシュの際の詰め手に欠けていた【スノーフェアリー】にはかなり有り難い効果と言えます。
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とはいえ、やはり注目すべきは「スノーフェアリー」としてのシナジーでしょう。「スノーフェアリー」には様々な型がありますが、僕自身はとにかく数を並べた上で《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニヴァース》に進化して特殊勝利する型をよく使っています。
反面、他の型に詳しくなく、ややクリティカルさに欠けるカード考察になってしまうかもしれませんが、ご了承ください。フェアリー偏愛者は多いので他の方も参考にしてね。
パッと思いつくのは《完璧妖精サエポヨX》ですね。ターン1でスノーフェアリーを軽減しつつ、ハイパーモード解放時にはマナからの召喚権を手に入れるカードです。
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これ1枚で《ザノウハウ》の召喚コストを2下げれるのは勿論、マナからの召喚権で序盤にマナに置いた《ザノウハウ》を呼び出したりすることが出来るのはかなり魅力的ですね。
似た効果を持つカードとしては《珊瑚妖精キユリ》も候補です。こちらは相手に選ばれないため、場持ちもそこそこいいのが魅力と言えます。ンゴちゃん……!?
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《キユリ》といえば、小型を盤面に大量に並べられる《キユリのASMラジオ》も好相性と言えるでしょう。これで出てきたフェアリーで《ザノウハウ》を軽減し、さらにマナを補充することでそのまま着地を狙ったりすることもできるでしょう。
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また場持ちという点では《ジャスミンの地版》も見逃せません。《ザノウハウ》の軽減条件がクリーチャー指定ではないため、タマシードも参照できるのは地味に強いポイントでしょう。
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スノーフェアリー随一のパワーカードとしては《同期の妖精 / ド浮きの動悸》も思い浮かびます。
《ザノウハウ》で他のフェアリーの破壊を《同期》に変換したり、逆に《同期》を守ったりすることもでき、極めて相性が良いと言えるでしょう。
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フェアリーのフィニッシャーとしては《完璧妖精マリニャンX》も強力ですね。自前でマナから召喚できるうえ、フェアリーを5つ揃えることで相手のCip(出たとき効果)を封殺できます。先ほど上げた《ラフルル・ラブ》とあわせれば、相手のシールド・トリガーの大半を封殺しながらフィニッシュを狙えます。
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《応援妖精エール / 「みんな一緒に応援してね!」》は1マナも使わずに《ザノウハウ》を最大4軽減できるのが魅力。《エール》を使ったパッケージとしてはやはり《恋愛妖精アジサイ》とのシナジーも思いつきますが……ちょっと今の時代には重いかな? 《氷駆の妖精》のシビルカウント5でそのまま《ザノウハウ》を召喚できるようになるのは面白いかもしれません。
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なお、比較対象になる《武家類武士目 ステージュラ》は《エンドレス・フローズン・カーニバル》のコストにしたスノーフェアリーを回収できる点で優位性がありますが、こうしてみると《ザノウハウ》は「そもそも《エンドレス・フローズン・カーニバル》に頼らないゲームプラン」を志向しているようにも思えるので、実はデッキの系統としては全然違うのかもしれませんね。
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他にも《プリンセス・パーティ ~シラハの絆~》は非常に強力なシールド・トリガーなのでオススメです。
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ところで、現時点で見えているカードではスノーフェアリーの天敵とも言える《飛翔龍5000VT》に対する回答札がないのがかなり気になるポイントではありますね。
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フレン・E・ルスタリオさんがモチーフになっている《聖霊龍王メルヴェイユ》でパンプアップすることで守ることはできますが……まだ見えていないカードに《VT》に抗える札が眠っていることを期待したいですね。
特にスノーフェアリーは「異次元の超獣使い」だけでなく2月15日発売の「エキサイティング・デュエパ・デッキ アセビと異世界フェアリーたち」でも新規カードが追加される予定ですので、注目です。
なお、色が合っているので逆にこちら側が《VT》を採用することはできます。
《桜風妖精ステップル》
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再録カードです。《ザノウハウ》のイラストで手前に映っている子です。
奥にいる子ですか? 知りません。初めて見る。誰あの子。
初出は2017年。いわゆる「新章デュエル・マスターズ」シリーズ第1弾のカードですね。ちなみにスノーフェアリーなのに寒さが大嫌いという公式設定があります。
2003年のカードである《春風妖精ポップル》はそっくりさん?
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《ステップル》の強みは2コストのマナ加速カードでありながら、盤面に残るクリーチャーでもあるという点でしょう。
これは僕の記憶が確かなら、他には《天体妖精エスメル》にしか許されていないスペックです。
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《ザノウハウ》ベースで考えると、すでに紹介した《サエポヨX》や《キユリ》同様、1体で《ザノウハウ》着地を2ターン分早めてくれるカードたちですね。
なお《サエポヨX》や《キユリ》はクリーチャーしか軽減できないため、《キユリのASMラジオ》を採用する場合は、《ステップル》&《エスメル》の方に軍配が上がります。
コメントいただいて思い出したんですが、《ラジオ》は社さんもお気に入りのカードでしたね。
ちなみに《妖精の裏技 ラララ・ライフ》の無料詠唱条件を達成してくれるけど、これは《ジャスミンの地版》にもできるし、そもそも《ラララ》が今となっては実用性に欠けるかな……。
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と、非常に強力な部類のカードではあるのですが、《ステップル》も《エスメル》も、その軽量さに対するデメリットを持っています。
《エスメル》の場合はマナ加速がシールドから行われるという点。シールドとは言ってしまえばHPなので、それを削ってしまうのは相応に大きなリスクとなります。また、多色カードなのもやや取り回しが悪いかな。ただし、シールド・トリガーとして受けになってくれるという明確な強みもあります。
一方、本題の《ステップル》が抱えるデメリットは、破壊されたときにマナゾーンからカードを手札に戻さなくてはならないという点。
例えば2ターン目に《ステップル》を出しても、返しに軽量破壊除去を当てられてしまったら、事実上前のターンをスキップしたことになるので、大きなテンポ・アドバンテージの喪失となります。なんなら《ステップル》使った分手札が減ってる。このため、初動としての質はやや劣るように思えます。
一方で、これはあくまで「破壊された時」能力であるため、破壊以外の除去は問題ないこと、中盤以降はやや受動的な条件ながら「マナゾーンから好きなカードを拾うことができる能力」へと変貌することは注目に値するでしょう。
特に後者は《ザノウハウ》と相性が良く、自軍のフェアリーに対する破壊をセイバー効果を付与した《ステップル》へ変換することで、マナから好きなカードを拾うというそこそこの無法ムーブが可能になりますね。おお、正直あまり《ステップル》を信用していなかったけど、実は凄いやるカードに思えてきたぞ。
比較すると《ザノウハウ》との相性の差で《ステップル》が優位かなー……? ただ両採用も全然ありだし、別に《キユリ》とか《サエポヨX》を併用してもいい気はします。
《ラジオ》を使いたい場合は《エスメル》&《ステップル》(+《ジャスミンの地版》)を採用するのがオススメです。
《探求の絆》
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新カードです。
パッと見では、すでにご紹介した《キユリのASMラジオ》のスノーフェアリー専用版といった具合ですが、実態は結構違います。
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というのも、《探求の絆》は4コストで5コストの強力なフェアリーを設置することができるからですね。
この単騎踏み倒し戦術が強力というのは《ASMラジオ》、もといその元ネタとなっているマジック:ザ・ギャザリングのカードこと《集合した中隊/Collected Company》の精神「1人なら倒されるが、集団なら立ち続けることができる。」のむしろ逆を行っているようにも見える。
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一方で、《探求の絆》で踏み倒したい5コストのフェアリーと言えば《龍后妖精エリカッチュX》や《百景妖精アセビ=アンドロメダ=クシナダ》のような展開のエンジンとなるフェアリーたち。
一見すると反《中隊》的に見えて、その実は非常に《中隊》的なデザインという部分に、カードデザインの面白みを感じますね。
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2ターン目のマナブーストから繋いで3ターン目に極めて強力な展開エンジンを出せるというのは、まさにスノーフェアリーデッキのイノベーションですね。
そもそもスノーフェアリーというデッキ自体が「1人では立ち向かえない強敵に対して、結束して立ち向かう」という非常に《中隊》的なデッキなので、宜なるかな。
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当然、スノーフェアリーの頭数が欲しい場面では《ASMラジオ》互換として運用することもできる。非常に器用なカードです。
あとは地味についているG・ストライクが本当にありがたい。非常に良いカードだと思います。
紹介した《アセビ》や《クロッカス》が収録された「エキサイティング・デュエパ・デッキ アセビと異世界フェアリーたち」(2月15日発売)ともども、2024年度末のデュエマはフェアリーへの理解ある彼くんムーブが凄いですね。
《キユリのASMラジオ》
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いや再録されるんかい。こんにちやしやしって……なんだ……?
もうすでにざっくり言ってしまったので新しく言うことはない……なぁ……。
一応出せたらバリューが高いスノーフェアリーで、かつ有名なのは《怪盗妖精カサブランカ》、《清浄のカルマ インカ》、《同期の妖精》あたりでしょうか。
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このうち《カサブランカ》は現在1枚2000円超えの高額カードになってしまっているのですが、《完璧妖精サエポヨX》などを用いてマナ召喚を多用するタイプのスノーフェアリーデッキでは結構ノイズになるという側面があります。
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マナゾーンから召喚しようとするスノーフェアリーが5色(全文明)扱いになるので、強制的に5マナは払わなければならなくなるわけですね。これはかなりの痛手。
特に《エリカッチュX》をメインエンジンにするとマナが伸びなくなるため、かなり無視できない重たさになります。
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《ラジオ》と《探究の絆》との比較をすると、やはり《エリカッチュX》などの早期着地を狙える分、《探究の絆》に軍配が上がると言わざるを得ません。というか、実際に雛形組んで回してみてるんですけど2体出したい3コスフェアリーがそんないない。《ラジオ》は全然別にクソ強いはずなんだけどな……。
一方で、盤面を稼ぐことがとにかく重要なスノーフェアリーにおいては、2体出しが安定するのは《探究の絆》に勝っている所と言ってよいと思います。《ザノウハウ》のシンパシーもあるしね。
最強のエンジン役である《エリカッチュX》がとにかく浪費家さんなので、実は《眼鏡妖精コモリ》とかそれこそ《ステップル》みたいな純粋なマナリソース補充要員を引っ張ってこれるだけでえらいのかもしれない。
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総じて、《探究の絆》よりは優先度が落ちるけど、1~2枚くらい刺して中盤の盤面形成用に撃つと良い仕事をしてくれるのかな、という気がしています。
やしきずのまわりをついて回っている謎のアカデミックドレス姿の新規スノーフェアリーも出せると良いな。
2月20日現在は他のやしきずカードが判明していないので、パック内で提示される戦法を楽しみにしつつ、今回は一旦これまで。
次回更新の際にまたお会いできたら光栄です。