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※2月4日更新※【#にじデュエマ】ファンデッカスがにじさんじコラボ「異次元の超獣使い」新カードをライバーさんごとに考察してみた【vol.9 夜見れなさん編】
ご挨拶
こんにちは。シァリンです。普段は隅っこの方でいわゆるファンデッキを組んで、たまーにネットに記事を上げてキャッキャさせていただいております。
今回はタイトル通り、2025年3月15日発売のにじさんじコラボパック「異次元の超獣使い」にて収録されるカードを色々と考察していく企画です。
このコラボパックは、モチーフになったライバーさんごとにデザイナーズコンボが成立するように構成されているらしく、せっかくなので各ライバーさん単位で新カード考察をしていきたいと考えています。
新カードや再録カードが公開される度に記事を更新していくつもりなので、推しのライバーさんのデッキではじめてみたい! という新規の方はちょこちょこ覗いていただければ嬉しいなー、と思います。
割とにじさんじはミリしらなので、リスナーさん視点でこういう元ネタがあるよ! ということに気づいた方は教えていただけると幸いです、というコメ乞いをしたところで、お付き合いよろしくお願いします。
この記事では、アイドルマジシャン・夜見れなさんのカードについて考察していきます。
《悪魔聖霊ジェミニアス》
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ウィザーズ(※開発)お前やったな!?!?!?!?
閉廷閉廷!! 書いてあることが頭のてっぺんから爪先まで強すぎる!!
えー、本コラボ一番の激ヤバカードです。まさかこんなのがぶっ込まれるとは思ってもみなかった。1から10まで全部凄いよ。
まずはコスト。デュエマにおいて、6と7以上には天地の差があります。それがこの《巨大設計図》の存在。
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現在は殿堂(1枚制限)すら囁かれている大規模リソース獲得カードです。一番暴れていた時期に比べれば大人しくはなった。
デュエマは手札消費が激しく、手札枚数が有利不利に結構直結するゲームなんですが、このカードはわずか2コストで最大4枚も手札が補充できる超優良ドローソースです。
いや、このカードが発売された2012年は別にそこまで恐ろしいカードではなかったんですよ。コスト7以上のクリーチャーってちゃんとしっかり重いので、デッキにそんなに入れられなかったはずなんですね。
事態が急変したのは2018年。この年に始まったエキスパンション・双極編でツインパクトカードが登場したことで、《巨大設計図》は突如猛烈なバフを受けることとなります。
ツインパクトカードとは、上面にクリーチャー、下面に呪文がついて1枚になっているカード。
ここでは例として《黒豆だんしゃく / 白米男しゃく》を挙げますが、このように序盤は低コストな呪文(初動)として使いながら、終盤にはクリーチャーとして上面を出すというような、1枚2役がこなせるカードが現れたことで、デッキ内を重いクリーチャーで固めることができるようになったわけですね。
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ちなみに、このツインパクトというギミックそれ自体はデュエマでも屈指のアタリ施策となりました。僕も大好きです。
まあそのおかげで《巨大設計図》のように一部バグを起こしたカードが発生したのですが。
なお、《巨大設計図》自身もツインパクト化されていますが、現在は殿堂入りしています。そりゃそうだよ。
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話が長くなりましたが、改めて《ジェミニアス》のコストを見てみましょう。念のために貼り直します。
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《巨大設計図》で回収できるゥ~~~~~!!!!
種族も極めて優秀。何が優秀かと言えば、まあエンジェル・コマンドを何故か持っていることですね。これにより《ギャラクシー・チャージャー》でも回収が可能となっています。こちらもなかなかのガンギマリカードです。なんかこれも《巨大設計図》で回収できるらしいですよ。
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ファンキー・ナイトメアを持っているのでナイト種族サポートも共有できますね。至れり尽くせりかよ。
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さて、それでは本題の能力欄を見てみましょう。
何故かブロッカーを持っています。
《ヘブンズ・ゲート》で出てくるゥ~~~~~~~!!
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ちなみに《巨大設計図》と《ヘブンズ・ゲート》を組み合わせたデッキテーマ【巨大天門】というものが存在していて、2024年4月には「いきなり強いデッキ 守りの王道」として同デッキが500円で発売されました。
全然損をしないどころか爆勝ちする商品なので、Amazonリンクを置いておきますね。
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話を再び《ジェミニアス》に戻すと、出てきたときに相手自身にクリーチャーを2体選ばせて破壊できます。
相手に選択権があるのは一見デメリットに見えつつ、「選ばれない」系効果を持つクリーチャーを破壊させることができるのでちゃんと強いです。
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タップしたときに2枚ハンデスも凄い。タップはアタックやブロックなどで発生する効果なので、タイムラグがあったりや受け身な効果……に見えて2024年度上半期に出た能力「ハイパー化」は自身のクリーチャーをタップできるので、《ヘブンズ・ゲート》から《聖霊超王 H・アルカディアス》と一緒に出して合計4の盤面アドバンテージ差と合計5枚の手札アドバンテージ差をつけながら呪文をロックなんてことができます。つ、強すぎる……。
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と、ここまで《ヘブンズ・ゲート》に寄せた話をしてきましたが、このカードの真価はむしろ最後の能力。
バトルゾーンを離れたときに、墓地から呪文を2枚まで回収することができるところにあります。いやまあ【ヘブンズ・ゲート】で使っても全然めちゃくちゃ強いんですけど。
さて、配信中にも実は名前が挙がっていましたが、世の中にはこんなカードが存在するんですね。
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注目していただきたいのは下面《ナウ・オア・ネバー》。
コスト7以下のクリーチャーを一瞬出して、すぐに引っ込めるという、デュエマに触れていない方には一見何がしたいのかよくわからないであろう呪文です。
これは本来5コストで7コストのクリーチャーの出たとき能力だけを使う、みたいなコンセプトで作られた呪文で、まあ実際そのように使われてました。まあそのように使われた結果強すぎて殿堂入りになったんですが。
余談はさておき、この《ナウ・オア・ネバー》に関するルールとして、撃ち終わった《ナウ・オア・ネバー》が墓地に行ってから、出したクリーチャーの諸々の効果を解決する、というものがあります。
つまり《ナウ・オア・ネバー》で《ジェミニアス》を出し入れすると、《ナウ・オア・ネバー》が墓地に行ってから《ジェミニアス》の離れたとき効果が使えるので、そのまま《ナウ・オア・ネバー》を回収できる上に、追加でもう1枚呪文を墓地から回収できます。意味がわかりません。だって手札1枚増えてんだもん。消失マジック見せられたと思ったら実際に起きていたのは増殖マジックでした。
そして、これまでにご紹介した《巨大設計図》、《ヘブンズ・ゲート》、《ナウ・オア・ネバー》を最大限に悪用することができるデッキテーマこそが【フィオナアカシック】というデッキです。
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【フィオナアカシック】について説明すると《森夢龍 フィオナ・フォレスト》の効果で《完全水中要塞 アカシック3》というカードを出します。そうすると自分は呪文を全部タダで使えるようになるので、あとはなんやかんやループして勝つというデッキですね。
現在の競技環境にはもっと早いループデッキである【マーシャルクイーン】がいますが、十分強力なデッキと言えるでしょう。
一時期《ナウ・オア・ネバー》の殿堂などによって退潮に追い込まれたものの、近年は《剛撃聖霊シェバ・エリクシア》の獲得によって、マナから《フィオナ》を出すというルートを獲得し、再注目されています。
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この《シェバ・エリクシア》の獲得は【フィオナアカシック】に【ヘブンズ・ゲート】パーツを融合するという新時代の戦略を可能にしました。
ここに《ジェミニアス》&《ナウ・オア・ネバー》のパッケージを加えることで、一定の受けを担保しながら同じ呪文を無限に使うループが組めるようになるわけですね。
回す呪文として最有力候補になるのは《アルカディア・スパーク》とかになるのかな……。コイツ自身は《巨大設計図》に引っかからないのが気になるポイントではありますが。
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あ、「殿堂カード多いけどそんなに上手く回るのかな?」って思いました?
基本的にドロー呪文でデッキめちゃくちゃ引くうえに、万一シールドに落ちていたら《デビル・ドレーン》で全部回収できますよ。
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ちなみに僕自身はお気に入りの【ガイアッシュ覇道】をボコボコにされたので【フィオナアカシック】が嫌いです(私怨)。
と、まあここまで【ヘブンズ・ゲート】および【フィオナアカシック】についてを中心に述べてきましたが、公式紹介文を見ると夜見さんのデッキは完全な新機軸の戦略になるみたいですね。どのような戦略になるのか今から楽しみです。
いやそれにしても《ジェミニアス》に書いてあることが凄いから今から震えが止まりません。
《終断γ ドルブロ / ボーンおどり・チャージャー》
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骨(bone)となった死者が帰ってきておどるから「盆(ボーン)踊り」。
デュエマがたわけたカードゲームだと思われちゃう〜
— Yoshiki the Deadman (@Y_Deadman) January 21, 2025
再録カードです。このカード自体の初登場は2022年ですが、元々上面の《ドルブロ》と下面の《ボーンおどり》は独立した別々のカードとして存在していました。それぞれ2016年、2011年のカードです。
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《ドルブロ》は5コスト払って出すには弱く、シールド・トリガーとしてみると若干頼りのない性能ですが、【赤黒ドルマゲドン】では禁断爆発カウンターを起動できる点が評価されていました。
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ただ現在のデュエマではその《ドルマゲドン》を使えるフォーマット(アドバンスといいます)が下火なので、ツインパクト版《ドルブロ》は初動を兼ねつつ最低限の受けを確保する、という目的で採用されることが多いかも?
アタックできるコマンドなので、一応《S級不死 デッドゾーン》などの侵略元になれます。
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バトルに勝っても破壊されてしまう効果は闇文明のブロッカーにちょこちょこあるデメリット能力ですが、そもそも《ドルブロ》はパワーが低いのであんまり関係ないかな。
《ボーンおどり・チャージャー》は山札の上から2枚を墓地に置きつつ、撃ったあとはマナゾーンに行く「チャージャー」効果を持つ呪文。
墓地とマナとでリソースを稼げるので、シンプルにありがたい呪文です。特に自然文明を混ぜずにデッキを組む場合はマナが伸びづらく、また闇文明は墓地を利用する戦術が得意な文明なので、こういう地味なリソース稼ぎが沁みるんだ。
可愛い《ボーンおどり》が増えたぞ!
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ただし、逆に言えばリソースしか稼げないという弱点もあります。また墓地利用が得意と言っても、「墓地から使える」みたいなカードは少数派なので、結局手札も必要になるのが闇文明の難しいところです。
また、1枚のカードが複数の役割が持てるのがツインパクトカードの強みなのですが、すでに述べたように《ドルブロ》がほぼ「シールド・トリガーで来た時くらいしか仕事をしない」、言ってしまえば受け身過ぎるカードであるため、ツインパクトカードの利点が活かしきれていないように思えます。
僕はなんか枠が空いて困った時に「まあ入れとくか……」みたいなノリで突っ込むことが多い。
夜見さんのデッキに絡めて言うのであれば、墓地を2枚肥やしたうえで次のターン5マナに繋がるのが注目ポイントかな。
公式サイトの紹介で「新規踏み倒し呪文」の存在が示唆されているのですが、デュエマの傾向として7コストのクリーチャーを5コストで踏み倒すみたいな呪文が結構存在するというのがあります。《ドラゴンズ・サイン》とか《法と契約の秤》とかね。
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《ドラゴンズ・サイン》は1月21日の社築さんのチャンネルで行われた配信企画において、加賀美社長が持ち込んだデッキにも入ってましたね。
で、この傾向を踏まえれば、5コストで《ジェミニアス》を踏み倒せる何らかの呪文が新カードとして用意されてるんじゃないかなぁ、というのが現在の予想。《ドルブロ》まで含めて考えるなら、闇か光のコスト7以下のコマンドを踏み倒すとか? いや強すぎる気がするけれども……。
墓地から踏み倒すだけとは思えないんですよねー。というのも、そういう効果のカードはすでに挙げた《法と契約の秤》や殿堂カードの《インフェルノ・サイン》が存在しているんですよ。
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デュエマっていわゆるスタン落ちがなく、名前が異なればそれぞれ4枚デッキに積めてしまうので、このレベルで強力なカードを同型再版(同じ効果で別カードとして出すこと)するとは到底思えないんですね。
理想を言うのであれば、光闇の5コスト呪文で「コスト7以下の光または闇のコマンド・クリーチャーを1体、手札または墓地から出す。その後、自分のクリーチャーを1体破壊する」みたいなカードが来てくれると理性保ってそうな顔しながら余裕でブチ壊れる気がします。それ【フィオナアカシック】に全然入るよな。
最後に、《ドルブロ》に隠された真実について皆さんにお伝えしましょうか。
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《ドルブロ》のカード名に、なんだか良くわからない記号みたいなのが入っていますね。「ガンマ」とルビが振られているヤツです。
これは禁断文字といい、デュエマ背景ストーリーの舞台である「超獣世界」の超古代文字という設定の創作文字。基本的にアルファベットに対応しており、禁断文字だけで書かれたカードなんていうのもあったりします。
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で、ここで大元の《ドルブロ》くんのイラストを見ていただくと、なにやら禁断文字がまわりに浮かんでいることがわかるでしょうか。
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先ほど申し上げたとおり、禁断文字はアルファベットに対応しております。
有志が解読表を作ってくれているので、それに基づいてこの文字を解読すると浮かび上がってくるのが――。
「W」「I」「X」「O」「S」「S」。
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デュエマがたわけたカードゲームだと思われちゃう〜
— Yoshiki the Deadman (@Y_Deadman) January 21, 2025
ちなみに夜見れなさんはWIXOSSともコラボなさっていますね。なんでそういうとこだけ真面目なんだ、Wizards of the Coast。
《幻双の絆》
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新カードです。かわいい(KONAMI)。
光のコスト7以下のエンジェル・コマンドと闇のコスト7以下のデーモン・コマンドを1体ずつ、それぞれ手札と墓地から踏み倒せる呪文です。《ヘブンズ・ゲート》の変化球みたいなヤツですね。デュエマでは呪文の効果は上から順番に処理するというルールがあるので、出す順番がエンジェル→デーモン固定になるのは一応注意。
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カタログスペックは非常に高く、実際強力な呪文ではあると思います。6コストで14コスト分使えるわけですし。
ただ、僕は少し懐疑的な印象です。いや強いんですけどね?
まず、これってフルスペックを発揮するためには手札と墓地という2種類のリソースをしっかり稼がないといけないんですよね。この要求がまずかなり重たいなぁ、という印象です。
特に墓地が難しくて、デュエマの墓地リソース稼ぎって枚数をどかっと稼げるのは闇文明だけど、狙ったカードを墓地に落とすのが得意なのは水文明なんですよ。「○枚引いて△枚落とす」系の、ルーターと言われるタイプの効果ですね。
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で、《幻双の絆》は蘇生カードなので、どちらかというと後者のタイプ、水文明が得意な方の墓地稼ぎが重要になります。そうじゃないと狙ったカード蘇生できないですからね。でもこのカード水文明持ってないんですよ。
いやまあ水文明足した構築で使えば良いだけと言えばそれはそうだけど、その上で「ドローが得意な水文明のカード」と「墓地肥やしが得意な水文明のカード」ってあまり被らないんだよな。
で、仮にこれを光闇だけで組もうとすると、今度は狙ったカードを墓地に落としづらいから《幻双の絆》のどちらの効果でも出せるクリーチャーを多めに積みたくなります。
で、それに該当するのってどんなヤツなのって話なんですけど、簡単に調べた限りは《ジェミニアス》以外だと現状こんな感じ。
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これ、デュエマやってる人には伝わると思うんですが正直「う、う~~~~ん……」となるメンツです。一応《月と破壊と魔王と天使》をはじめとする月光王国のクリーチャー同士ならシナジーは形成してくれるのかな……。さすがに《デスサイズ》は論外に近いけど。
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この文明の性質(カラーパイといいます)と種族・コスト指定がとにかく厄介。というか、エンジェル・コマンドで強力なクリーチャーって大抵ブロッカー持ってるので正直「《ヘブンズ・ゲート》のほうがよくね……?」という感覚がどうしても拭えないんですよね……。あっちなら手札を集めることに注力すれば良い上に、《ジェミニアス》と《H・アルカディアス》を同時に出せるし。
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あと、こういう呪文使うのが得意そうな《聖霊左神ジャスティス》に対応していないのも個人的には結構首をひねりたくなるポイント。アイツ、無色だから光文明じゃないんだよな……《ジャスティス》からは撃てるけど、《ジャスティス》を出せないのは結構歯がゆい。
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いやまあ7以下にしないと《聖魔連結王 ドルファディロム》が出てきて理不尽力が高くなっちゃうから分かるんですよ。でも、なんか文明指定は外してくれても良かったんじゃないかなー……?
もしくは種族指定を「コマンド」だけにするとかさ。《ドルブロ》出せないのは話が違うと思うんですよね。というか《ボーン踊り》から繋がらないじゃん。
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あんまり欠点ばかりつついてもしょうがないので良い点に目を向けると、進化クリーチャーでも出せるのは嬉しいところですね。あとは要求値は他のカードとかでなんとかできるならかなりいろんなコンボを考えることはできます。
シールド・トリガーとしてみてもブロッカーの多いエンジェル・コマンドや破壊能力を多く持つデーモン・コマンドが対象なので、片方出てくればそれはそれで十分な気もする。《オルゼキア》とか使い回してみたいよね。
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あとこれは言いたいだけですけど、《ライトデュエル》と《ダークマスターズ》を同時に踏み倒して「これがデュエル・マスターズじゃああ!!」と言うこともできる。
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そもそも、上記でつついた問題点もあくまで「フルスペック発揮するためのリソース足りる?」っていう話であって、ゲーム終盤になるほど出力の信頼性は高くなっていくとも言い換えることができます。
そういう意味でも、《幻双の絆》は「早期に頑張って使って2体出す」っていうよりかは「終盤に最後の一押しをする」みたいな意識で使うと使いやすいんじゃないかなぁ、という印象です。何度も言いますけど、カタログスペック自体は滅茶苦茶高いですからねこのカード。
あと、そもそもこれらの評価ってまだカード公開途中での評価なので、今後見えていくカード次第では全然話は変わっていくよね、という。僕に限らずですけど、鵜呑みにせずにいろんな人の意見や、自分でもカードを調べたりして使い道を探してみてくださいね。
2月4日現在は他の鳩さんカードが判明していないので、パック内で提示される戦法を楽しみにしつつ、今回は一旦これまで。
次回更新の際にまたお会いできたら光栄です。