家電の価格競争の実際
食洗機の買い替えにあたり、お店やネットショップをいろいろ見て回りました。
その中で、ああ、お店はこうやって住み分けをしているのだなぁと思ったことがありましたので、書いてみます。
必要な機能などを特定し、あるメーカーの特定の機種を買うことにしました。どこで買うかの検討に、価格や現在使っているものの引き取りをしてくれるかなどを調べたところ、以下のような結果となりました。
ネット 最低価格 3万円(ポイント1%還元、送料無料、使用中の機種の引き取り不可)
店舗価格(ある量販店)価格 4万7千円(ポイント10%還元、送料無料、使用中の機種の引き取り無料)
同じ量販店のネット店舗価格 3万5千円(ポイント10%還元、送料無料)
価格設定、結構違っていることがわかります。
これを見ると、量販店のポイント10%還元って、価格にその分織り込み済みなんですよ。つまり、財務諸表の損益計算書を嵩増ししてあるというふうにも言えますね。
この量販店の店頭で、ネットの最低価格を提示して価格相談してみたところ、店員さんが一度裏まで確認に行ってくださいましたが、「(当該量販店)のネット価格までなら下げます。それ以上は下げられません」と言われました。
なお、食洗機は粗大ごみで出せることがわかりました(自治体によります)ので、引き取りの有無はどちらでもよいことになりました。
となると、必要な比較ポイントは、価格(ポイントを加味した正味)のみになってしまい、店舗で買う理由はなくなりましたので、ネットで注文し、無事、到着しました。
ポイント還元が手厚くても、そもそもの価格設定が高い、つまり、価格に還元分が含まれているのですよね。
食洗機ではありませんが、価格コムで、価格コムだけのお得感を出している商品がありますが、よく比較すると、そもそもの価格設定が高くされていることが複数ありました。全部ではないと思いたいですが、よく検討する必要があります。
アマゾンでも、欲しいヘアスタイリング剤がお店にないので、5本まとめ買いをしようとしたときに、ちょっとずるいなぁと思ったことがありました。単品x5本でかごに入れたら、横に、5本セットのものが提案されてきたので、そちらに変更して購入手続きを進むと、最後の最後の画面で急に送料が提示されて、結果、一本当たりの送料込みの値段は上がるという、なんともまやかしとも受け取れるしくみが埋め込まれておりました。結果、単品x5本で注文しましたが。
個人的な感想ですが、このような細工があちらこちらに埋め込まれているので、気を付けましょう。